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『小さな恋のうた』(MONGOL800)の音域と感想

こんにちは。今回はMONGOL800の『小さな恋のうた』(2001)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。

『小さな恋のうた』(MONGOL800)、Chiisana Koi no Uta


【地声最低音】mid1A#(A#2)  

★響[くは遠]く 遥か彼方へ


【地声最高音】mid2G#(G#4)  

★ほら あなたにとって だm2F#[い][なひ]mid2G#[と]ほど(サビ)
★ほら ほら ほら[あ]mid2F#[あ]あああああ 響け恋の歌
★夢ならば覚めないで 夢ならば覚[め]2F#[な][いで][ー](Cメロ)


【補足】その他のmid2F#の箇所

★言葉にできず ただmid2F#[抱]きしめる ただ[抱]きしめる(2番)


『小さな恋のうた』(MONGOL800)









 まず、『小さな恋のうた』についてです。この楽曲は3人組のパンクロックバンドMONGOL800により2001年にリリースされた楽曲です。アルバム『MESSAGE』のリード曲ですが、もう一つのリード曲である『あなたに』とともに当時から非常に人気のあった楽曲でした。こうした人気も相まって、アルバム自体は約280万枚ものセールスを記録しました。2000年代以降にリリースされた男性アーティストのオリジナルアルバムでは1位の売上を記録しています。また、『小さな恋のうた』は男女問わず様々なアーティストにもカバーされています。
 さて、『小さな恋のうた』のサウンドについてですが、パンク、メロディックハードコアなどに分類されるようなサウンドです。非常にノリの良いギターサウンドです。
 ちなみにこの『小さな恋のうた』の歌メロディーはいわゆる「ヨナ抜き音階」に近い形になっております。例えばサビの部分ですが、「ほら あなたにとって大事な人ほど すぐそばにいの」のフレーズ。太字の「る」以外がそうです。星野源さんの『恋』も完全なヨナ抜きでないもののほぼヨナ抜きの形だったと記憶しています。この楽曲が多くに人の耳に今も届き続ける一つの要因とも言えるかもしれません。

 歌詞についてですが、ラブソングです。抽象的な表現というより、むしろ非常に分かりやすい歌詞内容であります。、多くの人の共感を呼ぶのではないでしょうか。
 また、「ほら あなたにとって大事な人ほど すぐそばにいるの ただ あなたにだけ届いて欲しい 響け恋の歌」というサビの歌詞ですが、これは非常にユニセックスな表現です。「男が力強く守り、女が優しく包み込む」などのような性差を感じさせるような歌詞ではありません。そうした要因も長く愛される要因の一つではないかと思います。男女問わずカバーされ続けることもそうした性差を感じさせない歌詞内容というものがあるのではないでしょうか。



 
 さて、『小さな恋のうた』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#2) ~【地声最高音】mid2G#(G#4) でメロディーが構成されております。図を見ると一般的な男性の音域でありますが、低音部はかなりきついです。

 具体的に図には表されていませんが、『小さな恋のうた』は低音部が非常に頻出する楽曲です。サビの直前まではかなり低い音域でメロディーが進行します。よって、低音域が苦手な方はキーを上げるという選択肢もありえると思います。
 例えば、『小さな恋のうた』をカバーする歌い手の天月さんは原曲よりも2つ高いキー(♯2)で歌っております。具体的にはmid1C~hiA#という音域になります。高音域が得意な男性はこちらの方が参考になるかもしれません。

 さて、『小さな恋のうた』ですが、必ずしも高音域が目立つ楽曲ではありません。しかし、サビの部分はmid2F#,mid2G#といった音階が登場します。この部分を滑らかに歌えることが楽曲を歌いこなす鍵でもあります。この音階は一般的な男性であれば克服しやすいキーでもあります。高音部が歌いにくいという方は練習を重ねることで形になっていきやすいと思います。

 ただ、この『小さな恋のうた』は先にも述べましたように低音域が非常に目立つ曲です。それゆえに中高音域の練習には必ずしも向かないかもしれません。その点だけは留意しておいてください。

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