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『7 Girls War』(Wake Up, Girls!)の音域

 こんにちは。今回はWake Up, Girls!の『7 Girls War』(2014)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。


『7 Girls War』(Wake Up, Girls!)
『7 Girls War』(Wake Up, Girls!)の音域







【地声最低音】mid2A(A3) 

★私たちm2A[に]任せてm2GF#[よ]み]んな【Aメロ】
★何にでも変m2B[わ]れる
★しょm2B{う]じょは[今]目覚める【Bメロ】  


【地声最高音】hiC#(C#5) ※全体で24回

m2B[お]おきく大hiA#hiBhiC#地[き[く[Chan]ging【サビ】
★勇気出してhiA#BhiC#[い[っ[ぽ]踏]み][す]
★(焦ってる訳じゃない)hiC#B[け]ど]
hiB[もっ]とつ[よhiC#[く] C#[お]も]いを込C#hiC[め]て]
★なhiABhiC#[み[だ流すと[き][も][る]【Dメロ】
★でhiAhiB[も[ね一]緒に流し[た][みhiC#B[だ]は]
★七つの星に変hiBA[わ]る] [輝A#[け!] A#BhiC#[かが[や[け]


【補足】hiAhiB辺りを含むフレーズ一覧

m2G[どんなヘ]ビーなもんだhiA地[い]で]も【Aメロ】
★せけm2B[ん]知らずなんて言わせhiAm2G[ない]か]【Bメロ】
★しm2G[あ]わせつかむhiBA[た]め] AhiA#[Take [Off!]
hiBA#2G#[それは]ら]く]じゃm2B[な]2G#[け]【サビ】
hiB[だっ]てきBA#[み]が] [そ]ばにいるかB[ら]
★あhiB[し]たは B[きっと]Shi[ning [Star]A#hiB
m2B[悔]hiBA[さ]に][え]る時もある【Dメロ】

 まず、『7 Girls War』についてです。この楽曲は、2014年に女性声優ユニットWake Up, Girls!によりリリースされたシングル作品です。同ユニットのデビューシングルで、テレビアニメ『Wake Up, Girls!』のオープニングテーマとして書き下ろされました。作詞は辛矢凡さん、作曲・編曲は神前暁(MONACA)・田中秀和(MONACA)さんによりなされました。


 『7 Girls War』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としては高めのレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
 今回の楽曲は、Aメロ⇒Bメロ⇒サビと歌メロが盛り上がっていき、サビで中高音が多いです。サビではhiBやhiC#辺りが多いため、女性としては高めであると私は分析しました。低音については大よそ標準的です。こうした特徴から、ソロで歌唱する場合は、「中高音が得意な女性」が原キーにマッチしやすい曲です。
 近年のアイドル曲は、男女問わず歌メロが断続的に続くため、ソロだと息継ぎが難しいものが多いです。ただ、今回の『7 Girls War』については、歌メロに余白があるため、ソロで歌うことも可能なのではないかと私は分析しています。

 男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから6つ程度下げてみてください。今回は女性曲としてもそれなりに高いため、「高音域が非常に得意な男性」についてもいくらかキーを下げた方が歌いやすいと推測されます。



 最後に『7 Girls War』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid2AはAメロで登場します。登場回数は少なめです。このmid2Aに次ぐ低音としてはmid2Bであり、こちらはそれなりに頻度が多いです。大よそ標準的ですが、「高音域が非常に得意な女性」などは少しキーを上げてもよいかもしれません。

 次に、地声最高音hiC#サビを中心に24回と多いです。このhiC#に次ぐ地声高音としては、hiBがピークとなる場面が全体で32回、hiA#が9回、hiAが11回登場します。こうした点を考慮すると、女性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから1~3つ程度下げてみてください。


 『7 Girls War』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ビギナー向けの調整も可能だと思いますが、人によっては少し歌いにくい部分も出てくるかもしれません。その点は留意しておいてください。
 今回の楽曲は、メロやリズムなどは比較的分かりやすいです。ただ、Bメロ⇒サビ、サビ⇒2番Aメロなどで転調が行われるため、音程に注意したいです(特に【サビ⇒2番Aメロ】は展開が早い)。ただ、最近のアイドル曲と比較すると歌メロに若干ゆとりがあります。そのため、音域がマッチするのであれば、1人での練習曲やカラオケにもよいと思います。

 『7 Girls War』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiC#といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビ辺りでこれらが特に多いです。ただ、今回はギターソロなどの間奏があるため、その点で少しゆとりがあります。一方、低音域はmid2Aで大よそ標準的です。
 こうした点を考慮すると、「標準より高め~高音域が非常に得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。ただ、原曲は7人のボーカル曲ですので、複数人で歌うというのもよいかもしれません。

【まとめ】

①サビで中高音が多い
②原キーだと「標準より高め~高音域が非常に得意な女性」に合いそう(ソロの場合)
③アイドル曲として珍しくソロでの歌唱も可能
④音域が合うならば、練習曲やカラオケ向き
⑤要所で転調するので、音程には注意したい

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コメント

  1. 名古屋のツチノコ より:

    ずっと待ってました、催促みたいになってすいません
    個人的には…ぼざろの後に後追いで知ったグループなのですが、やはりよっぴーのオタクには最重要コンテンツだと思います 個人的すぎてもりっしーさんには関係ないかもしれませんが、多分経緯を調べたらわかるかと
    でもって、音域のサイトなのでそこに触れると、男性が歌うには超絶かなりムズいと思います
    それこそ結束バンドとキーはさして変わらないのに歌唱ニュアンスが無理すぎるな、と(男性が高音出すロック的な出し方が全く合わない)
    もう一曲リクエストしていますが、気長に待つのでお蔵入りはしない方向をお願いしたいなと思います

    • もりっしー より:

      違ってたら申し訳ないですが、青山さんDメロのソロパート歌ってらっしゃいますよね
      確か合唱部に所属してたので、その辺のニュアンスと近くて
      歌い慣れている感じがしました
      そうした歌い方とかも参考になるかもしれませんね
      ぼっちのへにょへにょな歌い方は、青山さんも難しいと仰ってたと思います

      • 名古屋のツチノコ より:

        サビはユニゾンだけど割とソロパートの多いグループですし、リーダーなので重要な場所任されてる印象です。
        自分アニソンのアイドル聞くの初めてだったのですが、普通に楽曲がいいんですよね(キタニ氏も同じように言ってました)
        でもって、DAMでは最高音がhiEになっておりました(最初の掛け声が採点対象の為)
        こんな辛いのにhiC#なのか……と知れてよかったです