『どんなときも』(槇原敬之)

【地声最低音】mid1F(F3)
★m1G#[ぼ]くの[せな]か[は1F#–m1F[じぶ[ん]が]【Aメロ】
★おm2D#[もうよ]りしょうじm1G#[きかい]
★不安になっm1G#[て] m1F#[しま]うよ]
★m1G#[あの]泥だら[けの]ス[ニー1F#–m1F[カ[ー]じゃ]【Bメロ】
★m1F#–G#[ぼ]く]かもしれ1G#–F#^[な[い]け[ぇど])
★言えるきm2A#[も]ち抱きしめ[てm1F#–G#[た]い]【サビ】
【地声最高音】hiA#(A#4) ※サビで計6回
★僕が僕F–F#–m2G#–hiA#[ら[し[く[あ]る]た]め]F#[に]【サビ】
【補足】mid2F~mid2F#を含むフレーズ一覧
★誰かm2F#[に] m2D#[聞]かなF#[きゃ]【Aメロ】
★m1F#–m2D#–m2F[追[い越せな[い]のm2F#地L[は]【Bメロ】
★2D#–F–m2F#[で[ん[しゃでも]じ]か]ん[で]もなm1F#[く]
☆m2F#–F^[どんなと]き[も]) F#–F[どんなと]き[も])【サビ】
★m2F#–F–D#[好きな]も]の]は好きF#[と]
※☆に代表されるようにサビでmid2F#が超頻出
★誰かm2F#[に] m2D#[聞]かなF#[きゃ]【Aメロ】
★m1F#–m2D#–m2F[追[い越せな[い]のm2F#地L[は]【Bメロ】
★2D#–F–m2F#[で[ん[しゃでも]じ]か]ん[で]もなm1F#[く]
☆m2F#–F^[どんなと]き[も]) F#–F[どんなと]き[も])【サビ】
★m2F#–F–D#[好きな]も]の]は好きF#[と]
※☆に代表されるようにサビでmid2F#が超頻出
まず、『どんなときも』についてです。この楽曲は、1991年に男性シンガーソングライターの槇原敬之さんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発売された『君は誰と幸せなあくびをしますか。』に初収録されました。
『どんなときも』は槇原敬之さんの出世作であり、自身最大のヒット曲です(提供曲では『世界に一つだけの花』などのヒットもあります)。楽曲は出荷ベースで200万枚を超えるメガヒットとなり、その年を代表するシングル作品となりました。また、配信やストリーミングでもロングヒットし続けており、今も長く愛される名作としてテレビ番組などでも多く取り上げられています(2023年にストリーミングでもゴールド認定がなされました)。
『どんなときも』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲はAメロBメロサビと中高音が登場し、特にサビが高いです。槇原さんのハイトーンが美しい作品ですが、低音の頻度も全体的に高いため、低音~高音まで気を抜かずに歌唱したいです。ただ、低音についてはmid1F程度と男性曲高いため、「中高音域が得意な男性」の方がマッチしやすいと想定されます。
女性が同曲を歌唱する場合、通常は少しキーを上げた方が歌いやすいです。今回は最低音がmid1F程度で男性曲としては高めですが、mid1F~mid1G#の登場回数が多いです。そのため、女性にとってはそれなりに低音感がある曲だと想定されます。一つの目安ですが、原曲キーから2~5つ程度上げてみてください。
今回の楽曲は男性曲としては低音が高いため、「低音が非常に得意な女性(男声と近似するような中低音寄りの声域)」だと原キーが合う可能性があります。ただ、割合としてはかなり少ないと私は想定しています。
最後に『どんなときも』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1FはAメロとBメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、今回はmid1F~mid1G#辺りが比較的多いため、「女声域に近似するような高音男性」などは少し気を付けたいです(場合によっては少しキーを上げるのもよいかも)。
次に、地声最高音hiA#はサビで計6回登場します。このhiA#に次ぐ地声高音としてはmid2F#がピークとなる場面が全体で43~51回、mid2Fが5回登場します。mid2F#の登場回数などを考慮すると、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと私は分析しています。一つの目安ですが、原曲キーから2~4つ程度下げてみてください。
※mid2F#の登場回数が43~51回と差を設けているのは、Aメロの部分についてです。ここは原曲だと一部で裏声っぽいニュアンスを感じたので、43~51回と差を設けています。最近のJ-POPの歌い方を考えると、「Aメロのmid2F#は裏声」で統一するのもよいかもしれません。
『どんなときも』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回の楽曲は音域がそれなりに広いため、ビギナーなどは一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。
今回の楽曲はメロやリズムは分かりやすいです。音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにおススメです。同曲はメロディーのよさに定評があり、槇原さんの歌唱表現なども美しいです。カラオケなどで歌いこなせると気持ちよさそうです。
『どんなときも』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~hiA#といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は特にmid2F#辺りが多く、サビでは特に頻出します。一方、低音もAメロ~サビまで広く登場するため、気を抜けませんが、男声としてはやや高いレンジです。
こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①男性曲としては中高音寄り。低音も意外と多い
②原キーだと「高音域が得意(or非常に得意)な男性」向け
③高音の美しさが注目されるが、中低音も要所で登場するので注意
④メロのよさが際立つ名曲。音域がやや広いが、練習曲におススメ
コメント
女性がmid1F~G#あたりを出し続けるのってやはり大変なのでしょうか、(割合的に少ないと書かれているので)
何となくの印象だと女性の低音域って個人差が少なさそうなイメージです
ですが、男で高音域に寄ってる人でも意外と低さは感じる気はします
低音が得意な人だと出なくはないのですが、
「m1F~m1G#辺りがずっと続く」みたいになると結構人を選ぶと思います
私なりの印象ですが、女性にとってのm1G#-m2A⇒男性にとってのm1E-Fくらいの感覚ですね
この曲は低音が意外と多いので、例えばMFSとかが歌える男性だと
少し辛い可能性があります
なんとなく男性プラス5くらいの印象はあります、mid1域後半が安定して出せる人は女性にしては低い声が安定してると言えそうですね
話は変わりますが、もりっしーさんはギターを使って調査をしてるとのことですが、このブログをやるようになって耳で聞いただけで音域特定しやすくなりましたか?
あと、リクエスト増えすぎたから?なのか自選曲が最近あまりないですが、自分が気に入った曲を(記事にするかは別にして)気になって調査することはまだあるのでしょうか?
音域調査しても音程特定は未だに特定できませんね笑
特に初見の歌手だと全然分からないですね
絶対音感鍛えられないです
ただ、「この歌手は過去曲だとこれくらいだから、この曲はこれくらいか」
みたいな感じで目星はつくようにはなりました
自選曲は時々記事にしてるのですが
月に1回あるかないかくらいなので
ほとんどもう記事本文には入れなくなりましたね
直近だとZIGGYの「GLORIA」が自選曲ですね
以前にABCがカバーしたと知って、歌い方も少しVっぽいので記事にしてみました
自分が気になった曲は普通に調査してます
自分が気になって調べてるだけので、細かくは調べずにざっくりですね