『勿忘』(Awesome City Club)、Wasurena(Awesome City Club)
【地声最低音】mid1B(B2),mid2B(B3)
★例えば今君が その瞳m1B[濡]らしていたとしても
★呼ぶ声m1B[は]もう聞こえB[な]い
※女性パートのmid2Bは要所要所で多く登場します。
【地声最高音】hiA(A4),hiE(E5)
★(巡り巡る)運hiA地[命]m2G#[を]F#[ぉ超]A[え]G#[て]【サビ】
★m2G#[こ]hiA地[の][恋]m2F#[を] G#[ひ]F#[と]つずつ束ねいて【ラストサビ】
★m2G#[こ]hiA地[の][恋]m2F#[を] G#[ひ]F#[と]つずつ束ねいて【ラストサビ】
☆hiC#[散]hiB[って]hiE[し]hiD#[ま]B[い]そうな心に【2番Bメロ[女性]】
※女性パートのhiEは裏声でも良い。男性パートも通常サビのhiAは裏声でも違和感は少ない
【裏声最高音】hiC#(C#5)
★めhiC#裏[ぐ]hiB[り]めB[ぐ]hiA[る](運命を超えて)【サビ[男性]】
★はhiC#裏[な]hiB[ぁた]hiA[ば]m2G#[を]
【補足】mid2F#(一部略)~hiC#辺りを含むフレーズ一覧
★はるのかm2F#[ぜを]m2G#[待]F#[つ]あの花のように【サビ】
★君m2G#[とい]うひかm2F#[りが]あるのF#[な]ら
☆願いhiA[が]hiB[か]なうのなら【2番Aメロ[女性]】
☆ふたhiA[り]hiB[の]A[世]界また生きてみたい
☆覚hiB[え]たてB[の]愛のhiC#[う]B[つ]くしさを【2番Bメロ[女]】
☆hiB[ねぇ] 咲hiC#[か]せて
☆触れhiB[ら]hiC#[れ]B[なく]ても(中略) 忘れなhiC#[い]B[よ]【Cメロ[女]】
★m2G#[お]m2F#[も]い煩っても【Cメロ[男]】
まず、Awesome City Club(オーサム・シティ・クラブ)について少し説明します。オーサムことAwesome City Clubは2013年結成、2015年にメジャーデビューした3人組バンドです。元々は5人組のバンドでありました。ジャンルとしては、ファンクやダンスミュージックなどをベースにしたしたロックであります。男女のツインボーカルであり、その点でも特徴的です。
Awesome City Clubの楽曲としては、カラオケでは『勿忘』、『今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる』などが人気です。私自身は、『アウトサイダー』、『ダンシングファイター』といった曲も好きです。シティ・ポップなどに分類されることもあり、オシャレなアレンジのものが多い印象です。今年に入り、『勿忘』が大きなヒットを記録したため、知名度が急上昇しております。
さて、『勿忘』(わすれな)についてです。この楽曲は、2021年に公開された映画『花束みたいな恋をした』のインスパイアソングとして書き下ろされました。同年にリリースされたアルバム『Grower』の1曲目に収録されております。
『勿忘』は同映画を視聴し感銘を受けたAwesome City Clubが制作したものであり、主題歌というわけではないようです。ただ、同映画を象徴する楽曲となっており、注目が集まりました。メンバーのPORINさんは本人役で、映画に出演しているようです。
『勿忘』はAwesome City Clubの公式チャンネルでMVが公開され、1か月で600万回以上の再生回数を記録しています。
『勿忘』はストリングスなどがフィーチャーされたスローナンバーです。私のイメージとしては、オーサムははファンクなどのアップテンポナンバーなどが念頭にあったのですが、少し毛の色が違うようにも感じました(楽曲自体は非常に素晴らしかったです)。
『勿忘』の音域的な特徴についてです。男女ともに一般的な声域よりやや高めのレンジで歌メロが作られております。一般的にはキーを少し下げた方が歌いやすいかもしれません。また、裏声を上手く使うと、原曲キーでも歌い易くなるのではないかと思います(歌い慣れていることが前提になります)。
さて、『勿忘』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2),mid2B~【地声最高音】hiA(A4),hiE(E5)、【裏声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男女の音域よりも少し高めです。以下、見てきます。
まず、男性の地声最高音hiAについてですが、サビで登場します。この辺りは一般的には高めなので、少しキーを下げてもよいと思います。また、hiA部分を裏声で歌うのも良いかもしれません。可能であれば、ラストサビのhiAは地声で歌うと迫力が出やすいです。
一方、女性の地声最高音hiEは2番Bメロで登場します。hiEは一般的な女性の声域としては高めになります。ただ、楽曲のニュアンスなどを考えると、hiEは裏声気味でも違和感は少ないです。目安としてhiC#辺りを安定してはっきり使いこなせると形になりやすいと思います(副旋律については、今回は分析の対象から外しております)。
『勿忘』は低音域に少し余裕があるため、キーの調整は可能です。ただ、大きなキー調整は難しいですので、その点は留意しておいてください。一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいと思います。ビギナーにはやはり難しく、歌い慣れた人向けの作品といえると思います。
同曲は、コーラスワークなども含めると、難易度としてはやや難しめになるのではないかと思います。ハードルは高いですが、上手く歌いこなせるとカッコいいと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
個人的にはawesome city clubはシティポップといった感じの曲が好きですね。
『アウトサイダー』などはよく聴きますが、『勿忘』は「うーん…」と言った感じでした…笑
コメントありがとうございます。
私は勿忘好きでしたが、これまでの作品とは少し毛の色が違う感じはしますよね。
そうなんですよね。嫌いな曲というわけではないのですが、awesome city clubっぽさがないという感じですね