なお、『FIRE』は、記事が投稿された2021年9月5日現在、カラオケでは配信されておりません。ただ、同ユニットの過去の作品を見る限り、近いうちにカラオケなどでも楽しめるのではないかと思います。その点は、留意しておいてください。
『FIRE』(HIKAKIN & SEIKIN)
【地声最低音】mid1C#(C#3)
★(どんな時も大切に) まm1D#[も]m1C#[り][つ]づけて生き[て]C#[きた]【Aメロ】
【地声最高音】mid2G#(G#4) ※曲全体で7回
★So m2G#[wo] m2F#[oh] m2F[oh!] 誰よりF[も]【通常サビ】
★ともm2D#[せ]ぐ[れ]m2F[ん]m2G#[の火]【Bメロ】
★ 崩m2G#[れ]m2F#[た こ]m2F[こ]ろ 笑顔のうF#[ら][に]【Cメロ】
【補足】mid2D#(一部のみ)~mid2F#を含むフレーズ一覧
★m2F[あ]かくあつF[い]m2F#[お][も]い握[り]締め【通常サビ】
★生まれたあの日僕に 与えられた小m2D#[さな]m2F[火]【Aメロ】
★m2F[ど]m2D#[ん]な時も大切に 守り続けて生きてきた
★閉じ込め走る 己だけをm2D#[ぉ]m2F[し][ん]じD#[て]【Bメロ】
☆もっと熱く高く叫べ壊せ So Fire! (Fire) (Iʼm On Fi[re]lowG#)【1番サビ最後】<
★揺れm2D#[る] 渦m2F[巻]D#[く] 独り【Cメロ】
★燃えm2D[上が]れ[ほ]のおのように【ラストサビ[転調+1]】
★m2D[舞い]上[が]れ遥[か]な[そ]m2E[ら]m2F#[へ]
★m2F#[きっと]たm2E[ど]F#[り][着]けるはE[ず]さ
★もっと熱く高く叫m2E[べ]こ[わ]m2F#[せ] [So Fi]re!
※☆の部分のlowG#はカラオケなどでは採点対象にならないかもですが、特徴的な点ですので、今回記載しました。
まず、YouTuberとして名高いSEIKINさんとHIKAKINさんの音楽面での活動についてについて少し説明します。
まず、SEIKIN(セイキン)さんは、高校時代などはアカペラグループなどで活動しておりました。弟のHIKAKINさんの影響もあり、自ら作詞作曲およびアカペラを務めた動画でYouTuberとして動画投稿を開始します。歌手としては、単独名義で『Just Do It Now』などをリリースしました。また、のちに紹介する楽曲などの作詞作曲も担当しておりおります。
一方、HIKAKIN(ヒカキン)さんは、小学生時代にTV番組の影響でヒューマンビートボックスに興味を持ち始めます。YouTuberとして活動する中で、2010年に『スーパーマリオブラザーズ』シリーズの音楽をメドレーにしたビートボックス動画が反響を呼び、知名度が大きく上昇しました。エアロスミスやアリアナ・グランデなどとも共演を果たします。
2015年には、HIKAKIN & SEIKIN名義で『YouTubeテーマソング』を発表、その後も『雑草』、『今』、『光』といった楽曲を発表していきます。これらの楽曲は、主にEDMなどのデジタルポップ調であります。兄のSEIKINさんが作詞作曲しており、編曲はTeddyLoid(テディロイド)さんが担当しております。楽曲は、いずれもYouTubeで多くの再生回数を記録しており、2021年9月現在、『YouTubeテーマソング』は1億1000万回、『雑草』は5000万回を超えております。また、ミュージックステーションにも出演を果たしております。
さて、『FIRE』(ファイア)についてです。この楽曲は、2021年にHIKAKIN & SEIKINによりリリースされたシングル作品です。現在のところ、配信限定のシングルであり、アルバムなどには未収録であります。
同曲は、HIKAKINさんのYouTubeチャンネル「HikakinTV」の開設10周年を記念して制作されました。「HikakinTV」で公開されたMVは既に1000万回近い再生回数を記録しております。『FIRE』というタイトルということもあり、MVでは炎が強調されております。メイキングビデオなどを見ても、非常に勢いを感じます。
『FIRE』はアップテンポのデジタルポップナンバーです。頭サビで歌メロが始まり、AメロBメロサビへと展開していきます。全体として非常に心地よく、踊りたくなるようなサウンドとメロディーです。演奏時間も4分弱と比較的コンパクトです。
同曲は、ラストのサビでは転調が行われ、キーが1つ上がり(#1)ますので、カラオケなどの際は注意してください。作詞作曲はSEIKINさん、編曲はTeddyLoidさんにより行われております。TeddyLoidさんのアレンジされた楽曲については、当ブログでは、以前にAdoさんの『踊』(過去記事)を取り上げました。
『FIRE』の音域的な特徴についてです。同曲は、大よそ一般的な男性の声域の範囲内、もしくはやや高めで作られております。地声最高音としてmid2G#が7回登場するので、少しキーを下げてもよいと思います。メロについては、難しい部分は多くないですが、Bメロ⇒サビに変わる瞬間は息継ぎをするタイミングが少なく、やや大変かもしれません。
同曲は、ラストサビで転調が行われ、キーが1つ上がります(#1)。ラストのサビでキーが上がると、大抵そこが最高音になることが多いのですが、この楽曲は、通常のサビ等に最高音が来る珍しいパターンです。こうしたアレンジ面にについても、私自身は非常に印象に残りました。
最後に『FIRE』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C#(C#3)~【地声最高音】mid2G#(G#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりもやや高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最高音mid2G#については、Bメロや通常のサビなどで登場します。曲全体で7回程度で多くは無いです。ただ、mid2G#は一般的な男性のボーダーともいえる音階であり、この辺りから歌い慣れた人であっても発声がスムーズに行きにくくなります。後述しますが、同曲は中高音域の登場回数も多いですので、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいと思います。目安として、原曲キーから1~2つ程度を下げてみてください。
『FIRE』は低音部分に若干の余裕があり、キー調整は可能です。歌い慣れた人であれば、自分の合いやすいレンジに調整することが可能ではないかと思います。一方で、普段歌い慣れていない人の場合は、キー調整したとしてもやや歌いにくい部分が出てくるかもしれません。その辺りは留意しておいてください。
同曲を原曲キーで歌唱する場合、上述のように、mid2F辺りの中高音が多く登場します。そのため、mid2E~mid2G#辺りの中高音域をしっかり歌いこなす力と共に、スタミナなども要求されると思います。場合によっては、複数人で歌唱することを視野に入れてください。
『FIRE』はビギナーでもお奨めといえるほど易しいわけではないですが、歌い慣れた人であれば、比較的チャレンジしやすいのではないかと私自身は考えました。カラオケなどでも歌いやすいと思いますので、興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
リクエストに答えていただきありがとうございました!ちょっとm2G#がしんどいですかね。
10周年の節目の曲ですので、結構力入っていい曲になってますね。SEIKINの作曲センスにはいつも感激します笑笑めっちゃいい曲ですよね。
やまさんコメントありがとうございます。
私は今回初めて聴いたのですが、非常に良いですね。
セイキンさんもよいですし、TeddyLoidさんのアレンジと良かったです。
あと、CメロのHIKAKINさんのパート聴くと、歌が上手いと感じました。
ご紹介ありがとうございます。
他にもリクエスト曲があったと思いますが、
少しずつ記事にしていきます。