Saucy Dogは旧譜のリクエストも多く、最新曲を取り上げる機会がなかなか無かったので、今回は先に新譜を取り上げようと考えました。
『優しさに溢れた世界で』(Saucy Dog)、Yasashisa ni Afureta Sekai de(Saucy Dog)
【地声最低音】mid1D(D3)
★寝起き頭ににm1D[飛]び込んだ画面 今日の魚座は最m2F#[下]位だね【Aメロ】
★なm1E–m1D[ん[と]な]くブルー1D[の]シャツE–D[を[着]てD[し]ご]と場m2F#[へ]
※女声だと低音はかなりしんどい。
【地声最高音】hiB(B4) ※全体で8回超
★報わm2F#–hiA[れ[ない]こともさ たhiB地–A[ぶ]ん][あ]A[るんだろ][うけど]ぉ【サビ】
★m2F#[そ]れだけでいいそのままがhiB地[いい]
【裏声最高音】hiD(D5) ※全体で1回
★どhiC-hiD(こまで[だっ])hiA地[て行]けるのさ!【Cメロ】
【補足】mid2F#(一部略)~hiAを含むフレーズ一覧
★m2G–m2F#[こ]ん]どの休日F#[は]君とダラダラ過m2F[ごし]たいや【Bメロ】
★かいさm2F#[つ]の前[で]hiA[いつ]もそんなこと考えてる
★積み上げた一瞬はm2G–m2F#[きっ]と]【サビ】
★僕だけがm2F#–m2G–hiA[知[っ[て]れば良い
★m2F#[ド]タバタって忙し[ない]くらいが丁度m2G[いい][け]れ[ど]【2番Bメロ】
★まだhiB裏–hiA[眠]た[い]m2F#[目]をこB–A[すっ]て[お]は[よう]の
★挨m2F#–m2G[拶[く]ら]いはちゃんとす[るん]だよ
☆はじまm2F#[り]hiA–hiB[は[ぼ]く][たち]ぃ いつだっ[て]m2G[ゼ][ロ]から【Cメロ】
★それとひとつだけおねm2F#[がい] 僕は大袈裟な事F#–m2G[じゃ[なく]て]
★もっとm2F#[優し]さ[に]あ[ふ]れm2G[たせ][か]いで
★hiA地–m2F#[笑っ]て[たい]とお]もってるだけ
★(大切な誰かを)おhiB地–hiA[も]い]m2F#–A[浮[かべて][いた]ぁ[ぁ]【ラストサビ】
★m2F#[そ]れだけでいいその[ま]まがhiB地[いい]
※☆のhiBについて、地声か裏声か音源だけでは判別が付きませんでした。
まず、『優しさに溢れた世界で』(やさしさにあふれたせかいで)についてです。この楽曲は、2022年に3人組ロックバンドSaucy Dog(サウシードッグ)によりリリースされたシングル作品です。配信限定のシングルであり、7月6日に発売予定のミニアルバム『サニーボトル』に収録が予定されております。『サニーボトル』には、『あぁ、もう』(過去記事)、『魔法にかけられて』、『ノンフィクション』といったシングル曲が収録される見込みです。
『優しさに溢れた世界で』はフジテレビ系の情報番組「めざましどようび」のテーマソングとして書き下ろされました。同番組は、これまでにあいみょんさんの『プレゼント』(過去記事)、Mrs.GREEN APPLEの『lovin’』(過去記事)、Novelbrightの『ハミングバード』(過去記事)など人気アーティストが担当している枠でもあります。
同曲は、今年の6月初旬にリリースされ、最近ではストリーミングチャートでも上位にランクインし始めました。そのため、昨年の『シンデレラボーイ』(過去記事)のようにロングヒットの傾向がみられ、サウシーの新たな代表曲となりえます。
『優しさに溢れた世界で』はアップテンポのバンド曲です。爽やかなバンド曲であり、イントロのベースギターなどが印象的です。歌詞の中には、【うお座が最下位らしい】とあるように朝の占いを示唆するフレーズもあり、朝の一風景が浮かび上がります。
歌メロについては、AメロBメロサビといった形で作られており、2番以降はAメロ⇒Bメロ⇒Cメロ(もしくは大サビ)⇒ラストサビと展開します。00年代くらいのJ-POPと比べると2番のサビが省略されております。
『優しさに溢れた世界で』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性曲としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるためキー下げなどは可能ですが、音域が広く、歌い慣れた人向けの楽曲であると私は分析しました。
ちなみに、同曲は女性にとっては低音域が低く、通常はキーを少し上げた方が良さそうです(カラオケなどで気軽に歌う分には、原キーでもよいかもですが)。
最後に『優しさに溢れた世界で』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1DはAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、今回はやや低く、低音域が苦手な方は少し歌いにくいかもしれません。
また、mid1Dとmid1Eが連続する箇所【なm1E–m1D[ん[と]な]くブルー1D[の]シャツE–D[を[着]てD[し]ご]と場m2F#[へ]】は、女性にとって相当低いレンジであり、通常は少しキーを上げても良いのではないかと私は感じました。
次に、地声最高音hiBはサビで登場します。登場回数は大体8回程度で、ロングトーンを含む場面もあります。このため男性としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3つ程度下げてみてください(♭3程度)。
『優しさに溢れた世界で』は低音域に一定の余地があり、キー下げは可能です。ただ、同曲は音域自体が広いため、大きなキー調整には向きにくいです。そのため、キー調整をするにしてもある程度歌い慣れた人向けの楽曲になるのではないかと私は分析しました。歌メロ等については親しみやすく、難しいリズムなどは多くはありません。
同曲を原曲キーで歌唱する場合、地声のhiBなどをしっかり歌いこなせる力量が求められます。男性としては高いレンジで、hiA以上の登場頻度も多いですので、「(ある程度)高音域が得意な男性」などが合いやすいです。
『優しさに溢れた世界で』は音域も広く、原キーだと高音域が得意な男性向けの楽曲です。ただ、朝の情報番組で流れるような爽やかなバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいのではないかと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
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