なお、今回はBメロの音域調査の精度がやや低いかもしれません。楽曲のニュアンス的には音程の重要度は低い場面かもしれませんが、その点を踏まえた上で参照ください。
『Galapagos』(04 Limited Sazabys)
【地声最低音】mid1G#(G#3)
★m1G#[根]源の問いも そっぽ向いて [純]潔ぶって そっと向いて【Aメロ】
【地声最高音】hiD#(D#5) ※Bメロで頻出
★hiD#–hiB[伸る]か] D#[反る]か] D#[伸る]か] D#[反る]か] A[B]【Bメロ】
※がなり声のようなパート。個人的には音程よりも声のニュアンスの方が重要な気がします。
【補足】mid2G#(一部略)~hiC#を含むフレーズ一覧
★m2F#–m2G#[she [should] be [gone] she [should] be [gone]【イントロ】
★m2F#–m2G#[混[迷]の時[代] 超え 探す 耳すます 正す 反比例を【Aメロ】
★hiB[感覚]hiA#–m2G#[直]通[ドキ]ドキ]で 鳴り[ひ]A#–B[び[く]【サビ】
★hiB[感覚]hiA#[直]通[ ルートで さいか]hiC#地–hiB[く]にん]
★hiB-hiA#[メ]モ[リー メ]モ[リー プリーズ テ]ル[ミー]
まず、『Galapagos』(ガラパゴス)についてです。同曲は、2018年に4人組ロックバンド04 Limited Sazabysによりリリースされたアルバム『Soil』(ソイル)に収録されております。同アルバムには『Squall』(過去記事)や『MY HERO』(過去記事)といったシングルが収録されております。2022年6月現在、フォーリミとしては一番新しいフルアルバムとなります。
その中で、『Galapagos』はアルバム曲ながらミュージックビデオも制作されております。ミュージックビデオではメンバーが14の場面でさまざまな人物に扮する“終始カオス”な映像に仕上がっているとのことです(引用元)。この辺りは、実は今回の楽曲ともかかわる部分であります。
『Galapagos』はアップテンポのバンド曲です。冒頭はメンバーのガヤが収録されており、AメロではGENさんのラップ、Bメロではギター担当RYU-TAさんのシャウト、間奏ではサイケデリックなど目まぐるしく音楽が変化します。ちなみに、音楽ジャーナリストの柴那典さんはこうした短い演奏時間で様々な音楽性を取り込んだ音楽を「過圧縮ポップ」と名付け、昨今のJ-POPの1つの特徴であると提唱しております。私自身、フォーリミのシングル曲などとはかなり趣が異なり、非常に印象に残りました。
『Galapagos』の音域的な特徴についてです。同曲は、フォーリミらしく男性曲としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域には余地がありますので、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいといえます。ちなみに、地声最高音の登場するBメロのシャウトは、あまり音程にこだわらなくても良いのではないかと私は考えております。
ちなみに、同曲は音域的には女性のレンジと近いため、女性は原曲キーで歌唱することが可能です。ただ、シャウトのパートや早口の歌メロ等はやはりしっかりとした練習が必要になります。
最後に『Galapagos』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3)~【地声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1G#はAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、このmid1G#が最低音となる男性曲は、ほぼ「キーの高い男性曲(要スタミナ)」になります。今回の『Galapagos』においても、そうした特徴がみられます。
反面、同曲は最低音が高い分、女性が原曲キーで歌唱することも可能です。標準より低めの女性などはキーを下げても良いと思います。
次に、地声最高音hiD#はBメロで登場します。登場回数は非常に多いです。ただ、この場面は主にシャウトの部分であり、「音程の正確さよりも声のニュアンス」などの方が重要になるのではないかと私は考えております。そのため、hiD#についてはあまり気にしなくても良いと思います。ただ、hiD#を除いたとしても、サビではhiA#~hiC#が登場するなど男性としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。
『Galapagos』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。ただ、同曲はサビの高音がhiC#となるなど、男性としてはかなり高音域が求められます。そのため、一般的な男性の音域に調整するには大きなキー下げが必要になります。そのため、違和感などを感じられる方も多いかもしれません。キー調整を考慮しても、高音域が得意な人の方がチャレンジしやすいです。
『Galapagos』を原曲キーで歌唱する場合、hiB,hiC#といった高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。この辺りは男性としてはかなり高く、女性の声域のようなレンジになります。よって、「高音域が非常に得意な男性」、「標準的な女性」などが合いやすいと思います。
同曲は、Aメロでラップ、Bメロでラウドロックのようなシャウトが求められるなど、歌声にも変幻自在さが必要になります。そうした面も含めて、難易度の高い楽曲なのではないかと私は分析しました。
『Galapagos』はアップテンポのバンド曲であり、パートごとに音楽性も変化し、歌いこなすのが大変な作品です。ただ、そうしたごった煮の音楽性が非常に楽しい作品でもあります。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
★hiB[感覚]hiA#[直]通[ ルートで さいか]hiC#地–hiB[く]にん]
★hiB-hiA#[メ]モ[リー メ]モ[リー プリーズ テ]ル[ミー]
まず、『Galapagos』(ガラパゴス)についてです。同曲は、2018年に4人組ロックバンド04 Limited Sazabysによりリリースされたアルバム『Soil』(ソイル)に収録されております。同アルバムには『Squall』(過去記事)や『MY HERO』(過去記事)といったシングルが収録されております。2022年6月現在、フォーリミとしては一番新しいフルアルバムとなります。
その中で、『Galapagos』はアルバム曲ながらミュージックビデオも制作されております。ミュージックビデオではメンバーが14の場面でさまざまな人物に扮する“終始カオス”な映像に仕上がっているとのことです(引用元)。この辺りは、実は今回の楽曲ともかかわる部分であります。
『Galapagos』はアップテンポのバンド曲です。冒頭はメンバーのガヤが収録されており、AメロではGENさんのラップ、Bメロではギター担当RYU-TAさんのシャウト、間奏ではサイケデリックなど目まぐるしく音楽が変化します。ちなみに、音楽ジャーナリストの柴那典さんはこうした短い演奏時間で様々な音楽性を取り込んだ音楽を「過圧縮ポップ」と名付け、昨今のJ-POPの1つの特徴であると提唱しております。私自身、フォーリミのシングル曲などとはかなり趣が異なり、非常に印象に残りました。
『Galapagos』の音域的な特徴についてです。同曲は、フォーリミらしく男性曲としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域には余地がありますので、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいといえます。ちなみに、地声最高音の登場するBメロのシャウトは、あまり音程にこだわらなくても良いのではないかと私は考えております。
ちなみに、同曲は音域的には女性のレンジと近いため、女性は原曲キーで歌唱することが可能です。ただ、シャウトのパートや早口の歌メロ等はやはりしっかりとした練習が必要になります。
最後に『Galapagos』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3)~【地声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1G#はAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、このmid1G#が最低音となる男性曲は、ほぼ「キーの高い男性曲(要スタミナ)」になります。今回の『Galapagos』においても、そうした特徴がみられます。
反面、同曲は最低音が高い分、女性が原曲キーで歌唱することも可能です。標準より低めの女性などはキーを下げても良いと思います。
次に、地声最高音hiD#はBメロで登場します。登場回数は非常に多いです。ただ、この場面は主にシャウトの部分であり、「音程の正確さよりも声のニュアンス」などの方が重要になるのではないかと私は考えております。そのため、hiD#についてはあまり気にしなくても良いと思います。ただ、hiD#を除いたとしても、サビではhiA#~hiC#が登場するなど男性としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。
『Galapagos』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。ただ、同曲はサビの高音がhiC#となるなど、男性としてはかなり高音域が求められます。そのため、一般的な男性の音域に調整するには大きなキー下げが必要になります。そのため、違和感などを感じられる方も多いかもしれません。キー調整を考慮しても、高音域が得意な人の方がチャレンジしやすいです。
『Galapagos』を原曲キーで歌唱する場合、hiB,hiC#といった高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。この辺りは男性としてはかなり高く、女性の声域のようなレンジになります。よって、「高音域が非常に得意な男性」、「標準的な女性」などが合いやすいと思います。
同曲は、Aメロでラップ、Bメロでラウドロックのようなシャウトが求められるなど、歌声にも変幻自在さが必要になります。そうした面も含めて、難易度の高い楽曲なのではないかと私は分析しました。
『Galapagos』はアップテンポのバンド曲であり、パートごとに音楽性も変化し、歌いこなすのが大変な作品です。ただ、そうしたごった煮の音楽性が非常に楽しい作品でもあります。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
おそらく調査が難しかったと思われます、ありがとうございます。
採点で歌って予想外だったのがRYU-TAパートが最高音だった所で、実際本当にそうだったようですな…(業者のミスとかでもなかったみたいですね)ダミ声ですが実はハイトーンですね。
サビは逆にもう半音くらい高いと思っていました、個人的にはメモリーメモリープリーズテルミーのとこがすごくムズいなと(ここ全部hiCくらいかと思いました)
あとRYU-TAはベースでなくギターですね笑
ぴたっくまさんありがとうございます。
今回は、シャウトの回数が少ないので、大よそですが特定できました。
最高音はほぼ間違いないです。
メモリープリーズテルミーはサビの最後なので
体力的にしんどいのかもですね。
RYU-TAさんギターですねwかたじけないw
そもそも、GENさんがベースボーカルなので何か違和感があったのです。
一応事前にチェックしたはずなのですが、記憶が混濁しました。
すぐに修正します。
デスボイス気味(今回のはデスというかダミ声ですが聞いてるだけでトーンがわかりにくい)のものでも調査ができる場合もあるということなんですね。
どっちかと言うと低音のデスボの方が分かりにくい、ということでしょうか(コルレとかシム的な)
メモリーメモリープリーズテルミーはサビの最後な上hiBの時間が長いのがキツい…というか、恐らくBメロのシャウトを1人で歌うとサビまで息継ぎが不可能というのが難易度上げている要因でしょうね…可能なら2人で歌わないと相当にしんどいかもしれません。シャウト部分は単にhiD#出せばいいというニュアンスでもないので余計にきついと思われます(声枯らして歌わないと成立しないのがラウド系とかのえぐい所ですね)
フェスでWiennersというバンドの女性コーラスの人がこの曲をメインで歌ってて、マジで女の人の方がちょうど良さそうでしたね
どちらかといえば高音の方が分かりやすいですが
今回はまだ歌詞があって、声質が比較的クリアなので
特定しやすかったですね。
低音はホントにわかりにくいです。SIMもコルレも断念しました。
仰る通り、この手の楽曲は音程以上に声色が重要ですよね。
確かに2人で歌うというのも重要ですよね。
マジで女性の声域じゃないと辛いです。