※当ブログが過去に取り上げたヒゲダン作品についてはこちらをご覧ください⇒ヒゲダンの音域一覧
『ペンディング・マシーン』(Official髭男dism)、Pending Machine(Official HIGE DANdism)
【地声最低音】mid2A(A3)
★m2A[とは]いえ社会で 多様化した現代で【Bメロ】
★m2A[それ]m2F#–m2G[なり[に]上]手く生き[た]いのに [why?]
【地声最高音】hiC(C5) ※歌詞表記のある部分だけで3回(☆は除く)
★hiA#地[迷惑はお互い様]hiC地–hiA[だっ]て]【サビ】
☆I’m so hiB[ge]t hiC–B[o]ve]r this B[on] C–B[trus]ted] word for n[ow]hiD裏【アウトロ】
※☆については歌詞表記無し
【裏声最高音】hiD#(D#5) ※1回
★健康m2G#–hiA#[じゃ[ない] 打ちhiD–hiD#裏[勝[て]A#[ない]【Dメロ】
※Dメロはイントロと同じメロ(キー1つ高い)
【補足】mid2G(一部略)~hiDを含むフレーズ一覧
★hiA–m2G[だ]れ]かの憂いを肩A–G[代]わ]り出来るほど【イントロ[Dメロ-1]】
★m2G[Wi-Fi環境がないど]こ]かへ行きたい 熱くなったたこの額【Aメロ】
★m2G–hiA–m2F#[返答に困窮する[メッ]セー]ジやお誘い
★おまけm2F–m2F#[に暗いニュースだなんて冗談じゃ[ない]
★不hiA–m2G[ぐ]あ]い[も]A[な][く笑]み[を] [た]A–hiA#[も[て]ない a][ny][more]A【Bメロ】
★m2G裏[はい。分かったからもうだ]hiB–hiA[まっ]て] A[疲れてるから休]hiD–hiC[まし]て]【サビ】
★hiC[申し訳ないけど]hiD–hiA#[待っ]て]
★(外付けの愛想が出しゃばって) hiA–hiA#地[ほ[うむられた叫びご]え]
★m2G[そんなんで競い合って一]hiA–hiB地[体[な]に][が]しA[たい]【2番Aメロ】
★hiA#–m2G#[だ]れ]かの憂いを肩A#–G#[代]わ]りできるほど【Dメロ[転調+1]】
★hiA#–m2G#–G[な]ら]ば]そうはG#[な][れ]ていよう
★もう知m2G#–hiA#[ら[な]いで]い[よう] [病]A#–hiB地[ま[ない]ため][に]A#[も]
★m2G[はい。分かったからもうだ]hiB地–hiA[まっ]て]【ラストサビ】
まず、『ペンディング・マシーン』についてです。この楽曲は、2021年に4人組ロックバンドOfficial髭男dismによりリリースされたアルバム『Editorial』(エディトリアル)に収められております。同アルバムは『I LOVE…』(過去記事)、『Cry Baby』(過去記事)といった人気曲が収録されております。25万枚の売り上げを記録し、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされました。
『ペンディング・マシーン』はアップテンポのコンテンポラリーR&Bです。最近は、トップバンドでもファンクやR&Bなどの影響を強く受けた楽曲が増えたと改めて感じます。全体としてリズミカルであり、歌メロも韻を踏んだ気持ちよさがあります。
歌メロはイントロからメロが始まり(歌イントロといってもよいかも)、AメロBメロサビと展開します。アルバム曲ということもあり、シングル曲ほど「明確なサビ」があるわけではないですが、私自身は歌詞なども含め、特に印象に残ったアルバム曲の1つです。
ちなみに、タイトルのペンディングとは「保留中の」、「先延ばしされた」、「宙ぶらりんの」などの意味があり、歌詞内容に通じる部分があります。私自身は、「自動販売機」を意味する英語の「Vending machine」と掛けているような感覚も受けました。
『ペンディング・マシーン』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があり、キー下げはしやすいですが、一般的な男性が歌いやすいレンジに調整するには大きなキー下げが必要になりそうです。
ちなみに、同曲は最低音がmid2Aで、男性曲としてはかなり高いです。そのため、標準的な女性が原曲キーで歌うことも可能です。女性の場合は、裏声の部分を地声で歌うなどした方がより歌いやすいかもしれません。
最後に『ペンディング・マシーン』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2Aはイントロ・Bメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内といえます。ただ、mid2Aは男性曲の最低音としては高く、ほぼ「キーの高い男性曲」となります。この『ペンディング・マシーン』についても、そうした特徴を明確に備えております。
反面、低音部が高い分、女性が原曲キーで歌唱することも可能です。高音域が苦手な女性だと少し歌いにくい部分もあるかもですが、個人的には女性の方がマッチしやすい楽曲ではないかと思います。
次に地声最高音hiCはサビで登場します。この辺りは男性曲としては高いので、キーを下げた方が歌いやすいです。裏声が得意な方は、hiCを裏声で統一するというのもよいと思います(ただ、この場合でもhiB等の高音域は地声で歌えた方が原曲に近い表現が出来ます)。
『ペンディング・マシーン』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。ただ、原曲の音域がかなり高いので、一般的な男性が歌いやすくなるには、大きなキー下げが求められます。大きなキー調整に抵抗がある方だと、違和感などを感じられるかもしれません。そのため、キー調整するにしても、ある程度高音域が得意な人の方が良さそうです。
同曲は、全体としてリズミカルでダンサブルな楽曲であり、歌詞も韻を踏んでおります。そのため、音程などもそうですが、リズム感などが非常に重要になります。テンポも速いので歌詞やリズムなどをしっかり覚えておきたいところです。
『ペンディング・マシーン』を原曲キーで歌唱する場合、hiC,hiBといった高音域を地声でしっかり歌いこなせる力が求められます。また、全体として中高音域が多く、ある程度高音域が得意な男性であっても、スタミナなどが必要不可欠になりそうです。
私なりの印象ですが、「高音域が得意な男性」、「やや低めの音域~標準的な音域の女性」などが原曲キーにマッチしやすいのではないかと思います。
『ペンディング・マシーン』は歌詞にネガティブなものがありますが、個人的には非常に共感できる楽曲だと感じました。マイケル・ジャクソンなどのようなサウンドも非常に耳に残ります。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
※当ブログが過去に取り上げたヒゲダン作品についてはこちらをご覧ください⇒ヒゲダンの音域一覧
コメント
リクエストした者です!ありがとうございますわかりやすくて最高です!!
コメントありがとうございます。
褒めていただくと励みになります。
この曲は、音域が結構高くて大変かもですが
ホントにいい曲です。私も好きです。
リクエストが続いてしまいますが
My Hair is Bad『歓声をさがして』
宮本浩次『昇る太陽』
King Gnu『Sorrows』をお願いしたいです、宮本さんはひょっとしたら以前してるかもしれません(記憶が曖昧です)
いずれもリストアップしておきます。
好きな曲ばかりです。
宮本さん曲は以前に受けていて
調査がほぼ完了してます。
ただ、地声最高音が少し自信が無くて一度保留にしてました。
後で再確認して、記事にしたいです。
ロッキンお疲れ様です。ツイート見てます。
地声が裏声か分かりにくいですよね、ヘッドボイスぽいし
こちらこそ沢山ふぁぼありがとうございます。