なお、『ART OF LIFE』は、曲中にセリフのようなパートがあります。そこは音域を調べる意味は大きくありませんので、今回の調査から除外しております。その点についてはご了承ください。
『ART OF LIFE』(X JAPAN)
【地声最低音】mid2C(C4)
※【補足】を参照ください
【地声最高音】hiD(D5) ※全体で20回程度
★ hiA–hiB–hiC–hiD地[If [it’s [all [real] Just kill me【Bメロ】
★hiB[I’m] hiA[mak]ing [the] B[wall] B–hiC[in[side] hiD[my] B[heart]【Cメロ】
★hiA[Insani]ty [takes] hiB[hold] hiC-hiD[o[ver] me]【Dメロ】
★hiA-hiB–hiC[on [the [wall] of] time], B-C–hiD[o[ver [pain in] my] heart]【Eメロ】
★hiB-hiC–hiD^[I [can’t [leave] my] dream]【Fメロ】
★hiB–hiC–hiD[What [truths [are] lies?]
【補足】hiA(一部略)~hiCを含むフレーズ一覧
★hiB–hiA[De]sert [Rose] B[Why] [do] you [live] B[alone]【Aメロ】
★If hiA[you] m2G[are] A[sad I’ll] [ma]ke you leave [this li]fe
★All I can see is drowning m2G[in] hiA[cold] hiB[grey sand]
★I’ve m2G[been] [roa]ming [to] hiB[find] myself【Bメロ】
★How m2G[long] [have] I been feeling endless hiA[hurt]
★I’m hiA[waiting] hiB[for] [you] B-hiC[Can’t [go] back]
★hiA[No] hiB-hiC[place [to] go [back] to]
★hiB–hiA[Life] is [lost], Flowers fall If it’s [all] B[dreams]
★hiA[I] don’t wanna [let] A-hiB–hiC[my e[mo[tions get] B[out]【Cメロ】
★I tried to drown my past hiA[in] hiB[grey] I never [wa]nna feel more pain
★Ran away from you with[out]hiA hiB-hiC[saying a[ny] words])
★My hiC–hiB(e[mo]tion’s [lo]sing]hiA the [color] of [life]m2C【Dメロ】
★I be[lieve]hiA [in the] hiB[madness] [call]ed “Now”【Eメロ】
★Past and future pri[son]m2C my heart
★m2G#[But I] hiA-hiB[wa[nna] hiC[trace] B[my] A[love]
★(Cannot start to live, Cannot end my life) hiC–hiB[Keep] on [cry]
★Dreams hiA[can] hiC–hiB[make] me [mad]【Fメロ】
★hiC–hiB[I] can’t [stop] my[self]
★hiB–hiC–hiD[What [truths [are] lies?]
【補足】hiA(一部略)~hiCを含むフレーズ一覧
★hiB–hiA[De]sert [Rose] B[Why] [do] you [live] B[alone]【Aメロ】
★If hiA[you] m2G[are] A[sad I’ll] [ma]ke you leave [this li]fe
★All I can see is drowning m2G[in] hiA[cold] hiB[grey sand]
★I’ve m2G[been] [roa]ming [to] hiB[find] myself【Bメロ】
★How m2G[long] [have] I been feeling endless hiA[hurt]
★I’m hiA[waiting] hiB[for] [you] B-hiC[Can’t [go] back]
★hiA[No] hiB-hiC[place [to] go [back] to]
★hiB–hiA[Life] is [lost], Flowers fall If it’s [all] B[dreams]
★hiA[I] don’t wanna [let] A-hiB–hiC[my e[mo[tions get] B[out]【Cメロ】
★I tried to drown my past hiA[in] hiB[grey] I never [wa]nna feel more pain
★Ran away from you with[out]hiA hiB-hiC[saying a[ny] words])
★My hiC–hiB(e[mo]tion’s [lo]sing]hiA the [color] of [life]m2C【Dメロ】
★I be[lieve]hiA [in the] hiB[madness] [call]ed “Now”【Eメロ】
★Past and future pri[son]m2C my heart
★m2G#[But I] hiA-hiB[wa[nna] hiC[trace] B[my] A[love]
★(Cannot start to live, Cannot end my life) hiC–hiB[Keep] on [cry]
★Dreams hiA[can] hiC–hiB[make] me [mad]【Fメロ】
★hiC–hiB[I] can’t [stop] my[self]
まず、『ART OF LIFE』(アート・オブ・ライフ)についてです。この楽曲は、1993年にロックバンドX JAPANによりリリースされました。同曲は、演奏時間が非常に長いため、分類上はアルバム作品となり、1曲のみが『ART OF LIFE』というアルバムに収録されております。60万枚を超えるヒットとなり、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされました。
『ART OF LIFE』はプログレッシブメタルナンバーです。同曲は演奏時間が非常に長く、フル尺だと30分前後になる大作です。私自身、詳細に分析していないのですが、カラオケでの尺も16分を超えているそうです。長い尺の中でバラードのようなパートと、ヘヴィメタル調のパートなどがあり、ToshIさんの特徴であるハイトーンが遺憾なく発揮されております。歌詞については、全て英語詞で書かれております。
『ART OF LIFE』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としてはかなり高いレンジで歌メロが作られております。音域自体はそこまで広くないので、キー調整はしやすいです。個人的にはあまりお奨めはしませんが、男性だと1オクターブ下のメロディーで歌唱することも可能なのではないかと思います。
同曲は、最低音もmid2Cと高く、男性よりもむしろ女性の方が歌いやすい作品なのではないかと私は分析しました。X JAPANの作品には叫ぶようなボーカルの作品も多いですが、今作についてはToshIさんはかなりクリアな声質で歌唱されております。そのため、音域的にも声質的にも女性に合いやすい作品だと私は考えます。
最後に『ART OF LIFE』の音域についてですが、【地声最低音】mid2C(C4)~【地声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2CはDメロやEメロで登場します。この辺りは、男性曲の音域の範囲内ですが、男性曲の最低音としてはかなり高いです。最低音がm2Cとなる曲は、ほぼ「男性にとってはキー高い曲」になります。今回の『ART OF LIFE』はそれが明確に当てはまる作品といえます。
一方、最低音が高い分、女性が原曲キーで歌唱することも可能です。人によってはキーを上下させる必要がありますが、男性よりもむしろ女性の方が原曲キーで歌いやすいのではないかと思います。
次に、地声最高音hiDについてです。登場回数は、全体で20回程度です。同曲は演奏時間が長いため、登場回数が滅茶苦茶に多いというわけでないと思います。ただ、それでも男性にとってはかなり高い音階であることは間違いありません。そのため、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。
『ART OF LIFE』は音域自体はそこまで広くないので、キー下げはしやすいです。大きなキー調整に抵抗が無ければ、ビギナー向けの調整も可能です。ただ、同曲はハイトーンが魅力的な作品です。ToshIさんのような表現をするためには練習が求められますし、、キー調整をするにしても、高音域が得意な人の方が原曲に近いニュアンスになりやすいです。
『ART OF LIFE』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiDといった高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。そのため、私なりの印象ですが、「高音域が非常に得意な男性」、「標準的な音域~標準より高めの女性」等が原曲キーに合いやすいのではないかと判断しました。この辺りは男性の音域とし手は高く、高音域の素質がある人でも弛まぬ努力が求められます。
『ART OF LIFE』は演奏時間が長く、カラオケなどで気軽に歌える作品ではないと思います。ただ、1曲を通して高水準で歌いこなせると達成感があるのではないかと思います。また、ハイトーンが活きた楽曲ですので、高音域が得意な人にとってはそそられる作品だと想像できます。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
この長さでこの音域なのやばいっすね…聞いてる分にはこの曲はもはやクラシックとロックの融合な感じで、歌メロのの高さとかが入ってこなかったのですがえぐかったんですね
イントロやピアノソロ除いてもかなり長いはずです
コメントありがとうございます。
この曲Fメロまであるので歌メロだけでもかなり長いですね。
あと、やはりどこも高いです笑
この曲、何気もメロがいいんですよね。
どこを切り取ってとサビみたいに聴こえます。
歌うのは大変かもですが、気持ちのいいフレーズが多いです。
恐らくCメロと書かれてる所がサビだと思います。ラストサビだけの4分版もあり、カラオケにも入っています
ショート版を歌ったことがあるのですが、4分でもきついキーです。
最低音mid2Cそのものも高いのですが、登場回数も少ないようで、殆どの歌メロが中高音域以上な気がしました
最低音高いですし、hiDも多いので女性にしても結構きつい曲だと思います