『TOGENKYO』(フレデリック)、TOGENKYO(Frederic)
【地声最低音】mid1D#(D#3) ※重要度は低い
★桃源郷 待って 待ってm1G–m1F[ほ[ら] 桃源郷 待って 待って【イントロ】
★m1F[い]たい m2D#[です]かいD#[まの]判断は【Aメロ】
★ m1D#[ど]んなかm2D#[た]ちに2D#[見え]ていますか?
【地声最高音】hiC(C5) ※サビで登場(全体で3回程度)
★hiA#–hiC[笑って[過]ごし[てん]だ]【サビ】
【補足】mid2F#~hiA#を含むフレーズ一覧
★もうhiA#地–m2G[嫌に]なっ]ちゃうわ【Bメロ】
★とっm2F[ち]らm2G[かっ]た]この部屋
★僕m1F[の]最低でとても単m2F[純な揺]れる感m2G[情を]hiA#–A[わ]かっ]て]くれよ
★hiA#–hiA–F–m2G[だ]れ]だっ[て] [ぼ]く]だっ[て]【サビ】
★(君だって)m2G–m2F[後]悔[を]飲]み干して
★m1G[悲]しくたっm2G–m2F#[て]そんな[顔])hiA[み]せずに
★m1G[天]国だっm2G–F#[て]地]獄だって楽園は君にあったんだ
★ m1F[わ]かってない 変m2G–F[わっ]て[ない])【2番Aメロ】
★m2G[望]遠[鏡]ばっか見てたら[妄]想[で終hiA#–G[わっ]ち[まう]な])【Dメロ】
★桃m2F[源]郷 [舞っ]て [舞っ]て [ほm2G[ら]【ラスト】
まず、『TOGENKYO』(とうげんきょう)についてです。この楽曲は、2017年にロックバンド・フレデリックによりリリースされたミニアルバム『TOGENKYO』に初収録されました。フルアルバムとしては、2019年にリリースされた『フレデリズム2』に収録されております。同アルバムには、『かなしいうれしい』、『飄々とエモーション』といったシングルなどが収められております。当ブログでは、以前に『シンセンス』(過去記事)という作品を記事にしたことがあります。
さて、『TOGENKYO』はタイトルにもあるように、ミニアルバムの表題曲であり、ミュージックビデオも制作・公開されております。公開されたMVは、大きなタイアップがないにもかかわらず、600万回近い再生回数を記録しており、バンドの勢いを感じさせます。
『TOGENKYO』はアッパーなバンド曲です。ノリの良いバンド曲であり、どことなく中毒感のあるフレーズ、歌メロがフレデリックらしさを感じさせます。メロは全体的にリズミカルであり、韻を踏んでおります。そのため、カラオケなどの際は音程とともにリズム感が重要になるのではないかと私は感じました。作詞作曲は、ベース担当の三原康司さんによりなされております。
『TOGENKYO』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域には余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は最低音がmid1D#ですが、不可欠な低音メロディーはmid1F辺りであると私は判断しました。そのため、体感的にはそこまで低音は低くはありません。全体でみると、中高音域の割合が多い曲だといえます。
ちなみに、同曲は低音域がそこそこ高い分、女性が原曲キーで歌唱することも可能です。ただ、当ブログが以前に取り上げたフレデリックの作品の中では、若干低音が低いため、人によってはキーを上げた方が歌やすいと推測されます。具体的には「一般的な音域の女性」などはキーを上げた方がよりマッチすると思います。逆に、「標準より(やや)低めの女性」などは原曲キーでも比較的合いやすいかもしれません。また、「歌い慣れていない女性」なども同曲を選択肢に入れてみてもよいと思います(歌メロが少し早い部分がありますが)。
最後に『TOGENKYO』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D#(D#3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域としては高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1D#はAメロで登場します。ただ、今回のmid1D#は歌い出しの瞬間的な音であるため、音程が正確でなくてもよいのではないかと私は分析しました。今回、どうしても不可欠な低音はmid1F辺りであるため、図で示すよりも低音感はないと思います。
一方、同曲は低音が比較的高い分、女性が原曲キーで歌唱することも可能です。ただ、女性の得意な声域などを考えると、一般的には少しキーを上げた方がより歌いやすいと思います。
次に、地声最高音hiCはサビで登場します。登場回数は3回程度です。このhiCも高いのですが、同曲はhiA#が曲全体で20回程度登場します。そのため、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度下げてみてください。
『TOGENKYO』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。ただ、同曲は音域自体がやや広く、高音域も高いため、歌い慣れた人であっても、もしかしたら一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。他の楽曲の難易度が低いというわけではないですが、音域が広い分、フレデリックの他の楽曲よりはキー調整がしにくく、その分、練習曲にも使いにくいかもしれません。
『TOGENKYO』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiCといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。フレデリックの特徴でもありますが、今回も全体を通して中高音域の登場回数が多く、体力的にもしんどくなりやすいです。そのため、「高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、「標準より低め~やや低めの音域の女性」なども原曲キーでチャレンジしやすいかもしれません(今回は低音が女声域としては低いため、もしかしたら原キーでは歌いにくいかもです)。
『TOGENKYO』はアッパーなバンド曲であり、中毒性も強くカラオケで歌っても楽しいと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
以前TOGENKYOをリクエストした者です、ありがとうございます!
時々カラオケで歌いますが、間奏が少ないのもあってやっぱり体力的にもきついです。。。
ぬかるみさん、ありがとうございます。
フレデリックはちょうどリクエストが多く溜ってた時期なので
記事の更新が遅くなりました。
フレデリックは全体的に高い曲が多いですね。
出も間違いなくいい曲です。
ユニゾンの方も近々アップする予定です。