J-POPの音域を詳しく調べる

J-POPを中心にボーカルの音域(キー)をそこそこ詳しく、細かく調べていきます。最高音や最低音以外も表記してます。楽曲の感想なども述べています。

J-POPを中心に歌メロディーの音域を調べます。カラオケや歌ってみたなどに役立てて頂ければ幸いです。

『今夜このまま』(あいみょん)の音域と所感【加筆修正】

(2019/01/30)初投稿
(2019/02/20)記事の追記を行いました)※1)

(2019/03/18)最高音がモロに間違っておりました。画像とともに修正しております。かたじけない
(2019/03/23)最高音を[裏声]と[地声]に分け、詳細に記載。[補足]部分の記載。解説部分の追記。
(2019/06/15)hiA#の一部該当箇所、hiBの該当箇所を加え、加筆しました。

今夜このまま(あいみょん)、Konya ha kono mama(AImyon)                                  


 ※1)あいみょんさんの音域について、当ブログでは、これまでに『マリーゴールド』『今夜このまま』『愛を伝えたいだとか』『君はロックを聴かない』『満月の夜なら』『夢追いベンガル』『ふたりの世界』『○○ちゃん』、『ナウなヤングにバカウケするのは当たり前だのクラッ歌』『恋をしたから』『プレゼント』を取り上げています。気になる方は参考にどうぞ。


【地声最低音】mid1G#(G#3) 

苦(が)いようで甘うなこの泡に(Aメロ)
かないで」って走って行ければいいのに
●よくある話じゃわれい(Bメロ)
● [ゆ]び先から始hiA#[ま]る何かにきhiA#{た]いして(通常サビ)
      

【地声最高音】
hiD(D5)  ※転調前はhiC#

hiD地声[泡のな]hiB[かで]眠れたらなぁ
(転調後大サビ)


【裏声最高音】hiF#(F#5)  ※転調前はhiF

   
●こhiB[ん]hiD[やは]hiE裏[]hiF#[のー]hiD裏[まま](最後の大サビ部分)

 
【補足】その他の注意点など

●か
hiA#[ん]たんに冷め[る]気もhiC#裏[ない]hiD#裏[か][ら] (Bメロ)
とりあえずアhiA#[レ]下さい
● あhiA#[じ]けのない hiC#[よ]hiC[る][が][む]
●指先から始
hiB[ま]る何かにき[た]いして(転調後サビ)

『今夜このまま』(あいみょん)












 こんにちは。前回の『マリーゴールド』に引き続いて、今回もあいみょんさんを取り上げたいと思います。楽曲は彼女のメジャー6枚目のシングル『今夜このまま』です。この楽曲は日本テレビ系の水曜ドラマ『獣になれない私たち』(主演・新垣結衣、松田龍平)の主題歌になり、話題になりました。あいみょんさん自身も最初の大きなタイアップが付いた楽曲だと思います。余談ですが、夜がテーマになった曲には同じ年に『満月の夜なら』がリリースされています。


 まず、この楽曲の歌詞の素敵な点は「ビール(アルコール)といった言葉を用いずに、リスナーにそれを想起させるように作り込まれている点あると思います。具体的には
 
●苦いようで甘いようなこの泡にくぐらせる想いがはじける
●とりあえずアレ下さい
●消えない想いは軽く火照らして飛ばして
●今夜はこのまま泡の中で眠れたらなあ
●言えない想いは軽く飲み込んで隠しちゃって
●今夜の夜風に吹かれながら 揺れながら

といったフレーズに象徴されます。あいみょんさんのリスナーには10代の方も多いため、法律上では飲酒が禁止されており、なかなか実感しづらい面もあるかもしれません。タイアップのドラマの中では『クラフトビールバー』が舞台として登場しているようです(失礼ながら、私自身はドラマの方を拝見しておりません。申し訳ない)。

 「直接的な表現を避ける」ことの利点は、「相手に想像や解釈の余地を与える」ことにあります。例えば、楽曲の中で直接「ビール」というフレーズを使うと、ビールを飲む習慣のある人には強く刺さる歌詞が出来る可能性が高まります。一方で、ビールを飲まない人、飲酒をしない人の共感を得にくくなってしまうでしょう。そうした点において、『今夜このまま』はアルコールとあまり縁が無いリスナーも置き去りにしない歌詞であると言えます。巧みに練られた歌詞だと思います。


 
 
 また、『今夜このまま』のMVは東京湾岸エリアで撮影されているようです。東京は「東洋のベニス」と喩えられるような水の都でもありましたが、現在では開発が進み、その様子が実感し辛くなっています。その点で、このMVでは東京が「水の都」であることが垣間見えて、個人的に非常に楽しめました。

 
 さて、『今夜このまま』の音域についてですが、最低音 mid1G#(G#3) ~地声最高音hiD(D5)、裏声最高音hiF#(F#5)となります。前回紹介した『マリーゴールド』よりも高めの音域でメロディーが展開されています。また、最後の大サビで転調が行われるため、裏声最高音がhiF#(F#5)にも達してしまいます。具体的には
  

  今夜はこのーまま 泡の中で眠れたらなあ


の部分です。
 故に歌唱難易度は『マリーゴールド』よりも高くなると思います。原曲キーで歌う場合は、ある程度歌い慣れた声の高い人であれば、楽しく歌える楽曲です。一般的な声域の女性はキーを2~3程度下げると(♭2~3)歌いやすくなります。

 裏声が得意な人はサビのhiC#以上の部分に裏声を使っても良いと思います。『今夜このまま』の楽曲の性質を考えると、サビの高音部を裏声にしても楽曲のニュアンスが保たれやすいです。ただ、その場合でも、Cメロの「結局味のない 味気のないhiC#[よ]hiC[る]が眠る」の部分だけは力強い地声で歌唱した方がよいと思います。

 『今夜このまま』はメロディーのテンポも速めに展開されます。よって、途中で歌詞を噛んだり、間違えたりしてしまうと、追い付けないまま曲がどんどん進んでしまいます。歌詞をしっかり覚えておいくと、歌いやすくなります。



『花言葉』(Mr.Children)の音域と感想

 こんにちは。今回はMr.Childrenの『花言葉』(2004)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
 なお、『花言葉』はアルバム『シフクノオト』の1曲であり、MVなども公開されておりません。代わりの動画として、登志さんのギターカバー動画を添付いたします。こちらであれば、ボーカルの表現がフル尺で確認できます。


『花言葉』(Mr.Children),Hanakotoba

【地声最低音】mid1D(D3)  

★身の程を知らないまま [可]能性を漁り(Aメロ)
★あの日見せた[ぼ]くの知らなかった顔(サビ)


【地声最高音】hiA(A4)  Cメロおよび転調後(+2)のサビ

★なぐmid2F#[さ]mid2G[め]hiA[も] [な][に][をい]まさら(Cメロ)
★集めて並[べ]mid2G#[て]F#[ぇ]ぇ 忘れぬよう願う(転調後サビ)
★コスモスの咲m2G#[く][き][せ]m2F#[つ]に君は去った



【補足】

★魔が差したぼmid2F#[く]にさよなら夏の終わ[り](Aメロ)
★あm1D[わ]れみと背伸mid2G[び]m2F#[で]ぇぇ 告げられた別れ(通常サビ)
★「木漏mid2F#[れ]m2G[日][が][笑][み][を]連れてきてくれるから」(Cメロ)
★さよなら さよなら さよm2F#[な]ら(ラストサビ)

『花言葉』(Mr.Children)









 まず、『花言葉』についてです。この楽曲はMr.Childrenが2004年にリリースしたアルバム『シフクノオト』に収録されている楽曲です。シングル曲やリード曲ではありませんし、CMなどのタイアップも付いておりません。しかし、私個人が非常に良い曲だと思ったので取り上げることにしました。ファンにも好きな人が多いのではないかと思います。

 『花言葉』のサウンドについてですが、演奏時間3分強のピアノやアコギを基調としたバンド曲です。歌のテーマが「失恋」ということもあり、どことなく初期の頃のミスチルを彷彿とさせる楽曲でもあります。メロディーはAメロとサビ、Cメロからなる簡単な構成ですが、最後のサビで転調が行われ、キーが2つ上がります。そのため、短い曲でありながら、聴き手に強い印象を与える楽曲であると思います。
 個人的には、櫻井和寿さんが奏でているアコースティックギターの音色が非常に気持ちが良いです。特にAメロの部分で強く感じます。

 歌詞についてですが、失恋がテーマになっております。タイトルにも出てくるコスモスの『花言葉』には「乙女の真心」、「調和」、「謙虚」だそうです。2番サビの「コスモスの花言葉は咲かなかった」という意味はおそらく前者2つが意味的に近いのではないかと思います。
 歌詞の中に「魔が差した僕にさよなら」とありますので、別れの原因は「僕」の方にあったのかもしれません。非常に切ない楽曲です。




 さて、『花言葉』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3) ~【地声最高音】hiA(A4)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも少し高いです。

 まず、『花言葉』では転調が行われており、ラストのサビでキーが2つ上がります。そのため、ラストのサビでは最高音がhiAですが、2番までのサビでは最高音がmid2Gになります。故に、一般的な音域の男性であれば、2番のサビまでは到達できる可能性が高いと思います。普段歌い慣れていない人は、一つの目標として、2番のサビまでを歌いこなすという目標を立てると良いと思います。もしくは原曲から1~2つ程度キーを下げるのもアリだとおもいます。キーを1~2つ下げると、地声最低音が、mid1C#(mid1C)、地声最高音がmid2G#(mid2G)に設定されます。
 
 『花言葉』は音域もそこまで広くなく、男性の高音域として使われることの多いmid2F#,mid2Gといった音階も登場します。また、楽曲自体がフォーク調であり、難しいテンポや速いセリフ回しなどもありません。そうした意味では、練習曲として使いやすい部分が多いと思います。

 先にも述べましたように、

①2番サビまでを原曲キーで歌う
②キーを1~2程度下げて、楽曲全体を使って練習する


といった使い方が考えられると思います。Mr.Childrenのシングル曲やリード曲のような知名度や人気はありませんが、非常に良い曲ですので、ファン以外にももっと広く知られてもよいと感じております。



『気まぐれロマンティック』(いきものがかり)の音域と感想

こんにちは。今回はいきものがかりの『気まぐれロマンティック』(2008)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
 なお、『気まぐれロマンティック』はMVが限定公開で添付することが出来ません。ゆえに、添付動画として、声優の高橋李依さんのカバー(ショートバージョン)を添付します。ご了承ください。


『気まぐれロマンティック』(いきものがかり)、Kimagure Romantic(Ikimonogakari)


【地声最低音】mid2A(A3)  

★ロマンティック 恋のア[ンテ]ナは(Aメロ)
★タイクツな運命に 飽き飽きした[の](Bメロ)


【地声最高音】hiB(B4)  ※Aメロに登場(曲全体で計3回)

★嘘でhiA[しょう] [つ]hiB[め][た]く遇(あしら)[った]



【裏声最高音】hiD(D5) 

★扉hiA[を] [こわ]hiD[し]hiC#裏[て]hiA地[よ](サビ)


【補足】

★こしゃhiA#[く][なエ]クボに hiA[ちょっ]と (Aメロ)
m2A[こ][こ]ろが揺れてる
★知らない台詞(ことば)で hiA[解]hiA#[き]放して [ね](Bメロ)
★たいせhiA[つ]なことは 瞳を見て 云っ[て](サビ)

『気まぐれロマンティック』(いきものがかり)










 まず、『気まぐれロマンティック』についてです。この楽曲は、2008年にいきものがかりによってリリースされたシングル作品です。フジテレビ系ドラマ『セレブと貧乏太郎』主題歌としてタイアップが付きました。また、声優の高橋李依さんがテレビアニメ『からかい上手の高木さん』のエンディングテーマとして歌唱するなど、アニメ関連作品でのカバーが増えている点も注目すべき点かもしれません。

 次に、『気まぐれロマンティック』のサウンドについてです。編曲は江口亮さんによって行われています。江口亮さんはいきものがかり、ねごと、SCANDAL、LiSAさんなどの編曲でも知られています。いきものがかり自体はボーカルとギター2人のユニットですので、アレンジャーの果たす役割も非常に大きくなります。
 『気まぐれロマンティック』はホーンセクションの働きが象徴的であり、楽曲の疾走感にも大きな役割を果たしております。イントロではストリングスとともに前面で、Bメロ、サビ等では楽曲を隙間を縫うように活躍します。
 メロディーについては、J-POPらしい展開であり、Aメロの「静」から、Bメロ・サビへと「動」に向かっていく緩急が心地よく、非常にドラマティックです。作詞作曲はギターの水野良樹さんが行っております。いきものがかりの人気曲・有名曲は水野さんが担当されていることが多いです。 

 歌詞については、ラブソングなのですが、タイトルにあるように「私」が「あなた」を振り回すような関係にあるようです。歌詞の要所要所で、「私」の積極的な想いが前面に出ています。アニメなどでカバーされる要因はこうした女性側がリードする関係性にあるのかもしれません。
 




 さて、『気まぐれロマンティック』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3) ~【地声最高音】、【裏声最高音】hiD(D5)でメロディーが構成されております。地声だけ見ると、一般的な女性の音域の範囲内であると言えると思います。

 地声最高音hiBは、Aメロで登場し、サビでは地声に関してはhiAが中心になります。そうした意味ではある程度努力すれば、報われる可能性が高い楽曲であると言えます。普段歌い慣れていない女性の場合、hiA,hiBといった音階をスムーズに歌いこなすことを一つの目標にすると良いと思います(一般的な女性の音域の場合)。この楽曲では、特にhiA、hiA#が多く登場しますので、該当箇所を参考にしながら練習してもよいかもしれません。そうした意味で、『気まぐれロマンティック』は良い練習曲になるのではないかと思います。

 また、この楽曲は低音部にも余裕があります。「原曲キーでは高い」という方は、少しキーを下げて歌唱したり、練習したりすると良いと思います。音域が広すぎないという点においても練習に向いている楽曲であると言えます。
 
 いきものがかりの楽曲には、「音域があまり広くないのでキー調整がしやすい」という楽曲が結構あると思います。そうした楽曲をカラオケ等の練習曲としても良いかもしれません。



管理人プロフィール

もりっしー

北九州市近郊に在住するギター初心者。

「気になる歌の音域データ、感想」を述べていくブログです。

【好きなもの】音楽(特に80年代~のポストパンク、邦楽ロック)/漫画/地理/炭酸飲料

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