(2019/11/12)個人的に面白い曲と感じたので、タイトルを一部変更しました。

 こんにちは。今回はOfficial髭男dismの『発明家』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回もリクエストによる選曲です。ヒゲダンは人気が高かったため、今回リクエストに応じるのに非常に時間がかかりました。大変お待たせ致しました。

 ※今回の『発明家』は転調が多く、キーが要所要所で上下します。その点に気を付けてください。


『発明家』(Official髭男dism),Hatsumeika


【地声最低音】mid1F(F3)  

m1F[止]めないで 反抗期のパレード


【地声最高音】hiB(B4)  ※3番Aメロで1か所

m2G#[起]m2F#[死か][せい]{く]hiA#[わ]hiB[だ][て]G#[て]F#[い]





【補足】mid2FhiAの注意箇所

★窮屈なm2F[迷]路か[ら] 好奇心のはF[た]をあげ脱出するんだ(1番Aメロ)
★知識がm2F[な]くてもm1F[気に]しないで
★決しm2F[て夢]m2G[なん]{か]じゃ[ない!]F[Ah] G[Ah](1番Bメロ)

※2~3番のAメロBメロはキーが1つ上がる
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(1番サビ)
hiA[だ]m2G[れも][あし]hiA[た][の]
★はつm2F[め]いか 研究m2G[成]F[果は]
★ひm2F[と]りで悩んでいた冴えない夜[の向]hiA[こ]m2G[うだ]
★さあ行m2F[こ]うか m2G[Ah]

※2番サビは1、3番サビと比べてキーが1つ低い
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m2G#[だ]m2F#[れも][愛][想][尽]G#[かし]F#[て]いる(3番)
m2G#[い]m2F#[まこ][世][界]G#[生][きて]F#[る]
m2G#[だ]m2F#[れも][あし]G#[た]F#[の]   
m2G[そして]hiA[未]G[来]


※詳しくは後述しますが、発明家は要所要所で転調しております。

『発明家』(Official髭男dism)









 まず、『発明家』についてです。この楽曲は、2018年に4人組バンドOfficial髭男dismによりリリースされたアルバム『エスカパレード』に収録されているナンバーです。アルバムのラスト13曲目に収録されています。

 『発明家』はバンドサウンドを基調とした軽快なナンバーです。楽曲の要所でトランペットやトロンボーンなど管楽器が重要な役割を果たします。最近のシングル作品の一つ『宿命』などもそうですが、このようなアレンジもヒゲダンらしさの一つであります。


 ※ここから特に重要な話をします。『発明家』の音域について特徴的な点についてです。『発明家』はAメロBメロサビという一般的なメロディーの構成で3番まで続きます。大体同じ歌メロディーを3回繰り返すのですが、場面場面で転調し、キー(調)が変わります。具体的には以下のようになります。

【1番】AメロBメロ[A#メジャー] ⇒ サビ[Cメジャー](転調+2)
【2番】AメロBメロサビ[Bメジャー](Aメロ冒頭で転調。キーが-1)
【3番】AメロBメロ(そのままBメジャー) ⇒サビ[Cメジャー](転調+1)

 ボーカリスト向けに大まかに言うと、

①2~3番のAメロBメロは、1番のA,Bメロに比べて1つキーが上がる
②サビは2番だけキーが1つ低い(1番と3番サビは同じキー)

ということになります。
 
 私自身は、この『発明家』を分析していて、非常にユニークで面白いアレンジだと思いました(分析自体は難儀しました(笑))。同時に、ヒゲダンのセンスの高さを示す作品の一つではないかと私は強く感じました。

 一方で、『発明家』を歌唱する際は、キーの上下をしっかり意識する必要があると思います。メロディー自体はAメロBメロサビというありふれたものですが、メロからサビにかけて転調する作品は音程を取るのが大変です。しかしながら、そうしたアレンジは音感を鍛えるのに非常に役に立つものでもあります。


 

 さて、『発明家』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりもやや高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiBについては、3番のAメロ後半で1回登場します。hiBは一般的には少し高い音階になりますが、『発明家』はhiA以上の場面があまり多くないので、頑張ってhiBにチャレンジしてみても良いと思います。

 『発明家』は1番とラストのサビにかけてhiAという音階が登場します。この辺りも一般的にはやや高い音階です。ただ『発明家』は全体を通して、ヒゲダン作品の中では手を付けやすい部類に入るのではないかと思います(決して易しい曲ではないですが)。当ブログで良く取り上げる、back number等の楽曲が歌いこなせる人であれば、この『発明家』も十分視野に入ってくると思います。

 ただ、やはり先にも述べましたように、一般的には少し高めの音階です。場合によってはキーを下げることも考えてください。例えば、原曲キーから2つ程度下げると、最高音がhiA(1回のみ登場)になりますので、かなり歌いやすくなると思います。

 『発明家』は音域自体は滅茶苦茶広いわけではありません。低音域に余裕がありますので、キーをある程度下げて練習するということも可能です。普段歌い慣れていない人は、原曲キーから5つ程度下げてチャレンジしてみても良いです。