『SAY YES』(CHAGE and ASKA)
【地声最低音】mid1D#(D#3)
★m1D#–m1F[す]こ[し])くらいの嘘やワm2D#[ガ]ママも【Aメロ】
【地声最高音】mid2G#(G#4) ※全体7回
★愛にm2G–m2G#[はあ[いで]感じ合m2F–G[お[うよ]【サビ】
★m2D#–m2F[迷[わ]ずに] F[SAY] YES] [迷F–m2G#[わ[ずに]【2番サビ】
【補足】mid2F~mid2Gを含むフレーズ一覧
★oh m2F[oh すべがき]みとぼ[くm2G[との]愛のか[ま]えさ【Aメロ】
★こいびm2F–m2G[と[の]ぉ [フレイG[ズ]に]なる【Bメロ】
★このままm2D#–F–m2G[ふ[た[り][ぃで]
★ゆm2F[めを]そろえて 何げ[なく] [暮m2G[ら]さ]な[いか]
★硝子m2G–m2F[ケ]ー]スに並ばG[な]い]G[ように]【サビ】
★m2F–m2G[残さ[ず]言]うよ G[き]み]があふれてる
まず、『SAY YES』(セイ・イエス)についてです。この楽曲は、1991年に2人組音楽ユニットCHAGE and ASKAによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年にリリースされた『TREE』に初収録されました。同アルバムには、後にリカットされる『僕はこの瞳で嘘をつく』などのシングル曲が収録されております。同アルバムはCDで230万枚を超える大ヒットとなり、チャゲアスのオリジナルアルバムとしては最大の売上枚数を記録しました。
さて、『SAY YES』はドラマ『101回目のプロポーズ』の主題歌として書き下ろされました。同ドラマは最終的に35%を超える視聴率を叩き出します。社会現象的なヒットを記録し、流行語なども生み出しました。こうしたこともあり、主題歌となった『SAY YES』にも注目が集まります。楽曲の質も相まって、『SAY YES』は280万枚を超える爆発的なCDセールスを記録、チャゲアスとしても最大のセールスを記録したCDシングルとなりました。
ちなみに、1990年~2000年代はドラマの主題歌から多くのヒットが生まれた時期です。チャゲアスのみならず、小田和正さん、Mr.Children、米米CLUB、DREAMS COME TRUE、安室奈美恵さんといったミュージシャンが200万枚を超えるCDヒットを記録しております。
『SAY YES』はピアノを基調としたがスローナンバーです。ドラマの主題歌ということもあり、印象的なピアノのイントロが挿入されております。歌メロはAメロBメロサビと展開します。ただ、同曲はかなり独特なコード進行であり、凝った転調も行われております。そのため、慣れていないと音程なども取りづらいと思います。楽曲を聴き込んで、しっかりメロを覚えておきたいです。作詞作曲はASKAさん、編曲は十川知司さんによりなされました。
『SAY YES』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはやや高めのレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は曲全体を通して、mid2F~mid2G辺りが多く登場します。そのため、最高音mid2G#ですが、体感的にはより高音感がある曲なのではないかと思います。音程の取りづらさ、主旋律を担当するASKAさんの独特の抑揚なども相まって、当時の人気曲としては難易度が高いと私は推測しております。
ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。過去に同曲をカバーした女性などを見ると、原曲キーから4つ程度上げたキーで歌唱されることが多いようです(最低音mid1G~最高音hiC)。また、「標準より低め音域の女性」などはキーを2つ程度上げるのもよさそうです(最低音mid1F~最高音hiA#)。
最後に『SAY YES』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D#(D#3)~【地声最高音】mid2G#(G#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、やや高め(体感的には「高め」)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1D#はAメロで登場します。登場回数は2回程度です。この辺りは男性の音域の範囲内です。「高音域が非常に得意な男性」だと若干歌いにくいかもしれませんが、登場回数が少ないので、あまり大きな障害にはならないと思います(場合によってはキーを上げてもよい)。
次に、地声最高音mid2G#はサビで登場します。登場回数は7回程度です。この最高音mid2G#に次ぐ高音としてはmid2Gが全体で30回程度とかなり多く登場します。そのため、一般的な男性は少しキーを下げた方が歌いやすいと私は推測しております。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。
『SAY YES』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意なレンジに調整することができると思います。一方、先述のように同曲は転調が多く、慣れないと音程が取りにくいです。そのため、ビギナー向けの練習曲としては使いにくい印象です。キー調整を考慮しても歌い慣れた人向けの作品といえそうです。
『SAY YES』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~mid2G#といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけ、今回はmid2D#~mid2Gといった音階が多く、この辺りが安定して歌える力量が求められます。
こうしたことを考慮すると、「標準より(やや)高め~高音域が得意な男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。私なりの印象ですが、「高音域が非常に得意な男性」だと、もしかしたらキーを上げた方がより歌いやすいかもしれません。その辺りは各々実際に歌唱してみてください。
【まとめ】
①最高音こそ高くないもの、中高音が全体で多く登場する
②原キーだと「標準より(やや)高め~高音域が得意な男性」向け
③転調が複雑で、音程が取りにくそう(原曲をしっかり聴き込みたい)。
コメント
リクエストした者です。調査ありがとうございます!!
最高音mid2G#とは思えないほど高く感じますよね……。個人的には最高音hiAの曲より体力使いますね
調べるとAメロから結構高い音が出てるので
体感的には高く感じやすいですね。
転調が多くて音程を取りづらい点も難しさを高めてます。
国民的ヒット曲ですが、かなり凝ってますね。
Repezen Foxx の「TOP ONE」お願いします
リストアップしておきます。
ヒップホップ系なので、もしかしたら調査が難しい可能性もありますが
今聞いた感じだとおそらく調査可能だと思います。
いつもお世話になります。
CHAGE&ASKAのLove Song お願いします。
リストアップしておきます
サブスクの解禁嬉しいです