『リカ』(SIX LOUNGE)
【地声最低音】mid1D#(D#3) ※サビで登場
★m1F#–1G[100]円のホット]m2D#[コ]ーヒー2D#[ー]【Aメロ】
☆キスm1D#–m2D#[をし]たん]だっけ【サビ】
【地声最高音】hiB(B4) ※ラストで1回
★m2G#–hiB^-m2F#[愛[し]て]くれ]G#{る]かい?【ラストサビ】
【補足】mid2F#~hiA#を含むフレーズ一覧
★m1F#–1G[せか]いの終]わm2F#–m2G#[り[を]待ってる [僕]と君はリカ【Aメロ】
★m2F#–m2D#[あし]た[は]何]か食べ[よう]【サビ】
★だいm2G#–m2F#^-m2D#[じょ]う[ぶ]さ]ぁリカ [リ]カ [リ]カ
★m1F#–1G[リ]カ]、m2D#–F#–m2G#[き[み[だ]け]は【2番Aメロ】
★m2F#–D#–m2G[明日]もき[み]を]なぐさめ[る]【2番サビ】
★きm2D#[み]はm1F#[僕の]ものm2G#–2F#[リ]カ]
★あm2F#-G#–G[く[ま]に]なったぼhiA#–m2G#[くを]ぉ]【ラストサビ】
★m2G#–F#[O]h] G#[O]h] G#[O]h] リカ
まず、『リカ』についてです。この楽曲は、2023年にロックバンドSIX LOUNGEによりリリースされたシングル作品です。元々は2016年のインディーズ時代にリリースされたアルバム『東雲』の中に収録されていた1曲でしたが、少しずつ注目を集め始めるようになり、2023年にシングル化されることになりました。
『リカ』は元々は2016年のアルバムの1曲として発表されました。ただ、テレビ番組などで「歌詞がいい恋愛ソング」として注目を集め、少しずつ知名度が上昇していきます(女性歌手のaikoさんが紹介されていたと思います)。その後、Tik tokなどでもカバーされるなど広く知られるようになりました。最近はSpotifyなどのストリーミングランキングにもランクインするようになっております。
『リカ』はバンドサウンドが活きたミドルナンバーです。歌メロはAメロサビを基調としており、シンプルかつ覚えやすいです。全体として穏やかな雰囲気のメロディーですが、歌詞については「僕の狂気」だとか「君(リカ)の抱える闇」のようなものが暗示されており、そうした対比が面白くもあります。作詞作曲はボーカル&ギターのヤマグチユウモリさん、アレンジはバンドによりなされました。
『リカ』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域と比べ、やや高め~高めのレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的な音域の男性は少しキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は曲全体を通してmid2D#~mid2G#といった中高音域が多く登場します。そのため、男性の標準的な音域と比べるとやや高く、またある程度スタミナが要求されます。反面、中低音域はそこまで多くなく、高音域が得意な人には比較的マッチしやすいと思います。
ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回はサビの一部でmid1D#が登場するため、女性にとっては低音域が歌いづらいです。女性の得意な高音レンジなどをこうりょすると、原曲キーから2~3つ程度上げてみるのもよいのではないかと私は推測しております。
最後に『リカ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D#(D#3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、やや高め~高めです(終盤は明確に「高い」)。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1D#はサビで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、「高音域が非常に得意な男性」だと若干低い可能性もあるので、その場合はキーを上げてください。
次に、地声最高音hiBはラストサビで登場します。登場回数は1回のみです。また、同じラストサビでhiA#がピークとなる場面が1回登場します。このhiBやhiA#辺りは男性の音域としては高いです。今回の楽曲では曲全体を通して、mid2G#が20回超登場します。こうしたことを踏まえると、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから2つ程度下げてみてください。
『リカ』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意なレンジに調整することができると思います。一方、全体でみると、音域は広めであるため、ビギナーの場合は一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。その辺りは留意しておいてください。
ちなみに、同曲は全体としてメロディーは分かりやすく、リズムもそこまで難しくはありません。音域が合うのであれば比較的練習曲には向きやすいと私は考えております。
『リカ』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~mid2G#(終盤はhiBも)辺りの中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけ、曲の大部分はmid2D#~mid2G#辺りが多く見られ、この辺りが安定して歌えることが不可欠になります。回数は少ないですが、楽曲の終盤にはhiA#,hiBといった音階も登場します。
こうしたことを踏まえると、「標準より高め~高音域が得意な男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①全体でみると男性の音域としてはやや高め、終盤は明確に高い
②原キーだと「標準より高め~高音域が得意な男性」に合いそう
③メロディー自体は親しみやすく、音域が合うのであれば練習曲向き