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『YouTubeテーマソング』(HIKAKIN & SEIKIN)の音域

 こんにちは。今回はHIKAKIN & SEIKINの『YouTubeテーマソング』(2015)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『YouTubeテーマソング』(HIKAKIN & SEIKIN)
『YouTubeテーマソング』(HIKAKIN & SEIKIN)の音域








【地声最低音】mid1D(D3) 

m2D[今][は]日曜m1F[日] 外は雨降りm1F[だ]【Aメロ】
m1G[そ]うだYouTube[み]よう]m1FG
☆いつも夢みていm1D[た] Dm1D#m2D[ス][リー]ンデビュ2D[ー]【Bメロ】


【地声最高音】mid2D#(D#4) ※全体で28回登場

m2D[You]Tu[be]m2D# YouTu[be]【サビ】
2D[Broad]cas[t]m2D#[Your]sef Yeah!


【補足】mid2Dを含むフレーズ一覧

m1F[夢]あきらめm2D[る]2D[Let’s Try Aga]in!【Bメロ】

 まず、『YouTubeテーマソング』についてです。この楽曲は、2015年にユーチューバーのHIKAKINさんとSEIKINさんによりリリースされたシングル作品です【HIKAKIN & SEIKIN名義】。配信限定のシングルとして発表された後に、CDシングルとしてもリリースされました。HIKAKINさんのYouTube公式チャンネルで公開されたMVは1.4億再生に達するなど人気を博しまています(2024年9月現在)。

 同曲はアップテンポのエレクトロポップです。原曲は2012年ごろに、兄のSEIKINさんがアカペラで1コーラス披露したことから始まりました。SEIKINさんの作詞作曲を経て、アレンジャーのTeddyLoidさんの編曲のもと楽曲が完成される運びとなります。
 ちなみに、TeddyLoidさんはHIKAKIN & SEIKINの多くの楽曲を担当しており、グループに欠かせない存在となっています。当ブログでも以前に『FIRE』(過去記事)という楽曲を取り上げています。


 『YouTubeテーマソング』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域の範囲内で歌メロが作られています。一般的な男性が原曲キーでも歌唱しやすいレンジの楽曲ですが、場合によっては少しキーを上げるのもよいかもしれません。
 同曲はサビを中心にmid2D#が多く登場します。反面、低音域としてはmid1D~mid1F辺りが見られ、大よそ標準的といえるのではないかと思います。低音が際立って低いわけではないですが、最近のJ-POP男性曲と比べるとやや高音が控えめであるため、『高音域が得意な男性』などは少しキーを上げてもよいかもしれません。

 女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回は低音域がmid1D~mid1G等が多く、高音域もmid2D#程度と女声には低めです。原キーが全く不可能というわけではないですが、標準的な音域の女性はキーを上げた方がより歌いやすそうです。一つの目安ですが、原曲キーから5~6つ程度上げてみて下さい。



 最後に『YouTubeテーマソング』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】mid2D#(D#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1DはBメロで登場します。このmid1Dに次ぐ低音としてはmid1F辺りが比較的よく登場します。こうした点を考慮すると、男性曲の低音としては標準的です。「高音域が得意な男性」などは若干キーを上げてもよいかもしれません。

 次に、地声最高音mid2D#はサビを中心に登場します。登場回数は28回と多いです。このmid2D#は一般的な男性の音域の範囲内ですが、歌い慣れていない人だとスムーズな発声が損なわれるかもしません。ただ、J-POPの男性曲としては控えめな高音であるため、比較的克服しやすいのではないかと私は推定しています。「高音域が苦手な男性」は場合によっては少しキーを下げてもよいかもしれません。


 『YouTubeテーマソング』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。今回の楽曲は音域がそこまで広くなく、キー調整の融通はかなり利きやすいと思います。歌い慣れた人はもちろん、ビギナー向けの調整もある程度可能であると私は分析しました。
 今回の楽曲はメロが分かりやすく、リズムなども取りやすいです。音域も広くないので、ビギナー向けの練習曲としてはかなり使いやすいと思います。

 『YouTubeテーマソング』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D~mid2D#といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。最高音mid2D#はサビを中心に多いです。低音についてはmid1D程度であり標準的です。
 こうした点を考慮すると、「標準より低め~ある程度高音域が得意な男性」などに合いやすいと私は分析しました。「高音域が得意(or非常に得意)な男性」などは少しキーを上げてもよいと思います。


【まとめ】

①サビが特に高いが、J-POPの男性曲としては高音が控えめ
②原キーだと「標準より低め~ある程度高音域が得意な男性」などに合いそう
③音域が広くなく、キー調整しやすい
④メロもよく、リズムなども取りやすい。ビギナーの練習曲にも向く

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コメント

  1. ぽい より:

    いつも参考にさせて頂いております。
    リクエストはここでよろしいでしょうか?
    コブクロのダイヤモンドを取り上げて欲しいです。
    好きな曲なのですがなかなか上手く歌えず参考にしたいです。