『Always the best day』(Mr.FanTastiC)
【地声最低音】mid1D#(D#3) ※全体で1回程度
★人間ってやm1F–m1D#[つ[は]さぁ] 完璧なことなどない[か]ら【Cメロ】
【地声最高音】hiB(B5) ※ラストサビで3回
★2F#–hiA–hiB^[カ[モン[ベイ]ベー] [ドントストップ] [レッツゴー G[み]ら]いへ【ラストサビ[転調₊1]】
★hiA[ユー]&A–hiB[マイ[ライフ] SO Always the best day
【裏声最高音】hiD(D5) ※ラストサビで2回(1場面)
★まhiA[だ]ま[だ]そのあ[しhiD裏–C#–A–C#–D[は]歩]け][る[だろ]【ラストサビ[転調₊1]】
【補足】mid2F(一部略)~hiA#を含むフレーズ一覧
★m2F[ミー?] ドントヒー[ロー] ノーノー【Aメロ】
★救ったことなどひm2G#–F[と]つ]もない[ね]ぇ
★m2F–m2G#[俺のはいる余地は少しも[ない]【Bメロ】
★共にバカになるから俺を呼m2F[べ]【Cメロ】
★ユーm2G#[アー]、m2F–G#[ユー[アー]ライ]フファイG#[ター]【通常サビ】
★m2F[自分]を[守]る[こ]とで[精m2G#[一杯]【2番Aメロ】
★ディスm2G#[ライフ オーNO NO] [悲しい]こと言わないで【2番Bメロ】
★F–F#–G–m2G#–F#[でも[もしよければ今のす[こしだ[け]は] hiA#[前を向け!]
★ユーhiA[アー]、F#–A[ユー[アー] ライ]フファイA[ター]【ラストサビ[転調₊1]】
まず、『Always the best day』についてです。この楽曲は、2020年にロックバンド・。Mr.FanTastiCによりリリースされたシングル作品です。バンドとしては初のデジタルシングルですが、アルバムには未収録です(バンドとしてはこれまでにメジャー以降2枚のフルアルバムをリリースしています)。
Mr.FanTastiC(ミスターファンタスティック)は、歌い手としても活躍されているメガテラ・ゼロさん、ボカロPのナナホシ管弦楽団(2021年に脱退)を中心に2018年に結成されました。米国のハードロックバンド・MR. BIGが好きなメンバーが集まり結成されました。こうした背景もあり、力強いバンドサウンドを基軸にし、ボーカルもロック感のある歌唱に特色があります。
今回取り上げる『Always the best day』にも同様の傾向があり、力強いバンドサウンドと歌唱が特徴的です。作詞作曲はボーカルのメガテラ・ゼロさんによりなされました。
『Always the best day』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲は曲全体を通して中高音が多く見られます。ABメロについてもmid2F~mid2G#等が多く見られます。低音域については、限定的にmid1D#等が登場しますが、頻度としては少なめです。こうした特徴から、中高音域が得意な男性の方がマッチしやすい曲です。発声はほとんどが地声ベースの力強い歌唱になります。
女性が同曲を歌唱する場合、通常は少しキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから1~3つ程度上げてみてください。ただ、今回の楽曲は低音域が登場する場面が一部に限定されます。そのため、「標準より低め~やや低めの音域の女性」などは原キーがマッチする可能性があります。その辺りは実際に歌唱して、微調整を加えてください。
ちなみに、女性歌手のAdoさんは、ボーカルのメガテラ・ゼロさんの歌唱に影響を受けていると公言されてます(テレ朝POSTより引用)。Adoさんの歌唱に興味がある方は、Mr.FanTastiCはじめメガテラ・ゼロさんの楽曲にアプローチしてみるのもよいかもしれません。
最後に『Always the best day』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D#(D#3)~【地声最高音】hiB(B5)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1D#は1番Cメロで登場します。登場回数は1回程度です。今回は低音が登場する場面がこの近辺に限定されており、見た目よりも低音が高いのではないかと私は分析しました。
次に、地声最高音hiBはラストサビで登場します。登場回数は3回程度です。このhiBに次ぐ地声高音としては、hiA#がピークとなる場面が全体で7回程度(通常サビ等が中心)、hiAが7回、mid2G#が27回程度登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としては高く、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3つ程度下げてみてください。ちなみに、2番サビの後半で登場するフェイクは裏声でhiFが登場します。
『Always the best day』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。一方、楽曲の難易度なども考慮するとビギナー向けの調整には向きにくいと私は分析しています。
同曲はメロディー自体は分かりやすいです。ただ、2番のABメロについては、歌メロがかなり速いため、歌詞などはしっかり覚えておきたいです。また、ロック色の強い作品ですので、ロック系に慣れている人の方が歌いやすいです。
『Always the best day』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiBといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はABメロではmid2F~mid2G#等が多く、サビではhiA~hiB等の音階が登場します。相対的に中高音寄りであり、低音域は少なめです。
こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、「標準より低め~やや低めの音域の女性」なども原キーがマッチする可能性があります。
【まとめ】
①低音は一部見られるが、全体的に中高音寄り
②原キーだと「高音域が得意(or非常に得意)な男性」に合いそう
③「標準より低め~やや低めの音域の女性」も原キーが合いうる(キーを上げてもよい)
④メロは分かりやすいが、2番は歌メロが速い場面があるため注意
⑤ロック色が強いため、ロック系の力強い歌唱に慣れている人が合いやすい
コメント
いつも見させて頂いてます!
CHEMISTRYの「Peaces of a dream」お願いします
リストアップしておきます
リクエストありがとうございます
(追記)
以前『My Gift To You』をリクエストされましたよね
先にそちらからアップするかもしれません
リクエスト失礼します。
こっちのけんと「もういいよ」
小林私「加速」
の音域調査をお願いします。
いつもリクエストに答えてくださり、また丁寧な解説をしてくださりありがとうございます。
お手空きの際にでも調査していただければ幸いです。
リストアップしておきます
リクエストありがとうございます