『ロックスター』(Ado)

【地声最低音】mid1F(F3) ※全体で1場面(計5回)
★夢にm1G–m1F[見[た]き[み]は[ぁ]ロッ[クン])ロール[スタ1F[ー]【1番Aメロ】
【地声最高音】hiD(D5) ※全体で7回(wow wowを含めると12回)
★今夜アタhiA#–hiD地–C[シ[は]ロッ]クス]ター【サビ】
★あhiD地–hiC–A#^[そ](び足]り[な])い
【裏声最高音】hiF(F5) ※サビで登場
★hiF裏–C#–C–A#[ね]む]ぅ]れ]hiC#地–C[ない]の]な]ら【サビ】
【補足】hiA#~hiG辺りを含むフレーズ
★Wow……Wow⇒(hiD–hiC–Aのコンボ)含む【イントロ】
★笑われながらゆhiA地–m2G[め]を]見た【Aメロ】
★hiA[ライ]トの光は羽のようでさ
★ゆhiC#–C–A#^[め]を見]て[た])いの【サビ】
★hiA#[さあ歌を歌]おうm2G[ぜ]
★hiE裏–C–B[う]た]っ]てhiC地–B[たい]だ]けよ【ラスサビ[転調−1]】
★今hiA#[こ]のhiC#地–C[と]き]だ]C#–C[け]は]そう]さ【ラストサビ】
☆hiA#[I’m a ro]ok ‘n’ [roll] star hiF裏[uh] hiG裏[uh]★hiF裏–C#–C–A#[ね]む]ぅ]れ]hiC#地–C[ない]の]な]ら【サビ】
【補足】hiA#~hiG辺りを含むフレーズ
★Wow……Wow⇒(hiD–hiC–Aのコンボ)含む【イントロ】
★笑われながらゆhiA地–m2G[め]を]見た【Aメロ】
★hiA[ライ]トの光は羽のようでさ
★ゆhiC#–C–A#^[め]を見]て[た])いの【サビ】
★hiA#[さあ歌を歌]おうm2G[ぜ]
★hiE裏–C–B[う]た]っ]てhiC地–B[たい]だ]けよ【ラスサビ[転調−1]】
★今hiA#[こ]のhiC#地–C[と]き]だ]C#–C[け]は]そう]さ【ラストサビ】
※☆のhiGはフェイクなので裏声最高音には含めてません
まず、『ロックスター』についてです。この楽曲は、2025年に女性歌手のAdoさんによりリリースされたアルバム『Adoのベストアドバム』に収録されています。アルバムは10万枚以上のCDセールスを記録し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。
『ロックスター』はベストアルバムのリリースで初めて制作・発表された作品です。タイトルからも想起されるようにハードロック色が強いミドル曲です。こうしたこともあり、Adoさんの歌唱も力強い発声が特徴となっています。作詞作曲編曲はボカロPのjon-YAKITORYによりなされました。
『ロックスター』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としては、標準的~やや高めのレンジで歌メロが作られています。一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいです(ただし、今回は低音の一部が少し低い)。
今回の楽曲は、中低音中心のAメロと、中高音寄りのサビから歌メロが作られています。低音域は標準的ですが、一か所だけ低音がしんどい場面があります。サビではhiCやhiDなどの高音が登場します。hiD辺りは女性の音域としては高めですが、ロック的な力強い発声が得意な人だと比較的届きやすいかもしれません(こうしたことを考慮して、「標準的~やや高め」としています)。発声は地声ベースですが、サビの一部で裏声(ファルセット)が登場します。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから5つ程度下げてみてください。「高音域が非常に得意な男性」についても若干キーを下げた方が安定しやすいと思います(カラオケなどで歌うのであれば原キーを試してみるのも良いかも)。今回は全体的にロック色が強いため、男性が歌っても合いやすいかもしれません。
最後に『ロックスター』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiF(F5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、やや高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Fは1番のAメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内ですが、mid1Gとのコンボが連続するため、それなりに低音感があります。ただ、こうした場面は1か所のみであり、その他は比較的高めの低音です。
次に、地声最高音hiDはサビで計7回登場します(イントロのフェイクなどを考慮すると12回)。hiDに次ぐ地声高音としては、hiC#がピークとなる場面が全体で6回、hiCが5回程度登場します。これらは女性の音域としては高めです。ただ、今回は全体的に声を張った歌唱をしているため、こうした点を考慮すると女性の音域としては標準的~やや高めであると私は分析しています。ただ、人によっては少しキーを下げた方が歌いやすいかもしれません。
『ロックスター』は低音域が低く、キーを下げる余地があまりありません。ただ、低い低音は一部のみですので、中高音の練習をするために少しキーを下げて歌唱するのもよいかもしれません。ただ、どちらかといえば歌い慣れた人向けの楽曲であると私は分析しています。
今回の楽曲はメロやリズムは比較的分かりやすいです。音域がマッチするのであれば、カラオケや練習曲にもよいと思います。今回はロック色のある力強い発声が特徴的ですので、そうした練習にもよいと思います。
『ロックスター』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiD(裏声はhiFまで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は特にサビでこれらが多く登場します。一方、低音域は一部でmid1Fなど低い場面が見られます(回数は少なく、全体でみると大よそ標準的)。
こうした点を考慮すると「標準的~標準より高めの音域の女性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。ただ、今回は高音がキンキンしたニュアンスですので、そうした歌い方に慣れてない場合は、歌いにくいかもしれません。
【まとめ】
①サビを中心に中高音が多い
②低音は一部が低いが、それ以外は標準的
③原キーだと「標準的~標準より高めの音域の女性」などに合いそう
④高音はキンキンした力強い歌唱が特徴(こうした歌い方に慣れているかが重要)
⑤音域が合うのであればカラオケ向き