『明日への扉』(I WiSH)

【地声最低音】mid2B(B3) ※計3回程度
★うC#–m2B[ら[な]い]ざhiB地–A[っ]し] ふたつの星に【Bメロ】
【地声最高音】hiB(B4) ※全体で45回程度と多い
★誰m2G–hiB[よ[り]も] [か]がhiA[や]く君を見て【Aメロ】
★あm2G–hiA[な[た]の優しさでふさhiB–A[がる]ぅ]【Bメロ】
★hiA–hiB地[ふと[し]たしゅB[ん]か]んの【サビ】
★さm2G–hiB–A[りげないし[ぐ]さ]
★hiA地–hiB[ふた[り]のメA–m2F#[ロ]ディー]【Dメロ】
★溢れhiB地–A[出]す] な[みB[だこ]ら]えて
【裏声最高音】hiD(D5) ※サビやDメロで登場
★hiA地–hiB裏–C#–hiD[こ[こ[ろ[が]満たD裏–C#–hiB地[さ]れ]て行]く]【サビ】
★hiD裏–C#–hIB地–A[耳元で聞]こ]え]る]【Dメロ】
【補足】mid2G~hiBを含むフレーズ一覧
★光m2F#–hiA[る[あ]せ] [ティ]ーA[シャ]ツ、出会ったm2C#[こ]い【Aメロ】
★これかhiA[ら]描い[て行]くこhiB裏[い]の色
★始m2G–hiA[まりのペ[ー]ジ]彩るよ
★m2F#[ふ]たりのみら[い]をか[さG–hiA地[ねて[み]る[の]【Bメロ】
★hiA–2G[いつ]の]間[にA[か] A[す]きま]空[いA[た]【サビ】
★光m2F#–hiA[る[あ]せ] [ティ]ーA[シャ]ツ、出会ったm2C#[こ]い【Aメロ】
★これかhiA[ら]描い[て行]くこhiB裏[い]の色
★始m2G–hiA[まりのペ[ー]ジ]彩るよ
★m2F#[ふ]たりのみら[い]をか[さG–hiA地[ねて[み]る[の]【Bメロ】
★hiA–2G[いつ]の]間[にA[か] A[す]きま]空[いA[た]【サビ】
まず、『明日への扉』についてです。この楽曲は、2003年に音楽ユニットI WiSHによりリリースされたシングル作品です。同曲は、フジテレビの恋愛リアリティー番組「あいのり」の主題歌として書き下ろされました。作詞作曲はボーカルのaiさん(ソロ名義は川嶋あい)、編曲はキーボード担当のnaoさん,小澤純さんによりなされました。
楽曲の質も相まって、『明日への扉』は100万枚近い大ヒットを記録し、年間CD売上チャートの6位にランクインしました。また、2016年には配信部門で50万ダウンロード達成(ランキングデータブログBillion Hitsより引用)、2024年にはストリーミングでも5000万再生を獲得しました。こうしたロングヒット傾向から、I WiSHおよび川嶋あいさんの代表的な楽曲として挙げられます。
『明日への扉』の音域的な特徴についてです。今回の楽曲はおおよそ一般的な女性の音域の範囲内(体感的には「やや高め~高め」)で歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいと私は分析しています。
今回の楽曲は地声高音としてhiAやhiB辺りがよく登場します。地声最高音がhiB程度と標準的ですが、登場回数が多いため、体感的には高く、一般的な音域の女性だと体力的に辛くなりやすいのではないかと思います。また、低音も女性曲としてはやや高めです。こうした点を考慮すると、「標準よりやや高め~高音域が得意な女性」などに合いやすい曲であると私は分析しています。原曲ではhiC#やhiDは裏声になっていますが、「高音域が得意な女性」などは地声で歌ってもよいかもしれません。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから5~7つ程度下げてみてください(裏声で歌うことが前提)。ちなみに、同曲は男性声優の立花慎之介さんが原キーよりも6つ低いキー(mid1F~mid2G#)でカバーしています。ただ、立花さんは裏声の部分も地声で歌唱しているため、男性曲としてはかなり高いのではないかと推測されます(mid2G#が地声で18回、mid2Fが45回、mid2D#が62回登場する)。「高音域が得意な男性」の声域の男性は立花さんのカバーも参考にしてもよいかもしれません。
最後に『明日への扉』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、やや高め~高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2BはBメロで計4回登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。ただ、女性曲としては高めの低音であるため、相対的に中高音が多く登場する曲であることが分かります。中低音が得意な女性だと持ち味を活かしにくい可能性があります。
次に、地声最高音hiBはAメロ~サビDメロまで広く登場します。登場回数は45回程度とかなり多いです。このhiBに次ぐ地声高音としてはhiAがピークとなる場面が全体で62回登場します。登場回数がかなり多いことを考慮すると女性の音域としては「やや高め~高め」であり、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいと私は推定しています。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください(間奏が長いのであれば、「一般的な音域の女性」でも体力的に余裕が出てくる)。
『明日への扉』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。また、今回は地声音域がそこまで広くないため、ビギナー向けの調整も一応可能だと思います(ただ、裏声が上手く使える必要がある)。
今回の楽曲はメロやリズムは分かりやすいです。音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにもおススメです。サビでは裏声と地声が器用に使い分けられているので、そうした歌唱の練習にもよいと思います。全体的にメロがよい作品であり、歌いこなせると気持ちよさそうです。
『明日への扉』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G~hiB(裏声はhiDまで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は全体的にmid2G~hiB辺りがかなり多く、見た目よりは高く感じやすいと思います(一般的なレンジだが、体力的に辛くなりやすい)。
こうした点を考慮すると、「標準よりやや高め~高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。「高音域が非常に得意な女性」も原キーで歌唱しうると思いますが、サビは地声ベースで歌唱する方が歌いやすいかもしれません。
【まとめ】
①全体的に中高音寄り。標準的な音域の女性だと体力的に辛くなりうる
②原キーだと「標準よりやや高め~高音域が得意な女性」向け
③サビでは裏声と地声の使い分けが不可欠(高音が得意なら地声ベースでもよい)
④キー調整はしやすく、ビギナー向けの調整も可能
⑤練習曲におススメしやすい。歌のよさが活きやすい良曲