『かくれんぼ』(AliA)、Kakurenbo(AliA)
【地声最低音】mid1G(G3)
★m2A–hiA[も[の心がつ]く頃 2A[す]でに此処2A[にあ]った【Aメロ】
★m1G[か]ぎはずhiA[っ]と 君の1G[ポ]ケットの中にあった【Dメロ】
【地声最高音】hiG(G5) ※全体で1回
★いhiG–hiF–hiE–hiD[ま]な]ら]むね]を張れ[る]気が[しhiE[た]んだ]ぁ【Dメロ】
【裏声最高音】hiF(F5) ※ラストサビで登場
★一hiF裏–hiD–hiC[等]せ]い]がか[お]をD[出し]た【ラストサビ[転調₊1]】
★まhiD#–D[く]は]D#–hiF裏[上[が][りD#[だ]し]た
【補足】hiC#~hiFを含むフレーズ一覧
★hiA[夕]陽[と]ともによhiC#地–hiB[み]が]える]【Aメロ】
★m2A[ら]く書きの中に1つのこhiA[た]え[を]hiB–hiC#[見[つ]けた]
★じぶhiA[ん]の[価hiB[値]に] 目を[う]た[がB–hiC#[っ[て]【Bメロ】
★(こんな世界じゃ) ぼhiE地–hiD–hiC#–hiB[く]は]い]ら]な[い]
★(カウントダウンは)hiE–hiD–hiC#-hiB[は]じ]ま]っ]てC#[いる]よ]
★一hiB–hiC[度[は]いC–hiD[ら[ない]と]C–D–hiE[お[も[った]【Dメロ】
★hiF裏–hiD–hiC[いっ]せー]のー]“でこ[え]を[上D[げ]て【ラストサビ[転調₊1]】
★聴hiC[こ]え[てhiD–hiD#[く[る]んだ]
★自分の影の長さにhiD[気]付く hiF地–hiD#–D[も]う]こ]んなじ[かん]だ
★(届きそうで)手hiC[を]伸hiD#–D[ばし]た]
★次は僕に着いてきhiD–hiC[な]よ] (どんな暗闇でも)
★(もういいかい?まーだだよ) 泣hiD#–hiD–C[き]じゃ]く]っD–D#[た[こ]え]で]
※ラストサビ前で地声のhiEが10回超、ラストサビでhiFが2回
まず、『かくれんぼ』についてです。この楽曲は、6人組ロックバンドAliA(アリア)によりリリースされたミニアルバム『AliVe』に収録されております。同アルバムにはシングル『limit』をはじめ、全7曲が収録されております。バンドとしては初のアルバム作品になります。
さて、『かくれんぼ』はアルバムの発売に先立ち、ミュージックビデオが公開されました。そうしたこともあり、リードトラックのような位置づけにある作品だと思います。タイアップが無いにも関わらず、これまでに4000万回を超える再生回数を記録しており、バンドを代表する楽曲となっております(2023年4月現在)。
『かくれんぼ』は公式としてタイアップが付いたわけではないですが、動画サイトで既存のアニメと音声を組み合わせたMAD作品などを通して知名度が大きく上昇します(リアルサウンドより引用)。これまでに『僕のヒーローアカデミア』や『ハイキュー!!』、『ONE PIECE』、『転生したらスライムだった件』などのMADに多くの再生回数が集まり、それに伴い楽曲も広く知られるようになりました。ハイトーンボーカルが核となった疾走感のあるバンド曲、王道の少年漫画作品とリンクしやすい歌詞内容などが多くの人の共感を集めたと考えられます。私も初聴でインパクトの高さに驚かされました。
『かくれんぼ』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としてはかなり高いレンジで歌メロが作られております。低音域に若干余地があるため、少しならばキー下げは可能です。
同曲は、hiE~hiGが登場するなど女性の音域としてはかなり高いレンジで歌メロが作られております。サビのhiE,hiFなどは上手く裏声を使って歌唱することなども可能だと思いますが、それでもhiD#,hiDが頻出するなど高いレンジとなります。高音域が得意な人でもスタミナ不可欠な楽曲だと思います。ボカロ曲などと近似する音域です(息継ぎのしにくさなども似てます)。
ちなみに、同曲を男性が歌う場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいと思います。人によってはオク下げなどでマッチするかもしれませんが、一般的には「少しキーを上げてオク下げで歌う」とマッチしやすいのではないかと私は推測しました。
最後に『かくれんぼ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiG(G5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1GはDメロで登場します。このmid1Gは歌えるのは越したことはありませんが、歌い出しの瞬間的な音ですので、個人的にはそこまで厳密にならなくてもよいのではないかと思います。低音域については、mid2A辺りが歌えると安定しやすいです。
次に、地声最高音hiGは同じくDメロで登場します。登場回数は1回程度です。このhiGは女声域としてはかなり高く、ボカロ曲のようなレンジになります。このhiG以外でもhiFやhiEが登場するため、通常はキーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから3つ程度下げてみてください(これでも一部は高いですが)。
『かくれんぼ』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。ただ、同曲は元々の音域が広いため、キーを下げたとしても歌いにくい部分が出てきやすいです。キー調整を考慮しても、ある程度高音域が得意な女性の方がチャレンジしやすいといえます。
最近のJ-POPの傾向でもありますが、同曲はメロとメロの間隔が短く、息継ぎがしにくいです(当ブログでは「酸欠曲」と呼んでおります)。そのため、「どこで息継ぎを入れるか」といったことをしっかり整理しておくとよいと思います。歌詞などもしっかり覚えておきたいです。ちなみにメロディーについてはかなり親しみやすいので、繰り返し聞いていると自然と聴いていると覚えられるのではないかと私は感じました。
『かくれんぼ』を原曲キーで歌唱する場合、hiD~hiGといった高音域をしっかり歌いこなせることが求められます。hiE,hiF辺りは場面によっては裏声などを駆使してもよいと思いますが、この辺りは女性域としてはかなり高く、また息継ぎなども大変です。そのため、「高音域が非常に得意な女性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。一つの目安ですが、ボカロ曲などが得意な方は、この曲も合うと思います。
『かくれんぼ』は音域が広く、原キーだと難易度の高い楽曲です。ただ、非常に耳に残りやすい楽曲であり、カラオケなどで歌いこなせると気持ちがいいのではないかと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
に、地声最高音hiGは同じくDメロで登場します。登場回数は1回程度です。このhiGは女声域としてはかなり高く、ボカロ曲のようなレンジになります。このhiG以外でもhiFやhiEが登場するため、通常はキーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから3つ程度上げてみてください(これでも一部は高いですが)。
の部分ですが、3つ下げるの間違いではないですか?
ご指摘ありがとうございます。
取り急ぎ修正しまいた。助かりました。