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『Sign of the Times』( Harry Styles ) の 音域

 こんにちは。今回はHarry Stylesさんの『Sign of the Times』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『Sign of the Times』(Harry Styles)
『Sign of the Times』(Harry Styles)の音域






【地声最低音】mid2C(C4) 

m2E[Wel]come E[to] the E[f]i[nal show]m2C【Aメロ】


【地声最高音】hiC(C5) ※後半のみで7回

hiA[We] A#hiC地[got to get awa[y]【アウトロ】
hiA[we] hiC[got to get] AC[a[wa]y


【裏声最高音】hiC(C5) ※Bメロで多い

hiC裏[We] hiAC[ne[ver] [learn], we’ve been here be[fore]A【Bメロ】
hiC裏[The] hiA[bu]llets, C[the] [bu]llets?


【補足】mid2F(一部略)hiA#を含むフレーズ一覧

m2F[Just stop your crying, t’s a sign of] m2G[the] times【Aメロ】
hiA地[We] m2G[don’t] m2F[talk] enough A[We] G[should] [o]pen up【Cメロ】
hiA[Will] m2G[we] ever hiA裏[learn?]A[We’ve] m2G[been] here be[fo]re]AG
hiA#地A[We got to, we got to, a]way]【アウトロ】

 まず、『Sign of the Times』(サイン・オブ・ザ・タイムズ)についてです。この楽曲は、2017年に英国の男性シンガーソングライターのハリー・スタイルズ[Harry Styles]さんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年にリリースされた『Harry Styles』に初収録されました。同アルバムには、『Two Ghosts』などのシングルも収録されており、世界的なヒットを記録しました。

 ハリーさんは英国の大人気ボーイズグループであるワン・ダイレクション[One Direction]のメンバーでもありますが、2016年にはソロとしての活動を本格化させます。これまでに3枚のフルアルバムをリリースし、いずれも大きな評価を受けました。2019年の2枚目のアルバム『Fine Line』は2020年にローリング・ストーン誌の「歴代最高のアルバム500選」にも選出されました。また、最新のアルバム『Harry’s House』もグラミー賞の最優秀アルバム賞を獲得するなど多大なる評価を受けました。


 さて、『Sign of the Times』はハリー・スタイルズさんの記念すべきソロデビューシングルとなります。70年代のソフト・ロック、グラム・ロックなどの影響を受けたスローナンバーであり、世界的に大きなセールスを記録しました。また、売上のみならず、楽曲自体の評価も高く、2021年に行われたローリング・ストーン誌による『歴代最も偉大な曲500選』の428位に同曲がランクインしております。
 同曲はAメロBメロを基調として歌メロディーが進行し、後半にはCメロ⇒アウトロと展開していきます。メロ自体はシンプルですが、バラードであるため、歌い手の歌唱力が問われそうです。

 『Sign of the Times』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域には余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
 同曲は、最低音がmid2Cと高く、その分中高音域の割合が高いです。ただ、今回は5分40秒の演奏のうち、4分間はAメロとBメロで構成されます。そのため、終盤まではmid2Gまでの地声レンジとなります。楽曲の終盤になると地声hiA~hiCが多く見られるようになり、高音域がしっかり使いこなせることが必要になります。また、Bメロでは器用な裏声発声が不可欠です。

 ちなみに、女性が『Sign of the Times』を歌唱する場合、原曲キーでも歌唱可能だと私は推測しました(外国人の女性が原キーでカバーされてる動画などを確認しました)。今回は最低音がmid2Cであるため、女性にとって低音が低すぎるということはないと思います。ただ、女性の得意なレンジを考慮すると、通常は少しキーを上げるのもよいとも考えております。この辺りは、実際に各々歌唱して調整を加えて下さい。



 最後に『Sign of the Times』の音域についてですが、【地声最低音】mid2C(C4)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、「高い」です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid2CはAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。今回は最低音が高い分、Aメロでもmid2E~mid2G辺りが多く登場します。その点で、ある程度高音域が得意な男性向けの楽曲だといえます。ただ、最低音mid2Cの男性曲としては、そこまで高音が辛いというわけではないと私は分析ました。最低音がmid2Cであるため、女性が原曲キーで歌唱することも可能そうです。

 次に、地声最高音hiCは終盤のアウトロで登場します。登場回数は7回程度です。この辺りは男性の音域としてはかなり高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度下げてみてください(♭3~4)。
 ちなみに、ハリーさんのライブの映像を確認すると、常に録音音源に厳密に歌唱してるわけではないようです(当然、それでも歌唱力は高いです)。そのため、厳密に地声hiC7回にこだわらなくてもよいと私は考えました。興味のある方は、ライブの歌唱なども参考にしてみてください。


 『Sign of the Times』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。同曲は基本的なメロが1オクターブで作られており、キー調整の融通は非常に利きやすいです。歌詞は英語詞でありますが、スローナンバーですので、洋楽曲が苦手な方でも練習はしやすいと思います。キー調整や英語詞に抵抗が無いのであれば、練習曲におススメしやすいと私は感じました。
 一方、同曲はバラード曲であるため、歌い手の歌唱力が反映されやすいです。当然、キー調整をしたからといってすぐにハリーさんのような歌唱ができるわけではありません。そのため、少しずつ練習を重ねてください。

 『Sign of the Times』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiCといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回は全体的に中高音寄りであり、高音域が得意な方の方が相対的にマッチしやすいです。また、裏声の歌唱も必須です。
 これらを踏まえると、「(ある程度)高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、「標準より低め~標準的な音域の女性」などもマッチする可能性があります。


 『Sign of the Times』はバラード曲であり、ボーカルの良さが活きやすいです。メロもよく、歌いこなせると非常に気持ちがいいのではないかと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. そばかす より:

    teleさんの、花瓶をリクエストしたいです

    • もりっしー より:

      リストアップしておきます。
      リクエストありがとうございます。

  2. なる より:

    こんばんは!
    いつも楽しく拝見させて頂いております!

    リクエストした者です!
    応えてくださりありがとうございます^_^

    すごく細かく、分かりやすくいつも助かります!

    個人的にこの曲は、自分の18番なのもあり、とても嬉しく思います!
    今後も頑張ってください!
    応援しております♫

    • もりっしー より:

      コメントありがとうございます。
      この曲はいいですよね。
      参考になれば幸いです。
      リクエストありがとうございます。