※当ブログでこれまで取り上げてきた米津さんの作品についてはこちらを参考下さい⇒米津玄師の作品音域一覧
『海と山椒魚』(米津玄師)

【地声最低音】mid1C(C3) ※全体で15回
★m1E–G[みな]ま]で言わない[で]ぇ[くれ]【Aメロ】
★m1E[草葉の]つ[ゆm1D–m1C^[を[か]ぞえ]て]
★m1E[あなたを]し[のD–m1C^[び[あ]るい[た]
★m1C[今]なお浮m1E[かぶ] C[その]思い出E[ぇは]【Bメロ】
【地声最高音】mid2G(G4) ※2番Aメロで1回
★m2E–m2G^[あなたのい[た]み]も知ら[ず]【2番Aメロ】
【裏声最高音】hiA(A4) ※サビで登場
★m2E地–G裏–hiA^[そ[の[身に]ひ]E地–D[た]る]苦[痛E[が]【サビ】
★(祈りを送りながらぁ)hiA裏–G–m2E地–D[ぁ]ぁ]ぁ]ぁ]ぁ
【補足】mid2D(一部略)~mid2Fを含むフレーズ一覧
★m1C[何処]かで落m2C[と]し[てm2D[消]【Bメロ】
★E–m2F^-D[え[ぇ]ぇ]る]のか
★あなたm2D–m2E[の[か]か]える憂[が]【サビ】
★流れm2F-E–D[落]ち]ます]E[よ]ぉ]ぉに
★岩屋の陰にm2C–m2D[ひ[そ]み【2番Aメロ】
★嵐m2D地L–E–m2F{に ひ[る[む]お]れE[は]
★m2D[青]く[澄ん]で[は日E–m2F[照[り]の]な]か【Dメロ】
★m2C[ここ]ろ[あ]る[まm2E–D[ま]縷]々語る]
★m1C[何処]かで落m2C[と]し[てm2D[消]【Bメロ】
★E–m2F^-D[え[ぇ]ぇ]る]のか
★あなたm2D–m2E[の[か]か]える憂[が]【サビ】
★流れm2F-E–D[落]ち]ます]E[よ]ぉ]ぉに
★岩屋の陰にm2C–m2D[ひ[そ]み【2番Aメロ】
★嵐m2D地L–E–m2F{に ひ[る[む]お]れE[は]
★m2D[青]く[澄ん]で[は日E–m2F[照[り]の]な]か【Dメロ】
★m2C[ここ]ろ[あ]る[まm2E–D[ま]縷]々語る]
まず、『海と山椒魚』(うみとさんしょううお)についてです。この楽曲は、2014年に男性シンガーソングライターの米津玄師さんによりリリースされたアルバム『YANKEE』に収録されています。アルバムはロングヒットを続け、2019年には25万枚のCDセールスに到達し、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされています。『海と山椒魚』は、井伏鱒二の小説『山椒魚』がモチーフとなっており、その点でも話題になりました。
『海と山椒魚』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域の範囲内で歌メロが作られています。一般的な音域の男性が原曲キーで歌唱しうる楽曲です(人によっては少しキーを下げてもよいかも)。
今回の楽曲はABメロは中低音中心、サビやDメロでは中高音が多く登場します(音域がやや広い)。中低音についてはmid1C~mid1Eが多く、一般的な男性の音域の範囲内ですが、「高音域が非常に得意な男性」だと若干歌いにくいかもしれません。
一方、中高音としてはmid2E~mid2F辺りが多く登場します。中高音はJ-POPの男性曲としてはやや控えめのレンジですが、ロングトーンが要所で見られるため、見た目よりは高いと想定しています。こうした点を考慮すると、「標準的な音域の男性」などが原キーで歌唱しうると想定しています。ただ、mid2E~mid2Fの回数などを考慮すると、中高音寄りの男性の方がより歌いやすいとは思います。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから5~7つ程度上げてみてください。今回は音域が広いため、ビギナーなどは歌いにくい可能性があります。
最後に『海と山椒魚』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C(C3)~【地声最高音】mid2G(G4)、【裏声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1CはAメロBメロで計15回登場します。このmid1Cに次ぐ地声高音としてはmid1Eが谷底となる場面が全体で16回登場します。こうした点を考慮すると、おおよそ一般的な男性の音域の範囲内といえます。ただ、「高音域が非常に得意な男性(or女声域に近似するような高音男性)」については若干キーを上げてもよいかもしれません。
次に、地声最高音mid2Gは2番Aメロで1回だけ登場します。このmid2Gに次ぐ地声高音としてはmid2Fがピークとなる場面が全体で21回、mid2Eが45回、mid2Dが34回登場します。こうした点を考慮すると、おおよそ一般的な男性の音域の範囲内ですが、mid2E~mid2Fの回数が多いため、人によっては体力的に辛くなる可能性もあります。その際は少しキーを下げることも選択肢に入れてみてください。
『海と山椒魚』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回は音域が広いため、ビギナーについては一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。
今回の楽曲はメロは比較的わかりやすいです。リズムについては少し癖がありますが、それでも音域がマッチするのであれば、カラオケや練習曲にもよいと思います。メロがゆったりめであるため、その点でもおススメです。また、サビで裏声が登場するため、そうした歌い方を学ぶ上でもよさそうです。
『海と山椒魚』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D~mid2G(裏声はhiAまで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビはDメロを中心にこれらがよく登場します。中低音はABメロで多く、mid1Cやmid1Eが見られます。
こうした点を考慮すると、「標準的(orやや高め)~高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。「高音域が非常に得意な男性」についても原キーで歌唱しうると思いますが、場合によっては少しキーを上げてもよさそうです。
【まとめ】
①ABメロで標準的な中低音が多い。サビは中高音中心(音域がやや広い)
②中高音ではロングトーンなども見られる。見た目より少し高いかも
③原キーだと「標準的(orやや高め)~高音域が得意な男性」向け
④メロ等は比較的わかりやすい。リズムに少し癖があるので注意
⑤テンポも速すぎず、練習曲にも良さそう
※当ブログでこれまで取り上げてきた米津さんの作品についてはこちらを参考下さい⇒米津玄師の作品音域一覧