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『タッチ』( 岩崎良美 ) の音域 アニメ『タッチ』OP曲

 こんにちは。今回は岩崎良美さんの『タッチ』(1985)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。なお、『タッチ』はYouTubeでは音楽ユニットClariSのカバーバージョンの動画が公開されております(ショートバージョンです)。BPMはClariSバージョンの方がやや早いですが、キーについてはオリジナルと同じですので、当ブログでもClariSの動画を添付いたします。

『タッチ』(岩崎良美)、Touch(Yoshimi Iwasaki)
『タッチ』(岩崎良美)の音域







【地声最低音】mid2A(A3) 

m2A[そ]こから何も[聞]けなくなるの 星屑ロンリm2F#[ネス]【Aメロ】


【地声最高音】hiB(B5) ※全体で10回

★すhIB-hiA#-hiA[れ]ち]が]いやまAm2G[わ]りみ]ちを【Bメロ】
★お願い m2G[タッチ] タッチ [ここに]タッチ あなGhiBhiA#[た[か]ら]
hiB[タッチ]BhiA[を]の]ばして 受AG[け]とっ]てよ 
★ためm2G[いきの花だけ] 束ねたm2G#hiA#hiB[ブ[ー[ケ]


【補足】mid2F#mid2Gを含むフレーズ一覧

★呼m2F#[吸を止めて][ち秒あなた]m2GF#[んけんな目をし][か]【Aメロ】
m2F#m2G[落ち[た]なみ[だ]も 見]ないふり
★あm2F#m2G[と[な]G[か][過][た]ら 二人はふれあう[の]【Bメロ】

 まず、『タッチ』についてです。この楽曲は、1985年に岩崎良美さんによりリリースされたシングル作品です(作詞康珍化さん、作曲・編曲芹澤廣明さん)。同曲は、あだち充さんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『タッチ』のオープニングテーマとして制作されました。漫画『タッチ』は累計発行部数が1億部を超える人気漫画であり、アニメ自体も最大視聴率が31%を超えるなど大人気になりました。

 オープニングテーマ『タッチ』についても、アニメの質と楽曲の質が相まって、今もなお広く知られるアニメソングとなりました。カバーも多くなされており、2019年には2人組音楽ユニットClariSがアニソンカバーの1曲として同曲を歌唱しました。また、高校野球の応援歌などでも演奏されており、どこかで耳にしたことがある人も多いかもしれません。


 『タッチ』の音域的な特徴についてです。同曲は、大よそ一般的な女性の音域の範囲内で歌メロが作られております。そのため、ある程度原曲キーで歌唱することも可能だといえそうです。
 一方で、楽曲を聴いても分かりますが、この楽曲は歌メロのテンポが速く、また息継ぎなどを行うタイミングも短いです。また、短い曲にもかかわらずhiBの登場回数が多く、見た目の音域以上に大変な曲ではないかと私は分析しました(最近のJ-POPと比べると比較的取っつきやすいですが)。高音域が苦手な方やビギナーなどはキーを下げて歌うのもよいと思います。



 最後に『タッチ』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiB(B5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiBはBメロで登場します。このhiBは大よそ一般的な女性の音域の範囲内といわれます。そのため、原曲キーの歌唱もしやすいです。ただ、今回は登場回数が10回と多いですので、場合によってはキーを下げてもよいかもしれません。


 『タッチ』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。同曲は音域自体は滅茶苦茶には広くないですので、その分、キー調整の融通は効きやすいです。ただ、テンポが速く、息継ぎなどもしにくいですので、そうした点が一つのハードルになりそうです。慣れない人はテンポを下げて歌うのもよさそうです。

 『タッチ』を原曲キーで歌唱する場合、先述のようにhiB辺りまでを地声でしっかり歌いこなせる力が求められます。同曲は、音域が広くない分、比較的高い音が多く、その点で体力的にしんどくなりやすいです。そのため、私は音域以上に大変な曲ではないかと感じました。一つの目安ですが、原曲キーで歌唱する場合は「標準的な音域の女性~標準より高めの音域の女性」などがマッチしやすいと思います。

 『タッチ』は今もなお愛され続ける人気曲です。アップテンポであり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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