カテゴリー

『あぶく』(ヨルシカ)の音域

 こんにちは。今回はヨルシカの『あぶく』(2026)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。


『あぶく』(ヨルシカ)
『あぶく』(ヨルシカ)の音域








【地声最低音】mid1G(G3) ※全体で4~8回

2Am1G[あ[ぁ] m2FE[どうしよう][ない]ほ]どに【Aメロ】
★私にm2Am1G[蠢くけ[も]の])

※☆の【あぁ】と含めるか否かでmid1Gが4~8回


【地声最高音】hiA#(A#4) ※サビで計12回

m2G[魂]のし[ろい]hiA#A[ろ]い色で]【サビ】
★火hiA#AG[をつ]け]たい]A#A[だ]け]
m2G[冷めない][葉のhiA#地hiC裏A地[両[手]で]


【裏声最高音】hiD(D5) ※Dメロで登場

hiA裏hiD[だから[もっ]と私に]火をつけ[て]【Dメロ】


【補足】mid2F#hiCを含むフレーズ一覧

m2Fm2G[水面浮かんで浮[かん]で][消]えるあぶく【Aメロ】
★過ぎ去m2F[る]雲をおm2G地hiA#裏^-A[もう[よ]り]【Bメロ】
hiA地m2G[は]る]A地[へ]と]お吠[えA[ぇ]
★くFm2G[る[しい]F#GhiA[あ[れ[で]
hiA2G[悠々悠々夢]を][け]【サビ】
★よろm2F[こびの]m2G[に]
★燃え尽きないもhiC裏A#A^[のを]か][え]て])
m2F[半信半]疑の[満身創]痍で[尚太陽]が欲[しい]【Dメロ】
★私をふhiA地m2GF[る]わ]せ]

 まず、『あぶく』についてです。この楽曲は、2026年に音楽ユニット・ヨルシカによりリリースされたシングル作品です。この記事を執筆時点で最も新しいシングルであり、アルバムには未収録です。同曲は、甲斐谷忍さんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『LIAR GAME』のオープニングテーマとしてタイアップが付きました。楽曲の質も相まって、ストリーミングランキングでもチャートインし続けています。
 一方、同曲はミュージックビデオが世界的に話題となり、YouTubeの「デイリーミュージックビデオランキング」では日本だけでなく、米国やカナダなどでもチャートインしています(再生回数は既に2100万回を超える)。MVを手掛けた映像制作ユニット【擬態したメタ】は、TOOBOEさんの『心臓』(過去記事)、星街すいせいさんの『ビビデバ』(過去記事)なども担当しています。


 『あぶく』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域の範囲内(J-POPの女性曲としては高音がやや控えめ)のレンジで歌メロが作られています。一般的な女性が原曲キーで歌唱しうる作品です。
 今回の楽曲はBメロやサビを中心に中高音がよく見られます。地声感のある中高音としてはmid2G~hiA#辺りが中心であり、J-POPの女性曲としては標準的な音域といえます。
 一方、低音についてはAメロでmid1Gが登場します。回数自体はそこまで多くないため、こちらも大よそ一般的な女性の音域の範囲内(もしくはやや低めくらい)です。これらを考慮すると「一般的な音域の女性が原キーで歌唱可能」と私は判断しました(「標準より低めの音域の女性」なども歌唱しうる)。逆に、J-POPの女性曲としてやや高音が控えめである分、「高音域が得意な女性」などは少しキーを上げてもよいかもしれません。

 男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3~5つ程度下げてみてください(3つ下げだとやや高い印象)。「高音域が非常に得意な男性」については原キーで歌唱しうるかもしれませんが、それでも若干キーを下げた方がより安定するのではないかと私は想定しています(「女声域に近似するような高音男性」であれば原キーもマッチするかも)。



 最後に『あぶく』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内(J-POPの女性曲としてはやや控えめ)です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1GはAメロで計4~8回登場します(【あぁ】や【さぁ】の部分を回数に含めるか否かで増減します)。この辺りは女性の音域の範囲内です。一方、「中高音寄りの声域の女性」だと少し歌いにくい可能性もあるので、留意しておいてください。具体的には「高音域が非常に得意な女性」などはキーを上げてもよいと思います。

 次に、地声最高音hiA#はサビを中心に計12回登場します。このhiA#に次ぐ地声高音としてはhiAがピークとなる場面が全体で18回登場します。こうした点を考慮すると、おおよそ女性の音域の範囲内であり、一般的な音域の女性が原曲キーでマッチする曲であると私は分析しました。ボーカルのsuisさんの高音の強弱などを考慮すると、「標準より低め~やや低めの音域の女性」なども歌唱しうるかもしれません。その辺りは実際に歌唱して、微調整を加えてください。


 『あぶく』は低音域と高音域に余地があり、キーの上げ下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。今回は音域がそこまで広くないため、ビギナー向けの調整も一応可能だと思います。ただ、要所で「裏声」が登場するなど、慣れない人には難しい要素もあるため、弛まぬ練習を心掛けたいです。
 今回の楽曲はメロやリズムは比較的わかりやすいです。音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにもおススメです。同曲は複雑な要素がそこまで多くないため、suisさんの細かい歌唱表現にも注目して、質を高めていきたいです(メロの音数がやや多いので、歌詞などはしっかり覚えておきたい)。

 『あぶく』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G~hiA#(裏声はhiDまで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はmid2G辺りが全体的に多く、BメロサビでhiA~hiA#辺りがよく登場するようになります。低音はmid1G程度あり、大よそ標準的(もしくは若干低い)です。
 こうした点を考慮すると、「標準より低め~標準よりやや高めの音域の女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。

【まとめ】

①Aメロ⇒Bメロ⇒サビと盛り上がる(Bメロサビで中高音が増える)
②原キーだと「標準より低め~やや高めの音域の女性」向け
③キー調整もしやすいが、ビギナーだと難しい要素もあるので注意
④要所で裏声が登場する。器用な発声が不可欠
⑤メロは分かりやすい。練習曲やカラオケにもおススメ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする