『さらば碧き面影』(ロードオブメジャー)、Saraba Aoki Omokage(ROAD OF MAJOR)
【地声最低音】mid1D(D3) ※Aメロで登場
★壊れそうな僕のここm1E[ろ] E[や]さしく包み込んで君m2E[は]笑う【Aメロ】
★まだまだ諦めるm1E[ぅに]は早いよと
★もう少し頑張れるなら m1D[む]ね張れる その日まで
※m1Dは重要度としては低いです。
【地声最高音】hiC(C5) ※各サビで1回ずつ
★燃m2G[え]hiA[尽][き][る]事なhiC[く]hiB[日々]きA[みは][ぁ]G【サビ】
【補足】mid2F#(一部略)~hiBを含むフレーズ一覧
★m2G[踏]m2F#[み]鳴らせよ大地を【Bメロ】
★m2G[あ]m2F#[の]空に掲げF#[た]G[お][も]いは
★じょm2F#[う]m2G[ね]つhiA[よ] F#[舞]G–A[い[上]が[れ]今【サビ】
★ぜつm2G[ぼうを]hiA[き]G[ぼう]と変え[る]A[ま]hiB[で]
★終わm2G[り]hiA[なき挑]hIB[戦]
★hiB[RUN] hiA[AN][D]G A[RUN] [AN]D G[RUN] AND RUN
まず、『さらば碧き面影』(さらば・あおき・おもかげ)についてです。この楽曲は、2006年に4人組ロックバンド・ロードオブメジャーによりリリースされたシングル作品です。ベストアルバム『GOLDEN ROAD 〜BEST〜』に初収録されました。
『さらば碧き面影』は満田拓也さんの同名漫画を原作としたアニメ『MAJOR 2ndシリーズ』のオープニングテーマとしてタイアップが付きました。ロードオブメジャーは『MAJOR』シリーズと縁が深く、『心絵』(過去記事)、『PLAY THE GAME』といった楽曲も同アニメのオープニング曲に起用されております。
『さらば碧き面影』はややゆったり目のロックナンバーです。歌メロはAメロBメロサビといった形で作られております。演奏時間が4分弱であり、BPMなどを考慮しても短めなのではないかと思います。ボーカルのキーや抑揚が特徴的ですが、全体としてシンプルで分かりやすい直球のロックナンバーです。
『さらば碧き面影』の音域的な特徴についてです。同曲は、男声曲としてはキーが高めであり、とりわけサビはmid2G~hiBなどの音階が頻出します。キー調整はしやすく、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。キー調整を考慮しても歌い慣れた人向けの楽曲と言えるのではないかと思います。
さて、『さらば碧き面影』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiCはサビで登場します。各サビで1回ずつ、曲全体で3回登場します。回数としてはあまり多くありませんが、hiBとのコンボになっております。。また、同曲は、上述のようにm2G~hiB辺りも非常に多く登場します。また、ボーカルもかなり声を張っっております。男声曲としてはかなり高く、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。目安として、原曲キーから3~4つ程度下げてみてください(#3~4程度)。
『さらば碧き面影』は低音部分に余裕があるため、キー調整は可能です。歌い慣れた人であれば、キーを調整すれば合うキーが見つかりやすいです。一方で、音域自体が広いため、歌い慣れていない人向けの調整は難しいです。サビのボーカルの表現などを考えても、ビギナーには向きにくい曲なのではないかと思います。
私自身の個人的な声質もありますが、『さらば碧き面影』を原曲のように表現する場合、サビが非常に歌いにくい楽曲なのではないかと感じました。ボーカルの北川賢一さんはかなり声を張っており、破綻しないギリギリのところで、エモーショナルに歌唱しております。
当ブログが過去に取り上げてきた楽曲は『心絵』(過去記事)、『大切なもの』(過去記事)とありますが、3曲の中で、この『さらば碧き面影』が形にするのが最も難しいのではないかと私は分析しております。個人的には、『大切なもの』が練習曲としても一番使いやすいイメージです。
ロードオブメジャーは「高音域を強く発声する」練習に合う曲が多いですので、興味を持たれた方はチャレンジしてみてください(ただし、今回の『さらば碧き面影』は練習曲としては上級者向けと私は分析しております)。