こんにちは。今回は『3年A組-今から皆さんは、人質です-』の主題歌にもなったザ・クロマニヨンズの『生きる』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。ザ・クロマニヨンズは当ブログでは初登場です。
『生きる』についてですが、公開されている公式音源は非常に短いですので、当ブログでは動画添付は行いません。代わりの動画として、cuttingguitarbackさんのギターカバー動画を添付いたします。そちらであれば、ボーカルの表現がフル尺で確認できます。
『生きる』についてですが、公開されている公式音源は非常に短いですので、当ブログでは動画添付は行いません。代わりの動画として、cuttingguitarbackさんのギターカバー動画を添付いたします。そちらであれば、ボーカルの表現がフル尺で確認できます。
『生きる』(ザ・クロマニヨンズ)、Ikiru(THE CRO-MAGNONS)
【地声最低音】mid1E(E3) ※Aメロ部分
★黄[おう]土色の サファリルック
【地声最高音】mid2G(G4) ※Aメロ部分
★中南([な]ん)米あたりの探検家 捕虫網と虫眼鏡とカメラ
【補足】サビ部分の最高音はmid2Fです。
★見えるものだけ それさえあれば たどmid2F[り着け]ない答[え]は ないぜ
まず、ザ・クロマニヨンズについて説明したいと思います。甲本ヒロトさん、真島昌利さんを中心に2006年に結成された4人組ロックバンドです。甲本ヒロトさん、真島昌利さんはこれまでにTHE BLUE HEARTS(1985~1995)、↑THE HIGH-LOWS↓【ザ・ハイロウズ】(1995~2005)と活動されていました。日本のロックシーンの中で非常に重要な方々です。
ちなみにザ・ブルーハーツは今でもCMなどで頻繁に楽曲が使用されています。音源が直接使用されることもあれば、女優さんなどがカバーすることも多いです。どこかで耳にしたことがあるという人も多いはずです。
さて、『生きる』についてですが、この楽曲は2018年にザ・クロマニヨンズの17枚目のシングルとしてリリースされ、アルバム『レインボーサンダー』にも収録されました。この楽曲の知名度上昇に貢献したのが、菅田将暉さんが主演するがテレビドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』だと思います。ドラマは高視聴率を記録し、主題歌となった『生きる』も世の中に広く知られるようになりました。
『生きる』のサウンドについてですが、ザ・クロマニヨンズらしい疾走感のあるパンクロックサウンドです。楽曲の演奏時間も[2:51]と非常に短いです。
ザ・ブルーハーツ時代からの一つの特徴なのですが、真島さんと甲本さんの作る楽曲は3分程度のシンプルな作品が多く、長くても大体4分以内に収まります。『リンダリンダ』、『人にやさしく』、『情熱の薔薇』、『1000のバイオリン』(ザ・ブルーハーツ)、『青春』(ザ・ハイロウズ)などが例です。ザ・クロマニヨンズについてもそうした作品が非常に多いです。
『生きる』の歌詞についてですが、「目の前にある様々ものに夢中になる主人公の姿」が描き出されています。「探しものが あるのではなく出会うものすべてを 待っていた」、「ずっと ここには 時間なんか 無かった」等に象徴されます。冒険ものRPGの主人公のような歌詞だと思います。2019年3月現在、56歳になる甲本ヒロトさんです。こうした前向きで無鉄砲な少年のような歌詞を未だに書き続けられることは驚異的だと思います。
個人的には「いつか どこか わからないけど なにかを好きになるかもしれない その時まで 空っぽでもいいよ」というフレーズが好きです。誰しもすぐに夢中になれるものが見つかるわけではありません。そうした中で、こうした言葉にはとても勇気づけられます。
さて、『生きる』の音域についてですが、地声最低音mid1E(E3)~地声最高音mid2G(G4) でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域だと思います。あまり、「上手く歌う」という類の楽曲ではないです。ただ、サビ部分の最高音はmid2Fですので、mid2F辺りをうまく発声できるようになると全体的に安定すると思います。
歌い慣れていない人だとmid2F辺りでも苦労します。しかし、この楽曲に関しては正しく音を取るということは意識しなくても良いと思います。目安として考えてください。カラオケなどでも非常に盛り上がる楽曲だと思います。
「歌はあまり得意ではないけど、とにかく騒ぎたいという男性」、「底抜けに乗りの良い楽曲が歌いたい男性」はザ・ブルーハーツ、ザ・ハイロウズ、ザ・クロマニヨンズ辺りの作品は非常にお奨めです。