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『輝けるもの』(ACIDMAN)の音域 /映画『ゴールデンカムイ』主題歌

こんにちは。今回はACIDMANの『輝けるもの』(2024)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。以前より同バンドを取り上げたいとずっと考えており、今回記事にしました。


『輝けるもの』(ACIDMAN)
『輝けるもの』(ACIDMAN)の音域







【地声最低音】mid1F#(F#3) 

m2Am1G[うつ[く][き]お])とが風[に][り]【Aメロ】
☆君がくれたm1Gm1F#[ひと[つ]のお][で]【Dメロ】


【地声最高音】hiA(A4) ※全体で4回

★なF#m2G[に[を]手]にして なF#GhiA地^[に[をうし[なっ]て]【サビ】


【裏声最高音】hiA(A4) ※サビで登場

★果F#m2G[て[な]き]空に もF#GhiA裏^[と[めたも[の]は]【サビ】


【補足】mid2E(一部略)mid2Gを含むフレーズ一覧

★生きとし生けm2Dm2E[るも[の]達の【Aメロ】
★そのm1G[か][の]中で舞い踊m2Em2G地[っ[てぇ]
m2Gm2F#E[手を延]ば]し] G[追いか]けた]ひか]りは【Bメロ】
★(そして また一つ 涙が落ちていく)おm2D#Em2F#[と[がし[て]
m2F#m2G[か[が]や])け[る][の][の][かm2G[り]ぃ]【サビ】
m2E[い][も][の][らF#m2G[が[呼]ん]で]いる
★この手は君をm2DF#[守[る] F#m2G[ため[に]【Dメロ】

 まず、『輝けるもの』についてです。この楽曲は、2024年にロックバンドACIDMANによりリリースされたシングル作品です。同曲は、野田サトルさんの同名漫画を原作とした実写映画『ゴールデンカムイ』の主題歌として書き下ろされました。
 ACIDMANは1997年より活動しています。同バンドは楽曲の質はもちろんですが、ライブでの人気も高く、フェスでメインステージを担当したり、武道館ライブなども多く行っています。

 『輝けるもの』はアップテンポのバンド曲です。バンドの演奏がが活きたサウンドアレンジとなっており、個人的にはイントロから心躍ります。歌メロについては、AメロBメロサビと展開します。作詞作曲はボーカル&ギターの大木伸夫さん、編曲はACIDMANによりなされました。


 『輝けるもの』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高めのレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
 同曲は、Aメロ前半では中低音寄りのメロになりますが、Aメロ後半~サビにかけては中高音域が多く見られる楽曲です。また、低音域もmid1F#-mid1G辺りであり、男性曲としては高めです。こうした点から、見た目の音域以上に高く、高音域が得意な男性の方が合いやすい曲といえます。

 ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいと私は推定しています。今回は低音域としてmid1G-mid2A辺りのコンボが見られます。また、高音域がhiA程度ということもあり、女性の得意な声域を考えるといくらかキーを上げた方がより歌いやすい可能性があります。ただ、「標準より低めの音域の女性」などは原キーがマッチする可能性もあるので、その辺りは各々実際に歌唱して、微調整してください。



 最後に『輝けるもの』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1F#はDメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。mid1F#以外の低音としては、Aメロでmid1G-mid2A辺りのコンボが見られます。こちらも男性の音域の範囲内ですが、女性などはやや低音感があります。今回の楽曲は、男性にとっては最低音が高いため、その分、高音域が高い人の方がマッチしやすい曲といえます。

 次に地声最高音hiAはサビやDメロで登場します。登場回数は4回程度です。hiAに次ぐ地声高音としては、mid2Gがピークとなる場面が全体で28回程度登場します。こうしたことを踏まえると、男性の音域としては高く、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいと考えられます。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみて下さい。


 『輝けるもの』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意なレンジに調整することができると思います。今回の楽曲は音域がそこまで広くないため、理論上はビギナー向けの調整もある程度可能であると私は推測しました。
 ただ、今回はそれなりに高音域が高いため、キーを下げ過ぎると原曲のようなニュアンスで歌いにくくなる可能性があります。また、キー調整をしたからと言って原曲のように歌いこなせるわけではありませんので、少しずつ練習を重ねてください。

 『輝けるもの』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F#~hiAといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はmid2F#~mid2G辺りが全体的に多く、その点で見た目よりも高く感じやすいのではないかと私は分析しています。
 こうした点を考慮すると、「ある程度~非常に高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、「標準より低めの音域の女性」なども原キーがマッチする可能性があります(女性は一般的にはキー上げ推奨)。


【まとめ】

①一部低音が登場するが、相対的に中高音が多い曲(音域もそこまで広くない)
②原キーだと「ある程度~非常に高音域が得意な男性」に合いそう
③女性だと「標準より低めの音域の女性」が原キーに合う可能性がある
④メロは比較的わかりやすく、カラオケ向き(力量は必要)

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コメント

  1. S より:

    いつも大変お世話になっています。
    リクエストなのですが、C&Kさんの「王様ゲーム」という曲をお願いしたいです…!
    よければ、よろしくお願いしますm(_ _)m