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『O2』[ALEXANDROS]の音域

こんにちは。今回は[ALEXANDROS]の『O2』(2016)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。リクエストの順番的には別の曲なのですが、今回はまずこちらを取り上げます。

 なお、同曲はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでMVや音源が公開されておりません。よって、当ブログにおいても、動画の添付はありません。ご了承ください。


『O2』[ALEXANDROS]



『O2』[ALEXANDROS]










【地声最低音】mid2A(A3) 

☆以下参照

【地声最高音】mid2F#(F#4)  ※楽曲後半

★When ur on m2F#[a] m2E[plane] 
m2A[I] hope u can m2F#[sleep] m2E[so]F#[so]  tight


【裏声最高音】hiE(E5) 

★U hiC#[are] hiB[ah]… hiE[U] C#[are] B[ah] A[ah…]


【補足】hiAhiC#の注意箇所

★U need hiA[to] get back to hiC#裏[ur] hiB[li-]hiA[fe] B[ye-]-ah(冒頭)



 まず、『O2』(オーツー)についてです。この楽曲は、2016年に4人組バンド[ALEXANDROS]によりリリースされたアルバム『EXIST!』に収録されています。リード曲ではなく、またタイアップなどはありません。
 『O2』の歌詞は全て英語詞で書かれています。こうしたものは[ALEXANDROS]では多く見られます。アルバム『EXIST!』では『Feel like』、『Kaiju』といった楽曲が英語で歌詞が書かれております。私自身は『Kaiju』が非常に好きな楽曲です。

 ちなみに、この『EXIST!』で[ALEXANDROS]は自身初のチャート1位を記録します。シングル曲以外では『ムーンソング』、『Kaiju』などでMVが作られています。『ムーンソング』はこのアルバムのリード曲です。

 さて、『O2』についてですが、ピアノやストリングスが基調となったゆったりとした楽曲です。歌メロ自体も大半の部分が裏声が使われたボーカルで構成されており、非常にひんやりとした世界を感じます。こうしたこともあり、カラオケなどではやや歌いづらいかもしれません。ただ、裏声が多用されているということもあり、そうした練習にはよい作品ではないかと私は考えております。

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 最後に『O2』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】mid2F#(F#4)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。地声については一般的な男性の音域の範囲内と言えます。以下、見ていきます。

 まず、『O2』についてですが、上図にあるように、楽曲の半分以上が裏声で歌唱されています。以前に当ブログで取り上げたKing GnuのDon’t Stop the Clocksという楽曲がありました。この作品も楽曲の多くが裏声で歌われております。どちらもアルバム収録曲ですが、こうした楽曲を集めて聴いてみるのも面白いかもしれません。

 『O2』の裏声最高音はhiEとなります。裏声としても高い音階です。裏声で歌い慣れていない人は少し時間がかかるかもしれませんが、地声で発声するよりは難易度は低いと思います。初めはhiA,hiBあたりの部分から練習してみても良いと思います。キーを下げてもよいです

 『O2』の地声最高音はmid2F#になります。この辺りは一般的な男性の音域の範囲内ですが、普段歌い慣れていない人はスムーズな発声が損なわれやすいです。少しずつ練習してください。ただ、この楽曲は、裏声が多く使われている作品であり、地声の練習にはあまり向かないのではないかと私は考えております。
 
 『O2』についてですが、裏声が多用されているため、普段歌い慣れていない人にとってはハードルが少し高いかもしれません。楽曲全体が英語詞で構成されているという点も、不慣れな人にとっては障害になります。ある程度歌い慣れている人向けの楽曲であると私は考えております。高音域を美しく発声できると非常に気持ちの良い楽曲です。

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