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『Waitress, Waitress!』([Alexandros])の音域

こんにちは。今回は[Alexandros]の『Waitress, Waitress!』(2012)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。
 なお、同曲は歌詞が英語で書かれており、合間に挟まれた語りのパートも英語詞となっております。今回の音域調査では英語の語りの部分は除外してあります。その点はご了承ください。


『Waitress, Waitress!』([Alexandros] )
『Waitress, Waitress!』([Alexandros] )の音域






【地声最低音】mid1C(C3) 

m1C[the] night is getting deep and the light fades away【Aメロ】

※低音が苦手な方はこだわらなくても良い。mid1G辺りを低音の基準にしてもよい


【地声最高音】hiD(D5)  ※曲全体で5回

hiA[ring] m2G[the] A[bell] hiB[and] hiC[let all the] hiDC[peo][ple] BA[en][joy]【Aメロ[サビ直前]】
hiA[It’s] my hiEhiF[plea[sure]to] hiD[be] D地[with] hiChiB[you]and[you] hiBA[to][night]【サビ】

※☆の部分のhiDはミックス感もあるので裏声でも違和感は少ないと個人的には感じます。


【裏声最高音】hiF(F5)  ※サビで登場

hiA[It’s] my hiEhiF[plea[sure] to] hiD[be] D地[with] hiChiB[you] and [you] hiBA[to][night]【サビ】


【補足】mid2G#hiCを含むフレーズ一覧

hiAm2G[peo][ple] run away from the dark and the m2E[ghost]【Aメロ】

hiA[Until the] m2G#[night will be] killed by the day【サビ】
hiAhiB[I will be [stand]ing [right] hiC[next] B[to] [your sou]l
★It’s hiA[time to get] hiB[rid] [of] m2G#[the] [pain],m2G#hiA[the [bane] and [drain]

 まず、『Waitress, Waitress!』(ウェイトレスウェイトレス)についてです。この楽曲は、4人組ロックバンド[Alexandros](当時は[Champagne]名義)によりリリースされたアルバム『Schwarzenegger』(シュワルツェネッガー)に収められております。同アルバムには、『言え』、『Kill Me If You Can』、『spy』といった楽曲が収録されております。バンドとしては初の週間トップ10にランクインしたアルバムであります。
 この頃のドロスの作品はインディーズレーベルからリリースされていました。その中で主要ランキングでトップ10入りを果たすという点で、当時のバンドの勢いがうかがえます。

『Waitress, Waitress!』はアルバムの中の1曲ではありますが、MVが制作されております。歌詞は「パーティーで女性を口説いて失敗する」といったコミカルな内容になっております。ただ、作詞を担当した川上洋平さんとしては「ライブでの客と演者との関係を歌った」そうです。それを踏まえて歌詞を読むと、単に「パーティーや夜を楽しむ」という以上の絵が見えてくるという点が個人的には面白いと感じました。
 ちなみに、同曲のミュージックビデオは、茨城空港で撮影されております。荷物受取場のベルトコンベアで演奏するメンバーや、合間に挟まれるパスタを調理する様子が描かれており、私自身、視覚的にも非常に印象に残った作品であります。


 『Waitress, Waitress!』はアップテンポのバンドナンバーです。ミュージックビデオでも分かりますが、フロントマンの川上洋平さんがアコースティックギターを演奏しており、全体としてラテンミュージックのような趣があります。
 歌メロについては、Aメロサビといった形で作られており、ラストサビ前に語り(英詩の台詞)パートが入ります。ちなみに、『Waitress, Waitress!』は全て英語詞で書かれております。その点でカラオケではハードルになるかもしれません。


 『Waitress, Waitress!』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性としては高いレンジで歌メロが作られており、地声最高音はhiDにも達します。一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。低音域については、上の鍵盤画像で示す程に低くはなく、むしろ男性曲としては低音域が高い作品になります。そのため、Aメロ辺りでも中高音域がちょこちょこ登場します。


 最後に『Waitress, Waitress!』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C(C3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiF(F5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域に比べてかなり高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1CはAメロで登場します。このmid1Cについては、個人的には多少音程が外れても大きなミスにはならないと思います。あまりこだわらなくても良いです。低音域の基準としては、mid1G辺りを置くとよいと思います。
 同曲は、低音の基準がmid1Gにあり、男性曲としては低音域が高めになります。そのため、女性などが原曲キーで歌唱するとも可能だと思います。ただ、上の音域一覧などには記載しておりませんが、同曲はmid2A,mid1G辺りも意外と多いです。そのため、「女性が原曲キーで歌唱可能であるものの、意外と低音がキツイ」のではないかと私は分析しました。アップダウンの激しい曲であります。

 次に地声最高音hiDについては、サビおよびその近辺で登場します。曲全体では5回です。男性曲としては地声レンジがかなり高く、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。ただ、同曲は、一般的な男性の声域に合わせるには大きな調整が必要であるため、その点でもハードルになるかもしれません。


 『Waitress, Waitress!』は先にも述べたように、最低音mid1Cは必要不可欠というわけではないので、キーを下げる余地は意外と多いです。ただ、同曲は、高音域がhiC~hiFと高く、音域が広いため、その点でキー調整のハードルになりやすいです。キー調整は可能ですが、一般的な男性の声域に合わせるには大きなキーの上下が必要になります。キー調整を考慮しても歌い慣れた人向けといえます。

 『Waitress, Waitress!』を原曲キーで歌唱する場合、hiD、hiC辺りがしっかり歌いこなせる力が求められます。そのため、男性としてはかなり高く、高音域が非常に得意な人向けの楽曲と言えます。また、AメロでもhiAが意外と多く、高音域が器用に歌いこなせる力が求められます(スタミナなども必要です)。ちなみに、同曲は女性であれば原曲キーでの歌唱も可能だと思います。ただ、声域が広いため、しっかり歌い慣れておく必要があります。
 私なりの印象ですが、全体的にはメロディーのアップダウンが激しく、その点で安定した音程をキープすることが求められます。

 『Waitress, Waitress!』は全編が英語詞であり、その点でもハードルになりますが、カラオケ等で歌いこなせると非常に映えるのではないかと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. ぴたっくま より:

    サビ前と裏声部以外は高くはないと思ってましたがhiDがサビでも地声で出てたんですね-、hiCとかも思ったよりありました
    ただ個人的には意外と音程はとりやすいです、出だし以外低音がないからでしょうか

    • もりっしー より:

      ぴたっくまさんありがとうございます。

      この曲は、低音はそこまで多くなくて、
      mid1C以外ではmid1Gが低音ですね。
      なので、一般的な男性が「低音がキツイ」となることは
      あまり無いと思います。
      ただ、サビでもm2Aとかがでてたので、女性だと若干辛いかもです。

      Aメロは急にhiAが出てくるので、意外と音程が大変な気がしたのです
      ぴたっくまさんとしては音程は取りやすいのですね。参考になります。
      個人的にはこの曲はアコギとかベースのアレンジとかカッコいいと思います。

      • ぴたっくま より:

        音程についてはAメロからhiAあたりがよく出てきた方が多分歌いやすいんだと思います。ROB THE FRONTIERとかが個人的には全体的にかなり出しやすい音階でした。
        低音でもmid1G、mid2Aあたりはさすがに大丈夫です。(出すぎると辛いかも)
        個人的にはイントロのドラムが好きですね

        • もりっしー より:

          高音域が得意な男性ならではですね。凄い。
          本当に演奏が良いですよね。

          • ぴたっくま より:

            高音もhiEが限界なので、単に低音が苦手なだけだと思いますね…裏声も苦手ですし
            mid1Dとかでも辛いのは多分男にしては低音出無さすぎと言われる気がします
            まあ比較的歌に向いてる声帯かも、とは感じますがw