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『フレンズ』( レベッカ ) の 音域

こんにちは。今回はレベッカの『フレンズ』(1985)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。当ブログでレベッカの楽曲を取り上げるのは今回が初です。


『フレンズ』(レベッカ)、Friends(REBECCA)
『フレンズ』(レベッカ)の音域






【地声最低音】mid2B(B3) 

m2B[く]m2F#[づ]m2G[を] GhiA[か[わ]した]日]【Aメロ】


【地声最高音】hiC(C5) ※全体で16回(場面としては8回)

hiBhiC[ど[こ]で] BC^-A[こ[わ]れ]た][oh] hiB[フレンズ]【サビ】


【補足】mid2G(一部略)hiBを含むフレーズ一覧

m2B[マ]マの顔さhiAhiB[え[も]見]れな[かB[っ]た]【Aメロ】
m2G[ほ]らあれ[はhiA[ふ]た]りのかくれが ひみつのメ[モ]リー hiB[oh]【Bメロ】
m2GhiA[うつむ[く]日]はみつめ[あ]って【サビ】

 まず、『フレンズ』についてです。この楽曲は、1985年にロックバンド・レベッカによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年にリリースされた『REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜』に初収録されました。同アルバムは、他に『ガールズ ブラボー!』というシングル曲が収録されております。アルバムは、130万枚を超えるヒットを記録し、トップバンドの地位を確立しました。

 レベッカは1980年代を中心に大ヒットを残し、後世のバンドにも多大なる影響を与えました。私のイメージとしては、元JUDY AND MARYとしても活躍した女性歌手のYUKIさんなどは顕著に影響が感じられます。ちなみに、レベッカは再結成後、2015年には紅白歌合戦荷も出場しております。レベッカのボーカルを担当したNOKKOさんはソロ歌手としても大きなセールスを残しております。


 さて、『フレンズ』は1985年にドラマ『ハーフポテトな俺たち』のエンディングテーマに起用され、大きなヒットを記録しました。同曲は当時LPやカセット、CDなどの形態で大きなヒットを記録しましたが、2010年以降も音楽配信で20万ダウンロードを達成するなど長らく愛され続けております。レベッカを代表する楽曲の1つだといえます。
 また、同曲は2022年にはレーベルの公式チャンネルでミュージックビデオも公開され、既に800万回を超える再生回数を記録しています(2023年6月現在)。こうしたこともあり、今後は同バンドを知らなかった層にも広く知られていく可能性を秘めているのではないかと思います。


 『フレンズ』の音域的な特徴についてです。同曲はおおよそ女性の音域の範囲内(もしくはやや高め)のレンジで歌メロが作られております。低音域には余地があるため、一般的には少しキーを下げてもよいかもしれません(原曲キーで歌える人も多そうですが)。
 同曲は地声最高音はhiCと標準的ですが、最低音がmid2Bとやや高く、その分hiA~hiBといった中高音も多く登場します。そのため、相対的に中高音に寄っており、高音域が苦手な人などは体力が消耗しやすいかもしれません。逆に低音域が高い分、「ある程度高音域が得意な女性」などはマッチやすいと思います。

 ちなみに、同曲を男性が歌う場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。音域的には「高音域が非常に得意な男性」などは原曲キーで歌える人もおられるかもしれませんが、男性の得意レンジなどを考えると通常はキー下げを推奨します。



 最後に『フレンズ』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内、もしくはやや高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid2BはAメロで登場します。今回は最低音がmid2Bであるため、ある程度高音域が得意な女性なども選択肢に入りやすいと推測されます。逆に最低音が高い分、「標準より低めの女性」などは体力的に少し辛い部分が出てくるかもしれません。

 次に、地声最高音hiCはサビで登場します。登場回数は16回(8場面)です。このhiCはおおよそ女性の音域の範囲内でありますが、慣れてない人スムーズな発声が損なわれやすいです。ただ、比較的克服しやすい音階でもありますので、少しずつ練習を重ねてください。標準的な音域の女性でも原曲キーでの歌唱がしやすそうです。一方、高音域が苦手な方などは少しキーを下げてもよいと思います。


 『フレンズ』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。同曲は音域自体がはそこまで広くなく、キー調整の融通も利きやすそうです。そのため、キー調整に抵抗が無ければ、多くの人の練習曲に向きやすいと思います。メロディー自体も比較的わかりやすく、その点でもおススメしやすいです。

 『フレンズ』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G~hiCといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はhiA辺りがやや多いのですが、おおよそ女性の音域の範囲内であります。そのため、「標準よりやや低め~ある程度高音域が得意な女性」などが合いやすいと私は判断しました。今回は最低音が高く、音域も広くない分、多くの人におススメしやすいです。


 『フレンズ』はアッパーなバンド曲であり、カラオケでも歌いやすいと思います。また、これまでにカバーも多くなされており、長く愛されている楽曲です。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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