なお、同曲は、アーティストおよびレーベルの公式チャンネルはショートバージョンが公開されております。よって、当ブログでもその動画を添付いたします。
『Missing』(久保田利伸)、Missing(Toshinobu Kubota)
【地声最低音】mid1D(D3)
★震える瞳m2E[が] 語りかけm1F#–m1E–m1D[て[た[ぁ]【Bメロ】
★m1E–m1F#[出]会]いE–m1D[が[も]っと 早けれm2E[ばと]ぉ
【地声最高音】hiB(B4) ※全体で1~2回
★目を閉m2F#–m2G[じ[る]だhiA[け] Oh hiB[Oh I] A[love] G[you]【Dメロ】
☆(逢いに行きたい今すぐに) hiB[I] hiA–G[mi]ss [yo]u]【ラストサビ】
※☆はベストアルバムのバージョンで登場します(後述参照)。
【補足】mid2E~hiAを含むフレーズ一覧
★言葉m2E[に]で[き]るなら 少しはましさ【Aメロ】
★互いm2E–m2G[の[む]ね]の中は 手に取れるほどなのに
★I love you m2E[か]な[わな]い[もm2F#–m2G[の[な]ら]ば]ぁ【サビ】
★いm2E[っ]そ忘れ[た]いのに 忘れられな[い]すm2G–hiA[べ[て][が]ぁ
★ひかm2E{り]の午m1E[後]もほm2E[し]のよ[るも]ぉ[ぉ]Baby
★たそがm2F#–m2G[れ[に] G–hiA[せ[い]い[っ]ぱいの] 息を[吸っ]て【Dメロ】
まず、『Missing』(ミッシング)についてです。この楽曲は、1986年に男性シンガーソングライターの久保田利伸さんによりリリースされたアルバム『SHAKE IT PARADISE』(シェイク・イット・パラダイス)に収録されております。同アルバムは、久保田さんの1枚目のフルアルバムであり、デビューシングル『失意のダウンタウン』、『流星のサドル』などが収録されております。アルバムは、CDやLP、カセットを含め、最終的には50万枚近いヒットとなりました。
さて、『Missing』がアルバム曲ながら人気が高く、久保田さんの代表的な1曲に数えられます(カバーも多くなされております)。同曲は、2000年代にデジタル配信での発売がなされ、これまでに75万ダウンロードを記録し、日本レコード協会よりトリプル・プラチナ認定がなされております(2023年3月現在)。1980年代の作品で認定がなされている作品は、この楽曲とプリンセス プリンセスの『M』(過去記事)の2曲だけであり、長く愛されている楽曲であることが確認できます(ランキングデータブログBillion Hitsより引用)。
『Missing』は切ないスローナンバーです。久保田さんのボーカルについてもソウルやR&Bなどの趣があります。歌メロはAメロBメロサビと展開します。非シングル曲ではありますが、個人的にはシングル曲に負けない普遍性のある楽曲だと私は感じました。作詞作曲は久保田利伸さん、編曲は杉山卓夫さんによりなされております。
ちなみに、同曲は表記はありませんが、アルバム『SHAKE IT PARADISE』とベストアルバム『the BADDEST』で一部歌メロの音程が異なっております。具体的にはベスト盤ではラストサビで通常のサビとは一部違うメロで歌われております。また、アウトロが微妙に違うなどしており、両者を聞き比べてみるのも面白いかもしれません。
『Missing』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高め(もしくは明確に「高い」)レンジで歌メロが作られております。低音域に幾ばくかの余地があるため、一般的な男性はキーを上げた方が歌いやすいです。
同曲は低音域がmid1Dが登場し、低音もそれなりに低いのですが、全体でみるとmid2E~mid2Gといった中高音域が多く登場します。hiA,hiBといった高音も大切ですが、このmid2E~mid2G辺りが安定することが1つのカギとなりそうです。
ちなみに、同曲を女性が歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、女性歌手の中島美嘉さんは原曲キーよりも4つ高いレンジ(mid1F#~hiB[裏声hiD#])、島谷ひとみさんは原曲キーよりも2つ高いレンジ(mid1E~hiC#)で歌唱されております。この辺りが1つの目安になるのではないかと思います。
最後に『Missing』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域としては高め(もしくは明確に「高い」)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1DはAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、低音域が苦手な方は少し歌いにくいかもしれません。また、女性にとっては相当低いレンジになります。このため、女性の場合はキーを上げることをおススメします。
次に、地声最高音hiBはDメロで登場します。登場回数は1回です。Dメロではmid2F#~hiA辺りが多く、男性の音域としては高音感があります(hiAは全体で5回程度登場)。そのため、一般的な男性の場合はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください。
『Missing』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意なレンジに調整することができると思います。ただ、久保田さんの表現力の高さもあり、原曲のように歌いこなすには力量が求められます。ボーカルの良さが活きやすい作品ですので、歌いこなせると気持ちがいいのではないかと思います。
『Missing』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiBといった高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。全体でみるとmid2E~mid2G辺りが多く登場し、この辺りが安定していることが不可欠になります。また、見せ場ではhiA,hiBといった音階が不可欠になります。そのため、「(ある程度)高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
『Missing』はスローなソウルナンバーであり、今も愛されるに気曲です。ボーカルの良さが活きやすく、歌いこなせると非常に気持ちがいいのではないかと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
SMAPのSHAKEお願いします。
リストアップしておきます。
SMAPは別の曲にリクエストが来てるので
先にそちらを取り上げてから
SHAKEにかかります。
この曲キーの高さもなんですが、音程がやや取りにくいんですよね……。凄くいい曲なんですが。
あとリクエストとして1986オメガトライブの「君は1000%」をお願いします。
見た目よりずっと難しいですよね。
リストアップしておきます。
ちゃんと聞いたことが無いのですが、
サカナクション山口さんが話題にされていた記憶があるので
楽しみです。
いつも記事楽しみにしています。
桜の時期ということで、エレカシの「桜の花、舞い上がる道を」をリクエストします。
よろしくお願いします。
リストアップしておきます。
実はエレカシは別の曲にリクエストが来ていて
そちらも取り上げたいのですが、
季節的なこともあるので、同曲を優先するかもしれません(絶対ではない)。
リクエストです!
LINDBERGの「今すぐ Kiss Me」お願いします!
リストアップしておきます。
リクエストありがとうございます。