『バクチ・ダンサー』(DOES)
【地声最低音】mid1D(D3)
★喧騒とm1G[乱舞]のm1E–m1D[あい[だ]に]【Aメロ】
★掻いた汗m2D{が]落ちm1G[る] 嫌じゃ[ないm1E[そう]いうの
【地声最高音】mid2E(E4) ※サビを中心に全体で13回
★春m2D[風]にD–m2E{み[が]か]れて【サビ】
★m2E–m2D[唯]我]ある飛びかm1G[た]で いつかはやれるD[さ]【Dメロ】
【補足】mid2Dを含むフレーズ一覧
★想像するよm1G[り]現象を 骨身m2D[の]髄に刺1G[せ]よ【Bメロ】
★血潮m2D[が]錆びるD[ま]えに
★永遠に快感してm1G[いよう] 瞬間だm2D[け瓶に]詰めて【Dメロ】
まず、『バクチ・ダンサー』についてです。この楽曲は、2010年に3人組ロックバンドDOESによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発表されたシングルコレクション『SINGLES』に初収録されました。加えて、同じ年に発表されたオリジナルアルバム『MODERN AGE』にも収められております。
さて、『バクチ・ダンサー』は、空知英秋さんの同名漫画を原作としたアニメ映画『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』のオープニングテーマとしてタイアップが付きました。楽曲の質も相まって、同曲は配信部門で25万ダウンロードを達成し、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされました(ランキングデータブログBillion Hitsより引用)。同じく『銀魂』シリーズの主題歌となった『曇天』(過去記事)と同様人気の高い1曲です。
『バクチ・ダンサー』の音域的な特徴についてです。同曲はおおよそ一般的な男性の音域の範囲内で歌メロが作られております。そのため、歌い慣れた人であれば、原曲キーなどで歌うことも可能だといえます。
同曲は、中高音としてはmid2D~mid2E辺りが中心となっており、その辺りがしっかり歌えることが不可欠になります。この辺りは男性の音域の範囲内であり、標準的な音域の男性にとっては比較的取っつきやすい音域といえます。ボーカルの氏原ワタルさんの男性性の強い荒々しい歌声が特徴的でもあります。余裕が出てきたら、そうした歌唱表現などもしっかり意識したいところです。
ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回は低音域としてmid1D-mid1Eなども登場し、mid1G辺りはかなり多いです。こうした点を踏まえると、いくらかキーを上げた方がより歌いやすいのではないかと私は推測しました。ただ、今回の楽曲は男性性の強い曲ですので、キーを上げ過ぎない方が雰囲気が出ると思います。
ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回は低音域としてmid1D-mid1Eなども登場し、mid1G辺りはかなり多いです。こうした点を踏まえると、いくらかキーを上げた方がより歌いやすいのではないかと私は推測しました。ただ、今回の楽曲は男性性の強い曲ですので、キーを上げ過ぎない方が雰囲気が出ると思います。
最後に『バクチ・ダンサー』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】mid2E(E4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1DはAメロで登場します(mid1Eとのコンボ)。この辺りは男性の音域の範囲内です。一般的にはそこまで低音感はないと思いますが、「高音域が非常に得意な男性」などはいくらかキーを上げてもよいと思います。
次に、地声最高音mid2EはサビとDメロで登場します。登場回数は13回程度です。このmid2E辺りは男性の音域の範囲内ですが、慣れない人だとスムーズな発声が損なわれやすいです。ただ、比較的克服しやすい音階でもありますので、少しずつ練習を重ねてください。「標準的な音域の男性」原曲キーでも原曲キーでチャレンジしやすい楽曲です(キーを調整するのもよい)。
『バクチ・ダンサー』は低音域に余地があり、キー調整は可能です。今回の楽曲は音域がそこまで広くないですので、ビギナー向けの調整も可能であると私は推測しました。
今回の楽曲はメロディーも比較的わかりやすく、リズムもそこまで難しくありません。そのため、練習曲やカラオケのレパートリーとしては非常に向きやすいと分析しております。余裕のある方は、ボーカルの氏原さんのロック感のある抑揚・男性らしい歌唱表現なども意識してみるとよいと思います。
『バクチ・ダンサー』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D~mid2Eといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。最高音mid2Eはサビを中心に多いです。低音域についてはmid1Dなどが登場しますが、特にmid1G辺りが全体的に多いです。
こうしたことを踏まえると、「標準よりやや低め~標準より高めの音域の男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。「高音域が得意な男性」などはキーを上げるのもよいと思います。
【まとめ】
①AメロBメロサビと盛り上がるが、ほぼ「男性の音域の範囲内」です
②原キーだと「標準よりやや低め~標準より高めの音域の男性」などに合いそう
③メロディー自体は比較的わかりやすく、カラオケ向き(練習曲にもよい)
④余裕のある方は、氏原さんの歌唱表現なども参考にしたい