『曇天』(DOES)、Donten(DOES)
【地声最低音】mid1C(C3)
★m2D[み]み鳴りを尖らm1C–m1D[せ]る]【Aメロ】
★m2D[も]うじきに夕だm1C–m1D[ち]が]来2D[る]
★(ので僕も弱虫)ぶら下げm1D[て] 空をあm1C–D[お]ぐ]【サビ】
【地声最高音】mid2F(F4) ※全体で11回程度
★なまm2D[り]の[そ]ら重m2F–m2E[く]垂]れ]込み【Aメロ】
★真m2D[し]ろに澱んだm1D–m1E[た]い]ようD[が]くm2F–E[だ]け]て]
★m2D[歩]く彼女[は] [あ]め[に]E–m2F[お[び]え]て]る【サビ】
★(危険好きの誰かのふりをする)小m2D[心]m2F–m2E[も]の]ど[も]【2番サビ】
★(ので僕も弱虫ぶら下げて)空をm2E–m2F–D[あ[お]ぐ]【ラストサビ】
【補足】mid2Dを含むフレーズ
★曇m2D[天の]道[を] [か]さ[を]忘れて【サビ】
※全体を通してmid2D~mid2Fが多い
まず、DOES(ドーズ)について少し説明します。DOESは2000年に結成、2006年にメジャーデビューした3人組のロックバンドです。ジャンルとしてはガレージロックなどに属し、シンプルながら男声性の強いバンドサウンドが特徴的です。
DOESはアニメのタイアップも多く、とりわけ『銀魂』シリーズと縁が深いです。そのため、『銀魂』などを視聴している方のはお馴染みのバンドといえるかもしれません。バンドは2010年代後半ごろは一時活動休止しておりましたが、最近は再び活動を再開しております。
さて、『曇天』(どんてん)についてです。同曲は、2008年に3人組ロックバンドDOESによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、 2009年の『The World’s Edge』に初収録されました。同アルバムには、『世界の果て』、『陽はまた昇る』といったシングルも収録されております。
『曇天』は空知英秋さんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『銀魂』のエンディングテーマとしてタイアップが付きました。DOESは『銀魂』シリーズとの縁が深く、多くの曲が同アニメの主題歌となっております。その中でも、『曇天』は特に知られた作品であり、バンドとしても多くヒットした楽曲です。同曲はロングヒットとなり、2011年には着うたフルの部門で25万ダウンロードを記録し、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされました。また、YouTubeチャンネルで公開されている動画も2400万回を記録しており、楽曲の人気の高さがうかがえます。
『曇天』の音域的な特徴についてです。同曲はおおよそ一般的な男性の音域の範囲内で歌メロが作られております。そのため、歌い慣れた人であれば、原曲キーなどで歌うことも可能だといえます。
一方で、同曲は全体でみるとmid2D~mid2F辺りの登場頻度が非常に高いです。そのため、標準的な音域の男性は、慣れていないと体力的に少ししんどくなりやすいかもしれません。その点も踏まえて、練習に励んでください。
同曲はボーカルの氏原ワタルさんの男性性の強い荒々しい歌声が特徴的でもあります。そうした歌唱表現をするためには、当然練習が不可欠になります。同曲はDOESのYouTubeチャンネルでLive映像も公開されております。ライブでの氏原さんの歌唱なども参考にしてみるのもよいと思います。個人的には音域以上に難しい楽曲だと分析しました。
最後に『曇天』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C(C3)~【地声最高音】mid2F(F4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1CはAメロサビを中心に登場します。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、やや低音感があります。ボーカルの氏原さんは若干エッジがかった表現をしています。そのため、同じように少しガラガラした声を意識すると発声しやすいのではないかと思います。また、高音域が得意な方はキーを上げるのもよいです。
ちなみに、同曲を女性が歌う場合、原曲キーだとやはり少し辛いのではないかと思います。個人差はありますが、女性の場合は、通常少しキーを上げた方が良さそうです(低音を意識するとしても)。
次に、地声最高音mid2FはAメロサビと登場します。登場回数は10回程度で、歌メロの割合から考えるとかなり多いです。このmid2Fは一般的な男性の音域の範囲内と言われます。ただ、歌い慣れていない男性の場合、スムーズな発声が損なわれやすいです。少しずつ練習を重ね、慣れていきたいところです。
一方、今回はmid2Fの回数が多く、人によっては少し高音感を感じる人もおられるかもしれません。そのため、場合によっては無理せずにキーを下げるのもよいと思います。
『曇天』は低音域に若干の余地があり、キー下げは可能(キー上げはしやすい)です。ただ、音域自体は決して狭くはないですので、もしかしたらキー下げにより歌いにくくなることもあるかもしれません。その点は留意しておいてください。
同曲は低音~高音まで要求され、またボーカルも男性性が強いロック曲です。高音が高くない分取っ付きやすさもありますが、雰囲気を出すためには力量が要求されます。
『曇天』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D~mid2Fといった高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。この辺りは一般的な男性の音域の範囲内ですが、今回は登場回数が多めです。その点を留意しつつ練習に励みたいです。私個人としては「標準的な音域~標準より高めの音域の男性」等が原曲キーに合いやすいと判断しました。「声質が高い男性」や「高音域が得意な男性」は、もしかしたら少し雰囲気を出しにくいかもしれません。
『曇天』はアッパーなバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。歌メロ自体もAメロサビで構成され、メロ自体も速くなく、覚えやすそうです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
リクエストです 複数送ってしまい申し訳ありません
まずはアーティスト繋がりでバクチ・ダンサーお願いします
最高音は知ってるのですが最高音の登場回数まではわからなかったので
この曲ぐらいしか原キーでしか歌えないです
喉の調子がいいときは曇天行けます
もう一曲は泣き虫さんのトーキョーワンダーをお願いします
この曲もアップテンポでロック系の曲にしては最高音が低い気がしたので(Mid2Fぐらいは出てそうですが)
2曲ともリストアップしておきます。
リクエストありがとうございます。