『PIECES OF A DREAM』(CHEMISTRY)

【地声最低音】mid1D(D3)
★m1F#–G[デ]タ]ラメなゆm2C#[め]を1F#[好]き]勝手ばら[まF[い]て]【Aメロ】
★m1G[二]度[とm1F#[ぉ]は] m1D[も]どれ[なF#[ぁ]い]【Bメロ】
★m1D[場]所なんだとm1G[知]ってたm2D[ら]
【地声最高音】hiA(A4) ※全体で2~3回
★手m2F#–E[の]ひ]ら[に] なF#[じん]だ]感[しょF#–hiA地–G^[く[を]ぉ[ぉ])【2番サビ】
★あれから君は 2F#–m2G–hiA[ど[う[生][き]てるの【Dメロ】
【裏声最高音】hiB(B4) ※Dメロで1回
★どうhiB裏–m2F#地–E^[し]て]る[ボ]クは]ぁ【Dメロ】
【補足】mid2F~hiA#等の中高音を含むフレーズ
★オモチャに2D[し]て い1G–m1F#[つ[ま]で] [もあm2E[そん]でいた【Aメロ】
★m1F#–G[い]ち]番くだらm2E–m2F#[な[い]と]
★m2D[A]h[h] せめ[てm2E[ボ]ク]たち[が]ぁ[ぁ]【Bメロ】
★一D–m2E–m2F#[度[背[を][向]けm1G–m1F#[た[ぁ]ら]
★m2E–m2F#[ハンパ[な]ゆ]めのひ[とカケ]ラF#地[が]【サビ】
★キミE–m2F#–m2G[が[さ[い]後]に]詰[めF#[た]【Dメロ】
★m2F#–m2G[ゆ[め]の[カ]ケ[ラ]た[ち]は])ぁ今
★m2F–m2G[ハンパ[な]ゆ]めのひ[とカケ]ラG裏[が]【ラストサビ[転調₊1]】
★おm2G–F[く]びょ]う[な]ボ[ク]たちは
★ふm2G–F[れ]て]はか[んG地–hiA#裏[じ[る]
★懐m2G#地–G[か]し]い痛F–m2G[みが[ぁ]ぁ]
まず、『PIECES OF A DREAM』(ピーシズ・オブ・ア・ドリーム)についてです。この楽曲は、2001年に男性デュオのCHEMISTRYによりリリースされたシングル作品です。同グループのデビューシングルであり、同じ年に発売されたアルバム『The Way We Are』に初収録されました。同アルバムは、 約250万枚の爆発的なヒットを記録し、日本レコード協会より2ミリオン認定がなされました。
CHEMISTRYはテレビ番組のオーディション企画で結成されたグループであり、『PIECES OF A DREAM』はデビューシングルです。番組の話題性と楽曲の質も相まって、同曲は100万枚以上のCDセールスを記録し、同グループの最大のヒット曲となりました(2001年の年間3位の売上枚数)。
同曲は、数年前にTHE FIRST TAKEで披露され、1300万回の再生回数を獲得しまいます(2025年5月時点)。また、配信やストリーミングの部門でも2020年代に入ってプラチナ認定、ゴールド認定がなされております。こうしたロングヒット傾向から、未だに多くの人に愛され続けている楽曲だといえそうです。
『PIECES OF A DREAM』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはいくらかキーを下げた方が歌いやすいと思います。
今回の楽曲は全体でみるとやや中高音に寄っており、mid2E~mid2G等の音階が多く登場します。ツインボーカルということもあり、見た目より高音感のある楽曲だと私は分析しました。低音域についてはもmid1Dが登場しますが、標準より高めであると考えます。
ちなみに、今回はR&B系の曲ということもあり、要所で裏声が用いられています。ただ、ライブでの歌唱動画を見ると、原曲以上に裏声がより多く使われます。裏声が得意な人はそうした歌唱も選択肢に入れてみてもよいかもしれません。
女性が同曲を歌唱する場合、通常は少しキーを上げた方が歌いやすいです。今回は一部でmid1D等が見られるため、女性の音域としては低いです。一つの目安ですが、原曲キーから2~4つ程度上げてみてください。今回は見た目より低音が高いため、「標準より低めの音域の女性」の一部は原キーでの歌唱が合う可能性がありますが、割合としてはかなり低いと想定しています。
最後に『PIECES OF A DREAM』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高め(体感的には高い)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1DはBメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。低音域については、mid1F#~mid1G辺りが比較的多いため、男性曲としてはやや高めの低音であると私は分析しています。
次に、地声最高音hiAは2番サビとDメロで2~3回登場します(回数の差は2番サビの抑揚の部分)。このhiAに次ぐ地声高音としてはmid2G#がピークとなる場面が全体で3回、mid2Gが20回、mid2F#が27回登場します。最高音やmid2F#~2G辺りの登場回数を考慮すると男性の音域としては高く、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいと私は推測しました(一部で息継ぎしにくそうな点も辛い)。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください(人によってはまだ高いかも)。
『PIECES OF A DREAM』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、ビギナーについてはどうしても一部歌いにくい部分が出てきやすいと私は想定しています。
今回の楽曲はメロディーやリズムは比較的わかりやすいです。ただ、ツインボーカルということもあり、歌メロが連続する場面があり、人によっては息継ぎしにくく、体力的にしんどくなりやすいです。ただ、音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケに有用であると私は分析しています。今回の楽曲は、裏声の使い方や抑揚の付け方など歌唱表現で学びが多そうだと感じました。ただ、原曲と同じように2人以上で歌唱した方が余裕を持ちやすそうでもあります(ソロで歌えないわけではない)。
『PIECES OF A DREAM』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiA(裏声はhiBまで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は全体的にmid2E~mid2G辺りが多く、見た目よりは高音感がありそうです。低音については一部でmid1Dが見られますが、標準より高めな印象です。
こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました(ソロの場合)。ただ、今回は裏声を上手く使えそうな場面も多いため、そうした工夫をすれば、もう少し中低音寄りの人でも歌いこなせる可能性もあると思います。
【まとめ】
①全体的に中高音の回数が多い(見た目より高音感がある)
②原キーだと「高音域が得意(or非常に得意)な男性」向け(1人で歌う場合)
③メロ等は分かりやすい。音域がマッチするのであれば練習曲向き
④「裏声」や「抑揚」などの歌唱表現で学びが多そう
⑤2人以上で歌うと余裕を持ちやすい
⑥裏声が得意な人は原曲以上に裏声を多用してもよいかも