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ドラえもん映画2019年主題歌『THE GIFT』(平井大)の音域と感想

(2019/04/06)最低音のミス表記があったので修正しました



 こんにちは。今回は平井大さんの『THE GIFT』を取り上げたいと思います。『THE GIFT』は2019年2月にリリースされ、『映画ドラえもん のび太の月面探査記』の主題歌として起用されました。平井大さんを当ブログで取り上げるのは今回が初めてです。よろしくお願いします。


『THE GIFT』(平井大),The Gift(Dai Hirai) の音域と感想
2019年2月27日(水)


【地声最低音】mid1D#(D#3) Bメロ部分

★背中押した 「」立ちの季節 


【地声最高音】hiA#(A#4)  2番サビ(その他のサビは裏声) 

★そしてそのキセキがまた明[日へ]「」づく hiC#(C#5)裏声

(補足) ラストサビの「This is a gift from the moon」のコーラスで同じくhiA#が見られます。ライブの際は印象度の強いコーラスの旋律を歌う可能性もありますので、補足として記載しておきます。



【裏声最高音】hiC#(C#5) ※サビ部分

★そしてキセキは信じるもの「」けに
★そしてキセキは信じるもの「」けに 贈ら[]るモノ(ラストサビ)


『THE GIFT』(平井大)









 
 さて、平井大さんの『THE GIFT』です。こちらの楽曲は映画ドラえもん のび太の月面探査記の主題歌に起用され、話題を呼んでいます。映画などのタイアップに起用されることで大きなヒットが期待されるわけですが、とりわけアニメ映画はメガヒットに繋がることが多いです。SEKAI NO OWARIの『RPG』、秦基博の『ひまわりの約束』、RADWIMPSの『前前前世』、DAOKO×米津玄師の『打上花火』、倉木麻衣の『渡月橋 〜君 想ふ〜』などが例として挙げられるでしょう。
 漫画原作の実写映画なども含めると、ONE OK ROCKの『The Beginning』、サカナクション『新宝島』といった楽曲も列挙できます。


 『THE GIFT』についてですが、非常に馴染みやすいメロディーであり、映画の視聴者の耳に残りやすい楽曲であると思います。一方で、歌唱についてはソウルやリズム&ブルースなどブラックミュージックを漂わせる発声になっており、単純に子どもだけに向けた楽曲ではないようです。一緒に視聴する父母の琴線にも触れるようなことを意識しているのかもしれません。いずれにしても多くの人が口ずさめるような普遍的なメロディー、歌詞であると思います。

 歌詞については、「ともに過ごした時間の愛おしさ、そして別れ」といったことをテーマに書かれていると言えます。『THE GIFT』は映画の世界を彩る暖かいメッセージになっているのではないでしょうか。

 




 さて、『THE GIFT』の音域についてですが、
地声最低音   mid1D#(D#3)~地声最高音hiA#(A#4)、裏声最高音hiC#(C#5)でメロディーが構成されています。音域を見るとキーが高めで、手を出しにくい印象です。
 
 しかし細かく見ていくと、地声最高音のhiA#は1か所のみで、他は裏声で発声しています。例えば、
地声最高音のhiA#裏声で対応するなど行えば、一般的な音域の男性でも原曲キーで歌うことが可能であると思います。ちなみにhiA#部分を除くと、地声の最高音はmid2G#です。声を出し慣れている男性ならば、手の届く範囲になります。

 歌い慣れている人で、裏声の発声がスムーズに行えるならば、努力次第である程度歌えると思います(原曲を忠実に再現するとなると地声のhiA#の再現が必要になります)。一方で、高音域が苦手な男性は、キーを2つ程度下げる(♭2程度)と良いと思います。

 美しいメロディーですので、優しい歌声を意識すると非常に引き立つと思います。

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