『Golden』(HUNTR/X)

【地声最低音】mid1D(D3)
★m1G–m2A[I] wa]s a gho[st], G[I] wa]s alo[ne]【Aメロ】
★m1G–m2A[ オドゥウォ]ジン] アッm1F#-m1E[キルソゲ[ェ]
☆m1E-G[No] more] hiding, m1D–2A[I’ll] be] shining【ラスサビ[オク下]】
【地声最高音】hihiA(A5) ※サビで計6回
★like hiA[I’m] hihiA地–F#–hiG地–E[born] to [be]e]【サビ】
★hihiA–hiG–F#[We’re] go]in’] (up,×3)【ラストサビ】
【裏声最高音】hiE(E5) ※1番サビ
★I’m done hiC裏–B[hi]din’], now I’m hiE裏–D[shi]nin’]【1番サビ】
【補足】その他の中高音(hiB~hiG辺り)
★m2F#[I] was [the] queen that [I’m] meant to be【Aメロ】
★I hiA[lived two lives], tried to [play both sides]【Bメロ】
★But hiA[I couldn’t] A地–hiB裏[find my own pla[ce]★m2F#[I] was [the] queen that [I’m] meant to be【Aメロ】
★I hiA[lived two lives], tried to [play both sides]【Bメロ】
★Called a problem child hiA–hiB地[’cause I got too [wild]
★like hiA[I’m] hiD裏–C–B[born] to b]e]【サビ】
★We dreamin’ hiC地–B[hard], we]
★came so hiE(Mix or裏)–D[far] now] I hiA–hiD地[be[lieve]
★hiB–hiE地[We’re go[in’ up, up, up], [it’s our D地[mo]ment]
★hiD–C–B[You know toge]ther we’re glo]wing]
★Oh hiB[oh] oh, hiE–hiG地–F#–E–D[up, up, [up] with] ou]r voi]ces]
★m1G[Waited] hiA裏[so] long【2番Aメロ】
★hiB–hiD地[and I know I be[lieve]【ラストサビ】
★hiD[You know] we’re hiA–hiB[gonna be, gonna be gol[den]
まず、『Golden』についてです。この楽曲は、Netflixで配信開始されたアニメ映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』に登場するガールズグループHUNTR/X(ハントリックス)によりリリースされたシングル作品です。同アニメ映画はバトルアクションとK-POPのメロディーを融合させた作品であり、アメリカやヨーロッパ全域で高く評価され、Netflix史上最高の累積視聴回数を記録するなどしています。
その中で劇中歌となった『Golden』はがアメリカのBillboard Hot 100で6週連続1位を獲得するなど爆発的なヒットとなり、YouTubeで公開されているMVも6億再生を超えています。日本においてもストリーミングランキングで上位にランクインしており、大きなヒットとなりつつあります。
『Golden』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域としてはかなり高い(低音も一部は低い)レンジで歌メロが作られています。一般的にはキーを下げた方が歌いやすいですが、低音も低いため、キーを下げる余地がほとんどありません。
同曲はサビを中心に中高音域が多く、hiE~hihiAといった高音も多く登場します。こうした点を考慮すると、女性の音域としてはかなり高い地声高音が要求されます。反面、低音については一部でmid1Dやmid1Eなど低い音が登場しますが、頻度としては少なめです。高音はロックやソウルなど見られるようなパワフルな地声感のある歌唱が特徴的であり、そうした発声が1つの大きな肝となります。原曲は3人組のボーカルグループであるため、それぞれで役割分担をして歌いこなすのがよいと思います。ただ、それを考慮しても難易度の高い曲です。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つのざっくりとした目安ですが、原曲キーの1オクターブ下を歌唱するのがよいと思います(もしくは2つ程度上げてオク下を歌う)。ただ、音域がかなり広いため、その点でかなり力量が求められる曲です。「高音域が非常に得意な男性」についてもいくらかキーを下げた方が歌いやすいと想定しています。
最後に『Golden』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hihiA(A5)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Dはラストサビで登場します。この場面は、通常サビの1オクターブ下のレンジであり、mid1Dやmid1Eが一部で見られます。女性の音域としてはかなり低い低音ですが、登場回数としてはmid1E以下は3回程度と少なめです。この場面を除くと、大体mid1G~mid2A辺りが多いです。そのため、体感的には低音は高音ほど辛くはないとは思います。
次に、地声最高音hihiA(A5)はサビを中心に6回登場します。このhihiAに次ぐ地声高音としては、 hiGがピークとなる場面が全体で6回、hiEが7回、hiDが13回、hiCが7回登場します。こうした点を考慮すると、女性の音域としてはかなり高く通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。ただ、今回は低音が低い分、キーを下げるのは難しいです。
『Golden』は音域がかなり広いため、キーを調整する余地はほとんどありません。キー調整を考慮しても高音域が得意な女性が向けの曲です(ソロの場合)。ただ、今回は原曲が3人で歌唱されています。そのため、例えば、「高音域が非常に得意な女性2人+低音が得意な女性1人」のような組み合わせで歌唱するとよいのではないかと思います。
今回の楽曲はメロやリズムなどは比較的分かりやすいです。音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにもよいと思います。今回は高音がかなり映える曲であるため、歌いこなせると気持ちよさそうです。
私個人としてはhiD以上の高音については、マライア・キャリーさんや、MISIAさんなどのような発声ニュアンスを感じました。そうしたR&Bやソウル(またロックなどとも通じる)でよく使われるような歌唱を参考にすると、高い高音に近づきやすいのではないかと思います。
『Golden』を原曲キーで歌唱する場合、hiC~hiEといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビを中心にこれらが登場します。一方、ABメロは滅茶苦茶には高くないです。低音はおおよそ標準的ですが、一部でmid1Dやmid1Eが見られるため、注意が必要です。
こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました(ソロの場合)。ただ、今回は3人のボーカル曲であるため、可能であれば複数人での歌唱をおススメします(複数人で歌唱する場合でも高音が卓越したメンバーが1~2人は必要になりますが)。
【まとめ】
①音域が低音~高音までかなり広い(ただ低音が低い箇所は一部)
②「高音域が得意(or非常に得意)な女性」などが原曲キーに合いやすい
③メロやリズムは比較的分かりやすい(全体の難易度は高いが)
④高音域についてはソウルやロックなどの力強い発声を参考にしたい
⑤原曲と同じように3人でパート分けすると少し負担が軽くなる
コメント
何か凄いのがきましたね…
何気に低音域が女性にしては相当低いのがヤバいな
名無しさんコメントありがとうございます
最近の曲としては低音はこれくらいのレンジが結構増えてますね
女性曲はmid1D~mid1Eくらいの低音を歌う人が少しずつ増えてますね
逆に今回は高音が結構しんどい感じだと思います