『導火』(DeNeel)

【地声最低音】mid1D#(D#3) ※少し聞き取りにくい
★m1D#[日]差m1G[し]で[閉m1F[じ]た目]【Aメロ】
★空想m1G#[だと] G#–1G[えそ[ら]ご])と[だと]わ[ら]うだろう【Dメロ】
【地声最高音】hiC(C5) ※サビなどで計4回
★はhiA#–hiC–G–2G#^[た[を](上[げ]ろ])【サビ】
★おお2G#–hiA#–hiC^[い[か[く]す]ほA#–G#[どに]い]の[ち]【Dメロ】
【補足】mid2G(一部略)~hiA#を含むフレーズ一覧
★映しD#–m2F[出[し]た]のは あm2G[な]たとのやくそ[く]【Aメロ】
★ど2G–m2G#^2-F[う[か]線[に]火])をつ]け[たら]【Bメロ】
★m2F[い]まより[つm2G[よく]
★たhiA#–G#–G^[か]く]飛[べ]る])
★2D#–F–m2G[お[そ[れ]を知って【サビ】
★m2G[愛]を知って2D#–m2F[す[す]む[な]ら
★m2G[声]を何度も張2D#–F–G[り[上[げ][て]よ
★きぼm2G[うを]決F[意を] G–F–D#[い]だ]いて]
★2D#–m2F^-[ひ[と]は[えm2G[が][い]たりそ1G#[う]ぞ2D#[う]を【Dメロ】
★m1D#[覚]ましても繰G–m2G#–D#[り[か]え]す]不[安F[を]
★(飾らない命よ)m2G–F[ひ]び[け])【ラストサビ】
★hiA#[血]湧きにA#–G#–G^[く]お]ど[る] この[人]生で
★かm2G#[ぜ]を[つ]か[まhiA#[え]た]いえん[を]あ[お]れ
★映しD#–m2F[出[し]た]のは あm2G[な]たとのやくそ[く]【Aメロ】
★ど2G–m2G#^2-F[う[か]線[に]火])をつ]け[たら]【Bメロ】
★m2F[い]まより[つm2G[よく]
★たhiA#–G#–G^[か]く]飛[べ]る])
★2D#–F–m2G[お[そ[れ]を知って【サビ】
★m2G[愛]を知って2D#–m2F[す[す]む[な]ら
★m2G[声]を何度も張2D#–F–G[り[上[げ][て]よ
★きぼm2G[うを]決F[意を] G–F–D#[い]だ]いて]
★2D#–m2F^-[ひ[と]は[えm2G[が][い]たりそ1G#[う]ぞ2D#[う]を【Dメロ】
★m1D#[覚]ましても繰G–m2G#–D#[り[か]え]す]不[安F[を]
★(飾らない命よ)m2G–F[ひ]び[け])【ラストサビ】
★hiA#[血]湧きにA#–G#–G^[く]お]ど[る] この[人]生で
★かm2G#[ぜ]を[つ]か[まhiA#[え]た]いえん[を]あ[お]れ
まず、『導火』についてです。この楽曲は、ロックバンドDeNeel(デニール)によりリリースされたシングル作品です。同曲は、原泰久さんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『キングダム』の第5シリーズオープニングテーマとして書き下ろされました。楽曲の質も相まって、DeNeelのYouTubeチャンネルで公開されたMVの120万回の再生回数を獲得しています。同バンドの中でも高い人気を獲得している1曲です。
『導火』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高い(体感的にはかなり高い)レンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲は、曲全体を通して、mid2D#~mid2G辺りがよく登場し、サビではhiA#~hiC辺りも見られるようになります。また、低音が高めであり、相対的に高いレンジが続きます。加えて、間奏が短いため、体力的にも辛くなりやすいです。こうした点から、男性の音域としては高く、「中高音寄りの声域の男性」などが原キーで歌いやすい曲であると私は分析しました。一般的な音域の男性はキーを下げた方が歌いやすそうです。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから1~3つ程度上げてみてください。ただ、今回の楽曲は、見た目ほどは低音が低くないため、人によっては原キーがマッチする可能性があります。具体的には「標準より低めの音域の女性」などは原キーを試してみてもよいと思います。
最後に『導火』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D#(D#3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高い(「かなり高い」でもよい)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1D#はAメロやDメロで登場します。ただ、今回は歌い出しの瞬間的な音であるため、聴きとりにくいです。mid1D#辺りまでしっかり歌えるに越したとこはないですが、低音域としてはmid1F辺りが安定して歌えると形になりやすいと私は想定しています。
次に、地声最高音hiCはサビやDメロで計4回登場します。このhiCに次ぐ地声高音としては、hiA#がピークとなる場面が全体で8回、mid2G#が17回、mid2Gが37回、mid2Fが12回登場します。これらを踏まえると、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえそうです。一つの目安ですが、原曲キーから3~5つ程度下げてみてください。
『導火』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回は音域が広いため、ビギナーなどは一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。
今回の楽曲はメロやリズム自体は分かりやすい部類です。そのため、音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにもよいと思います。全体的にロック色が強いため、声を張る力強い発声が得意な人はマッチしやすいと私は考えています。
『導火』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiCといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビやDメロを中心にhiA#~hiCなどが登場しますが、ABメロについてもmid2F~mid2G辺りがよく見られ、全体的に中高音寄りです。また、間奏があまりないため、体力的にも辛くなりやすいです。
こうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」が原曲キーに合いやすいと私は考えました。また、「標準より低めの音域の女性」なども原キーがマッチする可能性があります(ただ、割合としては少なく、女性は一般的には少しキーを上げた方が安定する)。
【まとめ】
①音域はそれなりに広いが、全体的には中高音寄りの曲
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」向け
③「標準より低めの音域の女性」なども原キーがマッチしうる
④メロなどは分かりやすい。音域が合うならばカラオケ向き
⑤ロック系なので、力強い発声が得意な人はより合いやすい