『きみのためなら死ねる』(スーパーラバーズ)

【地声最低音】lowE(E2)
★lowF#–m1A–B[ずんずん]ずん]ずん]ずん[ずんA[ずん]ずん]【イントロ】
★m1C#–B{ん-[ん]んー[ん]ん]んんんー
☆おまm1B–A–lowF#–lowE^[たせ[よう([こ[そ]みな[さ]ん])【Aメロ】
☆いまからm1A–lowF#–lowE^-[きせ[き[が]はじ]ま]F#[る]
★m1B–m1A[キンギョ[を]吐いた[り]ロウソ[ク]消した[り]
☆lowE–F#[怪]我[ひ]と]つなm1A–F#–lowE[い([ぜ[お]れ[た]ち])
【地声最高音】mid2B(B4) ※全体で2回程度
★m2A[わ]れら[の] [顔]もか[がm2B[やけ]る]【Bメロ】
★笑顔m2A–m2B[に[変]わ]るんだ
【補足】その他の場面
★m2A–m1G#[み]ん]なA[の] おA–G#[ど]ろ[く]か])【Bメロ】
★m1D[え]がおm2A–1G#[に]変[わ]る]時m1C#[に]
※今回は公式動画がアップされていないため、女性ゲーム実況者の水城あくあさんのカバー動画を添付しております(1オクターブ上の声域で歌唱)。なお、ストリーミングでは公式の音源が配信されています。
★m2A–m1G#[み]ん]なA[の] おA–G#[ど]ろ[く]か])【Bメロ】
★m1D[え]がおm2A–1G#[に]変[わ]る]時m1C#[に]
※今回は公式動画がアップされていないため、女性ゲーム実況者の水城あくあさんのカバー動画を添付しております(1オクターブ上の声域で歌唱)。なお、ストリーミングでは公式の音源が配信されています。
まず、『きみのためなら死ねる』についてです。この楽曲は、2004年にSEGAにより発売されたニンテンドーDS用ゲームソフト『きみのためなら死ねる』のテーマソングです。同曲は、その中毒性のある低音ボーカルが大きな話題を呼び、当時のFlash作品などに流用されました(その後、ニコニコ動画などでも話題になっています)。当時ゲームやネット文化に親しんだ方には特に印象深い楽曲なのではないかと思います。
『きみのためなら死ねる』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては低いレンジで歌メロが作られています。高音域に余地があるため、場合によっては少しキーを上げたるのもよいと思います。
同曲は、イントロ・Aメロ・Bメロが歌メロの基本構造となっており、全体的に中低音を中心に歌メロが展開していきます。低音域としては、lowEやlowF#などが含まれており、mid1A~mid1B辺りが頻出します。一方、Bメロではmid2Aやmid2Bが一部含まれますが、頻度としてはかなり少なめです。こうした点を考慮すると、「中低音が得意な男性」が原曲キーに合いやすい曲であると私は分析しています。
女性が同曲を歌唱する場合についてです。今回の楽曲はlowE~mid2Bのレンジで歌メロが作られています。そのため、低音域が得意な女性であれば、原曲キーの1オクターブ上の音域【mid1E~hiB】が合う可能性があります(今回引用したゲーム配信者の水城あくあさんがこのレンジです)。ただ、1オクターブ上だとmid1E等が要所で登場するため、一般的には少しキーを上げた方が歌いやすいと私は推測しています(「原キーから2つ程度上げて1オクターブ上のレンジを歌う」とよい)。この辺りは実際に歌唱して、微調整を加えてください。
最後に『きみのためなら死ねる』の音域についてですが、【地声最低音】lowE(E2)~【地声最高音】mid2B(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、低いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音lowEはAメロで登場します。この辺りはJ-POPの男性曲の音域としてはかなり低めです。男性が歌えなくもない音階かもしれませんが、人によってはキーを上げた方が歌いやすいといえます。逆に中低音が得意な人には声質などが活きやすいレンジです。
次に、地声最高音mid2BはBメロで登場します。登場回数は2回程度です。この辺りも男性曲としては低めの高音です。そのため、歌い慣れていない人であっても比較的発声しやすいと私は想定しています。
『きみのためなら死ねる』は高音域に余地があり、キー上げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ビギナー向けの調整も可能だとは思いますが、人によっては一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。
今回の楽曲はメロやリズムは比較的分かりやすいです。音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにもよいと思います。今回は中毒性の強い中低音が聴きどころですので、中低音の練習には非常にいい曲ではないかと思います。
『きみのためなら死ねる』を原曲キーで歌唱する場合、lowE~mid1Bといった中低音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はイントロやAメロでこれらが多く登場します。今回はイントロとAメロが歌メロの大部分であり、中低音の発声が非常に重要です。
こうした点を考慮すると、「標準よりかなり低め~標準よりやや高めの音域の男性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。ただ、「中高音が得意な男性」なども原キーが合わないわけではないですが、キー上げを選択肢に入れてもよいと思います。。
【まとめ】
①全体的に中低音が際立つ中毒曲
②原キーだと「標準よりかなり低め~やや高めの音域の男性」向け
③女性だと1オクターブ上がそのまま合う人もいるかも(低音が得意な人だと)
④メロやリズムは分かりやすい
⑤中低音の練習におススメ