なお、同曲は、南條愛乃さんのYouTube公式チャンネルではMVのショートバージョンが公開されております。よって、当ブログにおいてもショートバージョンの動画を添付しております。また、南條愛乃さんは地声と裏声の区別が付きにくいですので、地声最高音を大よその目安と考えて下さい。
『光のはじまり』(南條愛乃)、Hikari no Hajimari(Yoshino Nanjo)
【地声最低音】mid2A(A3)
★僕等のおm2A[もい]が せhiA[か]hIB[い][ごと]照B[ら][す]【Aメロ】
★けれどm2A[お]なじ夢を描いhiA[た]hiB[僕][等]【Cメロ】
【地声最高音】hiD#(D#5) ※曲全体で2回
★見上げた空にきぼhiC#[うが]hiD#地[見][え]た[あ]ぁ]C#–hiB【Bメロ】
【裏声最高音】hiE(E5) ※サビ
★思hiB[い]のhiE裏[ま]B[ま]に 僕等がつhiB[く]hiC#[り]hiD[出]B[す] 未来【サビ】
(僕等が創り出す)hiD[み]hiC#[ら][い]hiE[ぃ] hiF#[ハ]E[ァ]ァァ【ラストサビ】※hiFの部分は歌詞表記が無いので最高音には加えておりません。
【補足】hiB~hiDを含むフレーズ一覧
★無限に続く 可能hiA[せ]いたち hiC#[あ]hiB[あ]【Aメロ】
★無限に続く 可能hiA[せ]いたち hiC#[あ]hiB[あ]【Aメロ】
★大きな夢を持ちよっhiB[た]hiA[ひ]る[下]がり 【Bメロ】
★いhiD[つ]hiC#[だっ]hiB[て]C#[ぇ]×2【サビ】
★がhiB[む]hiC#[しゃらが]hiD[い][い]
★肩hiB[を]hiC#[な]らべて 明日へとB[向]C#[か]hiD[お][う]
★肩hiB[を]hiC#[な]らべて 明日へとB[向]C#[か]hiD[お][う]
★hiC#[こ]hiB[こ]hiA[ろ]の形をたC#[し]B[か]めにA[行]こう【Cメロ】
まず、歌手としての南條愛乃(なんじょうよしの)さんについて簡単に説明します。fripSideのボーカルとしても知られる南條愛乃さんは、ソロとしても楽曲をリリースしております。声優として活動されているということもあり、アニメの主題歌などのタイアップが付くことが多く、とりわけ『グリザイア』シリーズと縁が深いです。カラオケでは、『黄昏のスタアライト』、『ゼロイチキセキ』、『あなたの愛した世界』などが人気のようです。
また、キャラクターソングとしては、特に『ラブライブ!』シリーズのアイドルグループμ’s(ミューズ)の絢瀬絵里役でリリースされた楽曲がよく知られております。2015年にはμ’sとして紅白歌合戦の出場が予定されておりましたが、怪我の影響もあり南條さん自身は辞退しております。アニメやゲームなどが好きな方には特に縁の深い歌手だと思いますし、声優としての作品を視聴されたことのある方も多いのではないかと思います。
さて、『光のはじまり』についてです。この楽曲は、2017年に声優および女性歌手の南條愛乃さんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、『サントロワ∴』に収められ、2018年にリリースされたベストアルバム『南條愛乃 ベストアルバム THE MEMORIES APARTMENT – Anime -』にも収録されております。
同曲は、テレビアニメ『アトム ザ・ビギニング』のエンディングテーマとしてタイアップが付きました。主要キャラとしてではありませんが、同アニメには南條愛乃さん自身も出演しているようです。同曲は、当時の南條さんのソロ作品としては過去最高位を記録しました。
『光のはじまり』はアップテンポのポップナンバーです。歌メロについては、AメロBメロサビといった形で作られており親しみやすいですが、Aメロ途中やサビ前で転調が行われており、若干音程が取り辛いかもしれません。
作詞は南條愛乃さん、作編曲は未知瑠さんによりなされております。未知瑠(みちる)さんは2009年より活動する音楽家であり、映画音楽、アニメ音楽、CM音楽などを制作しております。また、楽曲提供・アレンジも多く行われております。
『光のはじまり』の音域的な特徴についてです。同曲は、地声としてはhiC#~hiD辺りの音階が多く登場し、女声としては高めになります。低音部分に余裕があるのでキー調整は可能ですが、それを考慮しても歌い慣れた人向けの楽曲だと思います。
最後に、『光のはじまり』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiD#(D#5)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiD#はサビの直前で登場します。また、サビではhiC#~hiD辺りが多く、裏声ではhiE辺りも登場します。よって、一般的な女性の場合は、原曲キーよりも2つ程度下げた方が歌いやすいのではないかと思います(♭1~2)。
『光のはじまり』は音域自体がやや広めであり、最低音のmid2Aも意外と回数が多いです。キー下げは可能ですが、歌い慣れていない人の場合、少し歌いにくい部分が出てくるかもしれません。その辺りも踏まえた上で練習に取り組んでください。難しいと感じた場合は、他の易しめの曲と並行して練習するとモチベーションが保ちやすいです。
『光のはじまり』はサビでhiC#やhiDが多く登場しますので、原曲キーの場合は高音域が比較的得意な方向けだと思います。キーは高めですが、リズムなどについては難しい部分はそこまで多くないと私は分析しております。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。