こんにちは。今回はケツメイシの『友よ 〜 この先もずっと…』(2016)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲になります。
今年の5月にお笑いトリオ・ダチョウ倶楽部のメンバー・上島竜兵さんが逝去されました。今回の『友よ 〜 この先もずっと…』のミュージックビデオにはダチョウ俱楽部の3人が出演されており、私自身どうしても取り上げたいと感じました(楽曲は依然よりリストアップしておりました)。
『友よ 〜 この先もずっと…』(ケツメイシ)、Tomo Yo ~Kono Saki mo Zutto(Ketsumeishi)
【地声最低音】mid1G(G3)
★あの場所めm2D[が]け みなで駆m1G[け出]2D[せ]【Aメロ】
★もし君があても無く 遠ざかる 星ぞm1G[ら]を眺めて1G[た]ら【Bメロ】
★言いたいm1G[事]言い合っ[て] 言いたい[だけ]言い合っ[て]【Dメロ】
【地声最高音】mid2G#(G#4) ※全体で1回
★何も無い様にふm2G–m2E{る]舞]うから けして一人にはしm2G#[な][い]から【2番Bメロ】
※これ以外ではmid2Gが全体で15回弱登場
【裏声最高音】mid2G(G4) ※全体で1回
★m2E[ひとつひとつ どれもたわい][ない]m2G裏【2番Aメロ】
【補足】mid2Eからmid2Gを含むフレーズ一覧
★当m2E[た]り[ま]え [かわ]り[ばえない日]m2G[々]が【Aメロ】
★m2E[何じゅ]う年さ[き]m1G[も 君を友達っ]て思ってる【サビ】
★m2E[辛いと]きは なm2G[ん][で]も[は]なして[よぉ]ぉ
★こm2E–m2G[れ[だ]け[は]ずっと言え[る]ぅ 本当あ[り]がとう 友よ
★m1G–m2E[みん[なで出来]る事をたし算 1G[すれば][もう何]m2G[も]怖くないさ【2番Aメロ】
★m1G[時が]経っても 1G[遠くは]なれても 1G[ずっと変]わらないm2E[ぼ]くら
★つm2E[ぎ]会[う]と[きは] [また]m2G[み]m2F-E[な]で[わ]らっ]てたいか[ら]【Dメロ】
★夢の中でもm2E–m2G[あ[や]まっ]ておm1G[くよ]
まず、『友よ 〜 この先もずっと…』についてです。この楽曲は、2016年にヒップホップユニット・ケツメイシによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年の『KETSUNOPOLIS 10』(ケツノポリス・テン)に収められました。同アルバムには、『ヤシの木のように』、『カラーバリエーション』などのシングル曲が収められており、出荷ベースでも10万枚を超えるヒットとなっております。
『友よ 〜 この先もずっと…』は『映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』のために書き下ろされました。同作の脚本はお笑い芸人の劇団ひとりさんが、監督の高橋渉さんと共同で手掛けたことでも話題になり、興行収入も20億円を超えました。楽曲の質も相まって、『友よ 〜 この先もずっと…』は、配信で25万ダウンロードを記録し、プラチナ認定がなされました。また、YouTube公式チャンネルでも、1億回に迫る再生回数を記録しております(2022年7月現在)。
『友よ 〜 この先もずっと…』の音域的な特徴についてです。同曲はおおよそ一般的な男性の音域の範囲内(もしくは若干高め)のレンジで歌メロが作られております。歌い慣れた人であれば、原曲キーでの歌唱も可能ですが、高音域が苦手な方などはキーを下げてもよいと思います。同曲は低音域に余裕があるため、キー下げはしやすいです(最低音が高い分、高音を感じやすい楽曲です)。
ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすそうです。ただ、理論上は原曲キーでも歌唱が可能ではあり、とりわけ「標準より低い音域の女性」は原曲キーでもマッチしそうです。
最後に『友よ 〜 この先もずっと…』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)〜【地声最高音】mid2G#(G#4)、【裏声最高音】mid2G(G4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内、もしくは少し高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Gについては、楽曲の全体を通して多く登場します。この辺りは一般的な男性の音域の範囲内であります。ただ、mid1Gが最低音になる男性曲は、確率的に「キーの高い男性曲」になりやすいです。
今回の『友よ 〜 この先もずっと…』については、高音域が滅茶苦茶に高いというわけではないのですが、平均的に中高音域が多く、とりわあけmid2E辺りの頻度が高いです。そのため、人によっては意外と体力が消耗させられる作品であると私は分析しました。
ちなみに、同曲は男性としては最低音が高い分、女性が原曲キーで歌唱することも可能です。ただ、女性の得意のレンジなどを考えると、通常はキーを上げた方がより歌いやすいと思います。「標準より低めの音域の女性」、「普段あまり歌い慣れていない女性」などは原曲キーなどでも良いかもしれません。
次に地声最高音mid2G#については2番のAメロで登場します。このmid2G#は登場回数が1回と少ないですが、男性の音域としてはやや高めのレンジになります。また、mid2G#以外では、mid2Gの登場頻度が高く、全体で15回近く登場します。
そのため、音域的には一般的な男性が原曲キーで歌唱することも可能である反面、人によってはキーを下げた方が合いやすい場合もあります。原キーが難しいと感じた際は、キーを下げることも選択肢に入れてください。
同曲を原曲キーで歌唱する場合、私なりの印象ですが、「標準よりやや高めの音域の男性~ある程度高音域が得意な男性」などがマッチしそうだと感じました。
『友よ 〜 この先もずっと…』は低音域に余裕が多く、キー下げはしやすいです。同曲はメロディーがほぼ1オクターブで歌メロが作られており、キー調整はしやすいです。そのため、メロディーやリズムなどがしっかり覚えられているのであれば、練習曲としても使いやすいと私は分析しました。
同曲はテンポの速いラップパートなどがあるため、歌詞などはしっかり覚えておく必要があります。その点は留意しておいてください。
『友よ 〜 この先もずっと…』はテンポなども良く、カラオケでも歌いやすい楽曲です。人によっては原キーでの歌唱は大変かもしれませんが、個人的には歌詞なども非常に響きました。興味を持たれた方はチャレンジしてみて下さい。
コメント
ケツメイシとは関係ないのですが、ウルフルズのバンザイをリクエストします。
リストアップしておきます。
ウルフルズはしばらく取り上げてませんでしたね。
名曲です。