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『涙がキラリ☆』( スピッツ )の音域

(2024/01/02)画像のミスを修正しました

こんにちは。今回はスピッツの『涙がキラリ☆』(1995)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。この楽曲は、七夕をモチーフに描かれた作品であり、今年の7月上旬頃にリクエストいただきました。同時に最新曲へのリクエストもあったのですが、7月という事で旧譜の『涙がキラリ☆』の方を優先させます。


『涙がキラリ☆』(スピッツ)、Namida ga Kirari☆(Spitz)
『涙がキラリ☆』(スピッツ)の音域







【地声最低音】mid1F#(F#3) 

★目覚めてすぐのコウモリがm1G[飛びはじめる][暮[れに]G-m1F#【Aメロ】


【地声最高音】hiB(B4)  ※全体で10回程度

m2F#m2GhiA[お[れ[が]てん]し]hiB[だっ]たなら【サビ】
★心とこm2F#[こ]ろをF#m2G[つ[な][で]hiB地[る] hiB[か][す]かな光
★(二度と戻らない この時を) hIBm2G[焼]き]つけm2F#[る]【2番サビ】


【裏声最高音】hiD(D5) ※ラストサビで1~2回


★(心と心をつないで)hiD裏[る] hiD[か]hiB[す]m2Gm2F#[か]な]【ラストサビ】


【補足】mid2F#hiAを含むフレーズ一覧

★君の記憶の片隅に 居座m2E[ることを い]ま決めたから【Bメロ】
★夜が明m2E[けるまで見つ]m2F#m2G[めてい[るよ][ぉ]

m2F#m2GhiA[お[な[じ]な]み]だが[キ2G[ラ]リ]【サビ】

 まず、『涙がキラリ☆』(なみだがきらり)についてです。この楽曲は、1995年に4人組ロックバンド・スピッツによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年の『ハチミツ』に収められました。同アルバムには、『ロビンソン』(過去記事)『愛のことば』(過去記事)といった人気曲が収録されており、スピッツとしては最も大きなアルバムセールスを記録しました。
 2015年にはアルバム『ハチミツ』の11曲+1曲を他のアーティストがカバーする企画アルバムが制作されましたが、今回の『涙がキラリ☆』は10-FEETによりカバーされました(声質は異なりますが、両者の声域は意外と近似します)。


 『涙がキラリ☆』はミドルテンポのバンド曲で、イントロのギターフレーズなどが印象的です(個人的にはベースも好き)。歌メロについてはAメロBメロサビで構成されます。ただ、当時のロックバンドが当たり前に入れていた2番サビ後のギターソロが無いまま、2番サビ⇒ラストサビへと展開します。そのためミドルテンポにもかかわらず、演奏時間が4分弱とやや短いです。歌詞については、個人的には1番のAメロBメロが耳に残りました。

 『涙がキラリ☆』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。そのため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいと思います。低音域には余地が多いため、キー下げはしやすいです。
 同曲はまた、女性曲に近いレンジで歌メロが作られております。一般的な女性は少しキーを下げた方が歌いやすいですが、「標準より低め~やや低め」くらいの女性だと原曲キーがマッチしそうです。



 最後に『涙がキラリ☆』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。
 まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。この辺りは一般的な男性の音域の範囲内です。反面、mid1Gが連続するなどしますので、一般的な女性だと若干低く感じられるかもしれません。ただ、低音域が得意な女性であれば、原曲キーでの歌唱が選択肢に入ってきます(標準的な女性はキーを下げた方がよさそう)。

 次に、地声最高音hiBについてはサビを中心に登場します。登場回数は10回とやや多いです。この辺りは男性の音域としては高いですので、キーを下げた方がよさそうです。一つの目安ですが、原曲キーから3つ程度下げてみて下さい。
 ちなみに、同曲を原曲キーで歌唱する場合、「(ある程度)高音域が得意な男性」が合いそうです。また、先述のように「標準よりやや低め音域の女性」なども原キーがよさそうです。

 『涙がキラリ☆』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。歌い慣れた人であれば、自分の得意なレンジに調整することが可能だといえます。同曲は音域が滅茶苦茶には広くなく、ビギナー向けの調整も可能と言えるかもしれません。ただ、もし難しいと感じたときは別の優しめの曲などと並行して練習してください。

 『涙がキラリ☆』は個人的には歌詞の世界観なども印象的であり、カラオケでも歌いやすいのではないかと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみて下さい。

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コメント

  1. 温野菜 より:

    ピアノの音域がhiBまでとなっていますが、hiDまでの間違いではないでしょうか。