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『流星』(藍井エイル)の音域

こんにちは。今回は藍井エイルの『流星』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『流星』(藍井エイル)、Ryusei(Eir Aoi)
『流星』(藍井エイル)の音域






【地声最低音】mid1G(G3) 

★いつだって誰かと m1G[く] らべて つらくて【Aメロ】
★悲しみが寄り添っm1G[て] 背中を包み込む 冷m2G[た]さに心がG[凍]えそう


【地声最高音】hiE(E5)  ※曲全体で4回

★生hiBhiC[き[て]ゆくんhiE地hiD[だっ]て]願っ[た] [The dar[ke]st] night【サビ】


【裏声最高音】hiE(E5) ※サビで登場

★すhiBhiChiD[べ[てのやみ[を][照]らす日hiE裏[まで]【サビ】


【補足】hiA(一部のみ)hiCを含むフレーズ一覧

m2G[いつか]らちゃんと[笑えなく]hiA[っ][た]【Bメロ】
★外せ Safety 運命なんてこhiChiB[わし]て]

★いhiBhiC[つ[か流星][よ]ぞ]ら駆BC[け[抜]【サビ】

 まず、藍井エイル(あおいエイル)さんについて少し説明します。藍井エイルさんは、2011年より活動する女性歌手です。アニメ『Fate/Zero』のエンディングテーマ『MEMORIA』でデビューし、これまでにアニメソングを中心に多くの楽曲をリリースしてきました。2016年に体調不良で活動を休止しましたが、2018年に復活。その後も勢力的に楽曲をリリースし続けております。
 藍井エイルさんは、Do As Infinity、ONE OK ROCK、LiSAさん、相川七瀬さん、またGLAYなどのヴィジュアル系バンドなどを嗜好しているそうです。そうした傾向は、藍井さんの歌唱スタイルにも表れてており、力強いボーカルが魅力的です。私自身はアニソンのロックナンバーに相性が良いと感じました。来月にリリースされるシングル『心臓』も、ソードアートオンラインシリーズの主題歌になっております。


 さて、『流星』についてです。この楽曲は、2018年に女性歌手の藍井エイルさんによりリリースされたシングル作品です。藍井さんの復帰後初のシングルであり、『約束』との両A面シングルとしてリリースされました。
 『流星』はテレビアニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』のオープニングテーマに起用され、話題を呼びました。楽曲の質も相まって、配信シングルとして10万ダウンロードを記録、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。


 『流星』はアップテンポのバンド曲です。アニメのオープニングテーマということで、ストリングスアレンジもなされており、全体的にスケールの大きなロック曲です。作詞は:Eirさん、津波幸平さんとの共同、 作曲・編曲津波幸平さんによりなされております。

 『流星』音域的な特徴についてです。同曲は、女声としては高いレンジで歌メロが作られております。そのため、通常はキーを下げた方が歌いやすいと思います。
 同曲は、AメロBメロサビと歌メロが展開しますが、Aメロはやや低めのレンジで展開され、サビで大きく盛り上がります。低音から高音まで広い音域が要求されますが、とりわけサビでの力強さが不可欠になります。
 ちなみに、同曲は男性が歌う曲としては滅茶苦茶に高いのですが、MY FIRST STORYやクリープハイプといった高音域のミュージシャンの楽曲を歌われる男性は相性がいいかもしれません。



 最後に『流星』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiE(E5)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiEについては、サビで登場します。登場回数は4回程度(各サビ約1回)です。このhiE辺りは女性曲としては高い音階であり、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。ただ、同曲はAメロBメロ辺りはそこまで高いわけではないですので、「標準よりやや高い」位の女性は、頑張って原曲キーで歌ってみるのも良いかもしれません。先述のように、ロック系の楽曲が得意な方は相性が良さそうです。


 『流星』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。ただ、同曲は音域自体が広めの作品であるため、大きなキー下げには向きにくいです。歌い慣れた人がキー調整をしたとしても難しい部分があるかもしれません。キーを調整するにしても、ある程度高音域が得意な人向けだといえます。

 同曲を原曲キーで歌唱する場合、hiD,hiEといった高音域を歌いこなせる力が求められます。そのため、一般的には「ある程度高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすそうです。私個人としては、ロック調の歌唱が得意な方は、「標準よりやや高め」くらいでもアプローチできるのではないかと推測します。また、「高音域が非常に得意な男性」で、ハードコアやメタル系などが好きな方は意外とマッチするのではないかと考えます。

 『流星』はアップテンポのバンド曲であり、カラオケでも歌いやすいと思います。また、サビの高音域が気持ちいい作品ですので、歌いこなせると気持ちよさそうです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. 優雅 より:

    お疲れ様です!リクエストに応えてくださって嬉しいです。予想以上に高い音階が頻出で驚いてます。
    また何かリクエストするかもですがよろしくお願いします

    • もりっしー より:

      コメントありがとうございます。
      この曲はサビが急激に高くなりますね。
      藍井エイルさんの記事は初めてだったのでいい機会でした。

  2. 優雅 より:

    お疲れ様です!
    記事化はいつでも良いので楠木ともりさんの
    「To see the future」の調査をお願いします。