『Awake』(早見沙織)、Awake(Saori Hayami)
【地声最低音】mid1F#(F#3)
★なm1G#–m1F#[が[く深]い夜が終わる 「はじまり」が遠く光る【Aメロ】
【地声最高音】hiD(D5) ※ラストサビで6回
★hiD地–hiB–A[消さないで]ひ]か]りを B[焼]け]つく痛みも【ラストサビ[転調₊1]】
【裏声最高音】hiG(G5) ※ラストサビで4回
★そhiF#–hiE-F#–hiG裏[ば]に[い[るよ]【ラストサビ[転調₊1]】
★(引き裂いた先に) hiB–hiA[こ]たえ]はhiG–B–A[あ]る]の]ぉ
【補足】hiA~hiF#を含むフレーズ一覧
★俯くだけだった 君に触れhiA[た]ぁ【Dメロ】
★弱さも、hiB–hiA[さ]びし]さも、hiE–hiF#[溶[かす]か[ら])【ラストサビ[転調₊1]】
★hiA#[消さない]でよ hiB地–A#[消さない]でよ] [いの]ちの叫[び]を【大サビ】
★さhiA#[が]して さhiB地–A#[が]して] さhiF#–F[が]して]D#–F#[い[く]
★hiF裏–hiC#[夜明]けの]光hiF#裏[が]
★hiF–hiC#[ここ]に] C#–hiB–A#[満]ち]て]いくの
まず、『Awake』(アウェイク)についてです。この楽曲は、2022年に歌手としても活躍される女性声優の早見沙織さんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2023年5月にリリース予定の『白と花束』に収録が見込まれております。同アルバムには、『透明シンガー』、『Guide』、『Tear of Will』、『視紅』といったシングル作品が収められる予定です。早見さん自身が声優ということもあって、アニメやゲームなどのタイアップ曲が多いです。
さて、今回取り上げる『Awake』はアメリカの制作したWebアニメ『RWBY 氷雪帝国』(ルビー ひょうせつていこく)のエンディングテーマとして書き下ろされました。早見さん自身も同作主人公のルビー・ローズのキャラクターボイスを務めております。
『Awake』は壮大なスローナンバーです。ピアノやストリングスが用いられており、ボーカルの良さが引き立ちやすいです。また、サビ等を中心に裏声が多用されており、幻想的な印象を演出しております。同曲の作詞は早見さん自身、作曲アレンジは凛として時雨のボーカル&ギター担当のTKさんによりなされました(私自身も楽曲を聴いた時点でTKっぽさを強く感じました)。早見さんは昨年より『可愛くてごめん』(過去記事)がキャラソンとして大きくヒットしておりますが、高い歌唱力をもった声優としても知られており、今回は同曲を記事にしたいと感じました。
『Awake』の音域的な特徴についてです。同曲は、地声高音については一般的な女性の音域としてはやや高め~高め、裏声については高いレンジで歌メロが作られております。そのため、一般的な女性は少しキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲はAメロBメロサビと展開しますが、AメロBメロはしっとりとした「静」の印象であり、サビは大きく盛り上がる「動」のようなパートです。そのため、低音~高音まで広いレンジが要求されます。サビでは裏声が多用されているため、器用な裏声発声は不可欠になります。
ちなみに、男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。TK作品や凛として時雨の楽曲を知っている方は、何となく「TKさんならこういう歌い方をするだろうな」というのを感じるのではないかと思います。時雨などの楽曲をカラオケで歌う高音域が得意な男性などは、原曲キーで歌ってみるのもよいかもしれません。
最後に『Awake 』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiG(G5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、地声高音は「高め」、裏声高音は「高い」です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内ですが、低めの音域であるため、人によっては少し歌いにくいかもしれません。高音域が非常に得意な女性などはキーを上げるのも良さそうです。
次に、地声最高音hiDはラストサビで登場します。同曲はラストサビでは転調が行われ、1番2番のサビよりもキーが1つ高くなります(#1)。地声のhiDラストサビを中心に6回程度登場します。この辺りは女性の音域としてはやや高めであり、通常は少しキーを下げた方が歌いやすいのではないかと私は考えました。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください(♭1~♭2)。
同曲はサビを中心に裏声が多用されております。裏声のレンジはいずれも高いため、器用な発声が不可欠になります。ただ、裏声は地声よりも努力が報われやすいですので、少しずつ練習を重ねてください。
『Awake』は低音に若干の余地があり、キー下げは可能です。ただ、音域自体がかなり広い作品ですので、歌い慣れた人であっても難しい部分が出てくるかもしれません。同曲は裏声のレンジが広いですので、キーを調整するにしても、器用な裏声表現は不可欠だと私は分析しました。
同曲は音域が非常に広く、その点で難しいのですが、メロディー自体は分かりやすく、覚えやすいです(転調は結構ある)。そのため、音域がマッチする人であれば、楽しく歌えるのではないかと思います。裏声で高音が要求されるため、ボーカルの良さも活きやすいです。
『Awake』を原曲キーで歌唱する場合、地声高音はhiA~hiDといった中高音域をしっかり歌いこなせることが求められます。そのため、単純な地声音域だけ見ると、「標準よりやや高め~ある程度高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
一方、同曲は裏声のレンジが広い作品です。そのため、サビを中心にしっかりとした裏声表現が重要になります。器用に裏声が使える人であれば、もしかしたら標準的な音域の女性などでも原キーでマッチするかもしれません。私個人としては、音域が合うのであれば、裏声練習に良い楽曲だとも感じました。
『Awake』はスローなバンド曲であり、ボーカルの良さが活きやすい楽曲です。裏声表現などが大変かもしれませんが、カラオケなどで歌いこなせると映えると思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
【補足】hiA~hiF#を含むフレーズ一覧
★俯くだけだった 君に触れhiA[た]ぁ【Dメロ】
★弱さも、hiB–hiA[さ]びし]さも、hiE–hiF#[溶[かす]か[ら])【ラストサビ[転調₊1]】
★hiA#[消さない]でよ hiB地–A#[消さない]でよ] [いの]ちの叫[び]を【大サビ】
★さhiA#[が]して さhiB地–A#[が]して] さhiF#–F[が]して]D#–F#[い[く]
★hiF裏–hiC#[夜明]けの]光hiF#裏[が]
★hiF–hiC#[ここ]に] C#–hiB–A#[満]ち]て]いくの
まず、『Awake』(アウェイク)についてです。この楽曲は、2022年に歌手としても活躍される女性声優の早見沙織さんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2023年5月にリリース予定の『白と花束』に収録が見込まれております。同アルバムには、『透明シンガー』、『Guide』、『Tear of Will』、『視紅』といったシングル作品が収められる予定です。早見さん自身が声優ということもあって、アニメやゲームなどのタイアップ曲が多いです。
さて、今回取り上げる『Awake』はアメリカの制作したWebアニメ『RWBY 氷雪帝国』(ルビー ひょうせつていこく)のエンディングテーマとして書き下ろされました。早見さん自身も同作主人公のルビー・ローズのキャラクターボイスを務めております。
『Awake』は壮大なスローナンバーです。ピアノやストリングスが用いられており、ボーカルの良さが引き立ちやすいです。また、サビ等を中心に裏声が多用されており、幻想的な印象を演出しております。同曲の作詞は早見さん自身、作曲アレンジは凛として時雨のボーカル&ギター担当のTKさんによりなされました(私自身も楽曲を聴いた時点でTKっぽさを強く感じました)。早見さんは昨年より『可愛くてごめん』(過去記事)がキャラソンとして大きくヒットしておりますが、高い歌唱力をもった声優としても知られており、今回は同曲を記事にしたいと感じました。
『Awake』の音域的な特徴についてです。同曲は、地声高音については一般的な女性の音域としてはやや高め~高め、裏声については高いレンジで歌メロが作られております。そのため、一般的な女性は少しキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲はAメロBメロサビと展開しますが、AメロBメロはしっとりとした「静」の印象であり、サビは大きく盛り上がる「動」のようなパートです。そのため、低音~高音まで広いレンジが要求されます。サビでは裏声が多用されているため、器用な裏声発声は不可欠になります。
ちなみに、男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。TK作品や凛として時雨の楽曲を知っている方は、何となく「TKさんならこういう歌い方をするだろうな」というのを感じるのではないかと思います。時雨などの楽曲をカラオケで歌う高音域が得意な男性などは、原曲キーで歌ってみるのもよいかもしれません。
最後に『Awake 』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiG(G5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、地声高音は「高め」、裏声高音は「高い」です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内ですが、低めの音域であるため、人によっては少し歌いにくいかもしれません。高音域が非常に得意な女性などはキーを上げるのも良さそうです。
次に、地声最高音hiDはラストサビで登場します。同曲はラストサビでは転調が行われ、1番2番のサビよりもキーが1つ高くなります(#1)。地声のhiDラストサビを中心に6回程度登場します。この辺りは女性の音域としてはやや高めであり、通常は少しキーを下げた方が歌いやすいのではないかと私は考えました。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください(♭1~♭2)。
同曲はサビを中心に裏声が多用されております。裏声のレンジはいずれも高いため、器用な発声が不可欠になります。ただ、裏声は地声よりも努力が報われやすいですので、少しずつ練習を重ねてください。
『Awake』は低音に若干の余地があり、キー下げは可能です。ただ、音域自体がかなり広い作品ですので、歌い慣れた人であっても難しい部分が出てくるかもしれません。同曲は裏声のレンジが広いですので、キーを調整するにしても、器用な裏声表現は不可欠だと私は分析しました。
同曲は音域が非常に広く、その点で難しいのですが、メロディー自体は分かりやすく、覚えやすいです(転調は結構ある)。そのため、音域がマッチする人であれば、楽しく歌えるのではないかと思います。裏声で高音が要求されるため、ボーカルの良さも活きやすいです。
『Awake』を原曲キーで歌唱する場合、地声高音はhiA~hiDといった中高音域をしっかり歌いこなせることが求められます。そのため、単純な地声音域だけ見ると、「標準よりやや高め~ある程度高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
一方、同曲は裏声のレンジが広い作品です。そのため、サビを中心にしっかりとした裏声表現が重要になります。器用に裏声が使える人であれば、もしかしたら標準的な音域の女性などでも原キーでマッチするかもしれません。私個人としては、音域が合うのであれば、裏声練習に良い楽曲だとも感じました。
『Awake』はスローなバンド曲であり、ボーカルの良さが活きやすい楽曲です。裏声表現などが大変かもしれませんが、カラオケなどで歌いこなせると映えると思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
お疲れ様です、いつも参考にさせてもらってます。
リクエストなのですが、Greeeenのジュブナイルをお願いします。「大雪海のカイナ」、今さらはまってしまってopは自選曲としてあったのですがedが気になってしまって…。
リストアップしておきます。
GReeeeeNは他にリクエストが多く来ています。
他のGReeeeeNの曲と比較考量してなるべく早く記事にしたいです。
最近カラオケ等でこのサイトを参考にさせていただいてます。
リクエストで「THE ORAL CIGARETTES」の「気づけよbaby」をお願いします。
リストアップしておきます。
オーラルはほかの曲で1~2曲リクエストが来てるので
それらも含め、記事にしたいです。