なお、同曲はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでは公式の音源が公開されておりません。よって、当ブログにおいても動画の添付は致しません。
『この瞬間、きっと夢じゃない』(SMAP)
【地声最低音】mid1F(F3)
★m1F[ふ]るえm2D[だ]した手を見つ2D[め]【Aメロ】
★m1F[逃]げたくなるくらいの不m2D#–m2F[あ[ん]に そっとひD#[と]り瞳閉じた
【地声最高音】mid2G(G4) ※全体で7回程度
★どんなm2F[に]遠F–m2G[くは[なれ]ていても そばm2D#[に]いるから【サビ】
★(言葉よりも ずっと大切なもの) 君m2G–m2F[に]伝え[たい]よ【Dメロ】
★言葉じゃ伝m2F–m2G[わん[ない]【アウトロ】
【裏声最高音】hiA#(A#4) ※Dメロで1回
★あの頃のm2F[僕]らのぉ 夢叶m2G地–F–G裏–hiA#[え]た[い[ん]だ【Dメロ】
【補足】mid2D(一部略)～mid2Fを含むフレーズ一覧
★きらm2F[めい]ては消える夢m2D[の]影 F[追いかけ]ては向か2D[い]風【Bメロ】
★m1F[この]暖かく ただ強く優m2D[し]い声にのD[せ]て跳ぶんだ
★m2D[僕]ら[は] [いつ]だっ[て] [ひとm2F[り]じゃ]無[い]んだよ【サビ】
★(Please Stand Up) いつm2F[も]感じてたくm2D#[て]ぇ
★m2D–m2F[はみ[出し]た涙やな]がした汗[が] 僕を支え[るんだ]【Dメロ】
★どんなとm2D#[き]も あき2D#[ら]めず ただ進むよ
まず、『この瞬間、きっと夢じゃない』（このとき、きっとゆめじゃない）についてです。この楽曲は、２００８年に男性アイドルグループのSMAPによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年にリリースされた『super.modern.artistic.performance』（スーパー・モダン・アーティスティック・パフォーマンス）に初収録されました。
同アルバムには、シングル曲『そのまま』、ベストアルバムにも収録された『どうか届きますように』、『はじまりのうた』といった楽曲が収録されております。アルバムは、２５万枚を超えるヒットとなりました。また、このアルバムのヒットにより、スマップのアルバム累計売上枚数も１０００万枚を超えます。
『この瞬間、きっと夢じゃない』は、メンバーの中居正広さんがメインキャスターを務めたTBS系の『北京オリンピック』のテーマソングとして書き下ろされました。そうしたこともあり、当時オリンピックを見ていた方には記憶に残っているのではないかと思います。作詞はHi-Fi CAMPさん、編曲は長岡成貢さんによりなされました。長岡成貢さんは、アイドルなどの編曲のみならず、ドラマや映画、アニメの劇伴など幅広い仕事で知られております。
『この瞬間、きっと夢じゃない』の音域的な特徴についてです。同曲は男性曲の音域の範囲内、もしくはやや高めで歌メロが作られております。一般的な音域の男性は少しキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は、全体でみると一般的な男性の音域で歌メロが作られております。ただ、最低音がmid1Fと男性としてはやや高く、相対的にmid2D～mid2Fといった中高音の頻度が高くなります。また、多人数でボーカルを担当しているということもあってか、メロメロの継ぎ目が短く、息継ぎがしにくい印象です。そのため、1人で歌唱する場合、音域以上に難しい楽曲ではないかと私は推測しました。
ちなみに、同曲は最低音がmid1Fであるため、女性が原曲キーで歌唱することも理論上は可能です。ただ、女性の得意な音域を考慮すると、通常は少しキーを上げた方が歌いやすいです。ある程度カラオケが得意である「標準的な音域の女性」の場合は、キー上げを推奨します。
最後に『この瞬間、きっと夢じゃない』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)～【地声最高音】mid2G(G4)、【裏声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内、もしくはやや高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1FはAメロなどで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、男性曲としてはやや高い最低音となります。そのため、女性が原曲キーで歌唱することも可能ですが、女性の場合は通常キーを上げた方が歌いやすそうだと私は感じました。
次に、地声最高音mid2GはサビやDメロで登場します。登場回数は７回程度です。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、同曲は全体的に中高音寄りの楽曲であり、息継ぎなどもしにくい特性があります。そのため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいのではないかと私は推測しました。一つの目安ですが、原曲キーから１～２つ程度下げてみてください（1人で歌唱する場合）。
『この瞬間、きっと夢じゃない』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。同曲は音域自体もそこまで広くないため、キー調整の融通は利きやすく、ビギナー向けの調整も可能だと私は判断しました。キー調整に抵抗が無ければ、それなりに練習曲として使いやすいのではないかと推測されます。
一方、先述のように、同曲は多人数が代わる代わるボーカルを担当しており、やや息継ぎしにくい作品となっております。その点が練習する上でハードルになるかもしれません。場合によっては、楽曲のテンポを下げて練習するのもよさそうです。
『この瞬間、きっと夢じゃない』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D～mid2Gといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回は全体的に中高音寄りであるため、標準的な音域でありながら、体力的にはしんどくなりやすそうです。これらを踏まえると、１人で歌唱する場合は「標準より(やや)高め～ある程度高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。1人で歌うと意外と大変な曲であるため、SMAPのように複数人でボーカルを担当すると、より取っつきやすいのではないかと思います。
『この瞬間、きっと夢じゃない』はオリンピックのテーマ曲ということもあり、前向きな歌詞が魅力的な楽曲です。また、メロディー自体も親しみやすく、覚えやすそうです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
SMAPでも一般人には低すぎる訳では無いですよね、前の夜空ノムコウの記事でも思いました
最低音がmid1Fという所にも現れていて、しかも歌い出しだけなんですね
高音が得意な男性でもこの曲は普通に歌えてしまいますね
アイドル系って、比較的古い曲でも
意外とmid1F～mid2G#とかmid1E～mid2F#
みたいなレンジが多い気がします。
そこまで低いわけではないですよね。
この辺でもある程度高音域が得意な人が有利ですよね。
最近の曲は高くなってるって散々言われますが、低音域に限って言えば90年代くらいからlowとか出てくる曲は多くないですよね
そういう意味では元々歌は高音よりの人が有利で、その傾向が時代とともにより強まっている感じがありますね
全く別件ですがフォーリミのcrush the window、サビだけ＋7でひょっとしてAメロの歌い出しとかは原曲のままですか？
今確認しました。
確かにAメロは同じキーですね。
途中で転調してるのかもですね。
（追記）
今、ラップパートとか聴いたら音程が全然違いますね。
少なくともラップパート辺りで既にキーが違うと思います。
ありがとうございます、どおりで＋7で歌っても音程が一切合わないわけですね…笑 確かに7も上げたらもっと出だしからキンキンするはずです
にしても＋7の転調もなかなかレアですね
04のバージョンだと記事にするのは結構大変かもです。
最初にDAの方だけ取り上げて、04の方は別に画像とかを添付するかもです。