『さよなら夏の日』(山下達郎)、Sayonara Natsu no Hi(Tatsurou Ymashita)
【地声最低音】mid1E(E3)
★m1E[な]み[う]つ[ゆ]うだm2D[ち]のプ[ール]ぅ【Aメロ】
★ごらん最後のにm2E[じ]が出m1E[た]よ【Cメロ】
【地声最高音】mid2G(G4) ※曲全体で2回
★どうm2F[ぞ 変わ]m2G[ら]ないで どんF[な]未来【転調Bメロ[+1]】
★おとm2G[ず]れたとしてもm2F[ぉぉ][おお]m2F#
【補足】mid2E~mid2F#を含むフレーズ一覧
★しぶきをm1F#[ぉ]上[げ]m2Dて【Aメロ】
★m2E[さよ]なら夏の日[ぃ] [いつ]までも忘れないよ【通常サビ】
★空を裸足のままm2E[ぁ] [駆]けて行[く]【Cメロ】
★空を裸足のままm2E[ぁ] [駆]けて行[く]【Cメロ】
★m2F#[さよ]なら夏のF#[日 いつ]E[ま]でも忘れE[な]いよ【ラストサビ[転調+2]】
★m2F#[雨]に濡れながF#[ら 僕]E[等]は大人にE[な]って行くよ
まず、山下達郎(やましたたつろう)さんについて少し説明します。山下達郎さんは、1973年に大貫妙子さんらとシュガー・ベイブというバンドを結成し、音楽活動を開始します(厳密にはそれ以前より音楽制作をされております)。1976年のバンド解散後は、ソロとしてのキャリアをスタートさせ、これまでに多くの名曲・名盤を世に送り出してきました。
山下達郎さんのジャンルとしては非常に幅広いですが、R&B、ソウル、ドゥーワップなどブラックミュージック色が強いものが多いです。また、バンドとして活動したシュガーベイブ、妻である竹内まりやさん、吉田美奈子さん、大瀧詠一さんらとともにシティ・ポップと呼ばれるジャンルの基盤を作ったアーティストとして知られております。
山下達郎さんの代表的な作品は非常に多いですが、『RIDE ON TIME』、『クリスマス・イブ』、今回取り上げる『さよなら夏の日』などがカラオケなどでも人気であり、よく知られているのではないかと思います。細田守さん監督のアニメ映画の『サマーウォーズ』、『未来のミライ』にも楽曲提供をしております。私自身は、『パレード』、『アトムの子』、『蒼氓(そうぼう)』なども好きです。これまで日本の音楽シーンを支えてきた代表的な男性シンガーソングライターの1人といえます。
さて、『さよなら夏の日』についてです。この楽曲は、1991年に男性シンガーソングライターの山下達郎さんによりリリースされたシングル作品です。アルバム『ARTISAN』(アルチザン)に収められており、またベストアルバムなどにも収められました。
『さよなら夏の日』は当時、生命保険株式会社のCMソングとしてタイアップが付きましたが、2010年代もカーナビのCMなどに起用されており、長らく愛されている作品であると思います。
『さよなら夏の日』はゆったりとしたテンポのポップナンバーです。イントロなどが非常に印象的です。同曲は、山下達郎さんの高校生の頃の体験を元に制作されております。また、達郎さん自身がすべて一人で演奏を担当した初めてのシングル曲ということもあり、思い入れが強いそうです。
この楽曲はAメロBメロサビといった形で作られており親しみやすいです。一方で、終盤にはCメロ⇒Bメロ⇒ラストサビの部分でそれぞれ転調がなされており、私自身音域調査をする中で非常に素敵な流れだと感じました。厳密にいうとCメロ【ごらん最後の虹が出たよ~】⇒Bメロの変わり目で1つキーが上がり(#1)、Bメロ⇒ラストサビの変わり目で更に1つキーが上がり(#1)ます。特に、前者の展開が私は非常に耳に残りました。
最後に『さよなら夏の日』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】mid2G(G4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内といえます。以下、見ていきます。
まず、山下達郎(やましたたつろう)さんについて少し説明します。山下達郎さんは、1973年に大貫妙子さんらとシュガー・ベイブというバンドを結成し、音楽活動を開始します(厳密にはそれ以前より音楽制作をされております)。1976年のバンド解散後は、ソロとしてのキャリアをスタートさせ、これまでに多くの名曲・名盤を世に送り出してきました。
山下達郎さんのジャンルとしては非常に幅広いですが、R&B、ソウル、ドゥーワップなどブラックミュージック色が強いものが多いです。また、バンドとして活動したシュガーベイブ、妻である竹内まりやさん、吉田美奈子さん、大瀧詠一さんらとともにシティ・ポップと呼ばれるジャンルの基盤を作ったアーティストとして知られております。
山下達郎さんの代表的な作品は非常に多いですが、『RIDE ON TIME』、『クリスマス・イブ』、今回取り上げる『さよなら夏の日』などがカラオケなどでも人気であり、よく知られているのではないかと思います。細田守さん監督のアニメ映画の『サマーウォーズ』、『未来のミライ』にも楽曲提供をしております。私自身は、『パレード』、『アトムの子』、『蒼氓(そうぼう)』なども好きです。これまで日本の音楽シーンを支えてきた代表的な男性シンガーソングライターの1人といえます。
さて、『さよなら夏の日』についてです。この楽曲は、1991年に男性シンガーソングライターの山下達郎さんによりリリースされたシングル作品です。アルバム『ARTISAN』(アルチザン)に収められており、またベストアルバムなどにも収められました。
『さよなら夏の日』は当時、生命保険株式会社のCMソングとしてタイアップが付きましたが、2010年代もカーナビのCMなどに起用されており、長らく愛されている作品であると思います。
『さよなら夏の日』はゆったりとしたテンポのポップナンバーです。イントロなどが非常に印象的です。同曲は、山下達郎さんの高校生の頃の体験を元に制作されております。また、達郎さん自身がすべて一人で演奏を担当した初めてのシングル曲ということもあり、思い入れが強いそうです。
この楽曲はAメロBメロサビといった形で作られており親しみやすいです。一方で、終盤にはCメロ⇒Bメロ⇒ラストサビの部分でそれぞれ転調がなされており、私自身音域調査をする中で非常に素敵な流れだと感じました。厳密にいうとCメロ【ごらん最後の虹が出たよ~】⇒Bメロの変わり目で1つキーが上がり(#1)、Bメロ⇒ラストサビの変わり目で更に1つキーが上がり(#1)ます。特に、前者の展開が私は非常に耳に残りました。
最後に『さよなら夏の日』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】mid2G(G4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内といえます。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1EはAメロで多く登場します。上の鍵盤画像を見るとそこまで低く見えませんが、登場回数が比較的多いので、意外と低さを感じるかもしれません。高音が非常に得意な人はキーを上げてもよいかもしれません。
一方、地声最高音mid2Gについてはラストサビの前のBメロで2回登場します。ここは先にも述べたように、転調しており、通常のBメロよりもキーが1つ高いです(通常Bメロではmid2F#)。このmid2G辺りは比較的努力が報われやすいレンジですので、少しずつ練習を重ねてください(ただ、山下達郎さんのような素敵な発声をするには非常に難しいことも付け加えておきます)。一方、高音域が苦手な方は、キー調整してもよいと思います。
『さよなら夏の日』は低音部分に若干の余裕があり、キー下げなどは可能です。同曲は低音のmid1Eから最高音のmid2Gまでしっかりと歌メロとして使われております。そのため、歌い慣れていない人などは意外と歌いにくく感じたりするかもしれません。また、先にも述べたように、同曲は終盤に転調がなされます。とりわけBメロの転調は演奏をしっかり聴いていないと、音程が取り辛いので注意が必要です。テンポもかなりゆったり目ですので、歌い手の歌唱力が問われる作品なのではないかと私は分析しております。
同曲を原曲キーで歌唱する際は、上述している音域表記のようにmid2D#~mid2G辺りの中高音域がしっかり歌唱できることが求められます。この辺りは、最近のJ-POPなどと比較するとそこまで高いレンジではなく、比較的アプローチしやすいです。簡単な楽曲ではないですが、山下達郎さんの歌唱も表現の参考になると思います。歌い慣れた人の練習曲ともしてもよいのではないかと思います。
『さよなら夏の日』は夏の終わりにはぴったりのナンバーであります。30年前の楽曲ですが、今聴いても古さを感じにくいです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。