『君はロックを聴かない』(あいみょん) Kimi wa Rock wo kikanai(Aimyon) 
 (2019/2/20に記事の追記を行いました)※1)
(2019/3/12に記事の追記)※2最高音以外にも高音域部分[hiBおよびhiC]の記述を加えました 

 
 ※1)あいみょんさんの音域について、当ブログでは、これまでに『マリーゴールド』『今夜はこのまま』『愛を伝えたいだとか』『君はロックを聴かない』『満月の夜なら』『夢追いベンガル』『ふたりの世界』『○○ちゃん』、『ナウなヤングにバカウケするのは当たり前だのクラッ歌』『恋をしたから』『プレゼント』『あした世界が終わるとしても』『泣き出しそうだよ feat あいみょん』(RADWIMPS)『ら、のはなし』『どうせ死ぬなら』『ハルノヒ』を取り上げています。興味を持たれた方は参考にどうぞ。


【地声最低音】   mid1F#(F#3)

★少し寂しそうなきに こんな歌を聴かせよう


【地声最高音】  hiD(D5) ※楽曲全体を通して4回登場します。

ロックなんか聴かないと思(お)ども [hiB][hiC]
[
hiD部分は裏声気味に聞こえるのですが、今は地声としておきます]



【補足】


みはロックなんか聴かないとお[]がら[hiB][hiC]
★恋(
)を乗り越えてきた[hiC]
たいんだ
あんな歌で(ラストのサビ部分)[hiB]
君はロックを聴かない(あいみょん)









 こんにちは。今回は、あいみょんさんの『君はロックを聴かない』(2017)を取り上げます。よろしくお願いします。あいみょんさんは過去に
『マリーゴールド』『今夜このまま』『愛を伝えたいだとか』と3度に渡り取り上げており、今回は4度目の登場となります。
  
 さて、『君はロックを聴かない』ですが、リリース当初から
全国AM/FMラジオ計42局のパワープレイにも選ばれ、日本の音楽を熱心に漁ってるファンにも注目される存在でした。その後、2018年にTVでのプロモーションを通じて、楽曲が若い世代に広く浸透していきます。
 
 『君はロックを聴かない』は、
スピッツの『醒めない』(2016)という楽曲にインスパイアされて制作されたと言われ、本人もたびたびメディアで言及しています。確かにサウンドとメロディー、コード進行など所々にスピッツに通じるものを感じさせます。また、『君はロックを聴かない』のMVも1990年代テイストに作られていて、若い世代のみならず、90年代に青春時代を過ごした人の郷愁を誘っているのではないでしょうか。

 

 一方で、この楽曲は
スピッツとは異なる点もあります。それはボーカルの声質です。スピッツの草野マサムネさんはここで言及するまでもなく、清涼感に溢れた爽やかな声質で知られています。一方、あいみょんさんは、女性としては低めの声質で発声しております。
 あいみょんさんは音楽的ルーツに浜田省吾さん、吉田拓郎さん、河島英五さんなども列挙しており、メロディーやサウンドはスピッツに近くても、看板となる声の部分で
男性性を強調する形になっているのです。90年代で言うならば、エレファントカシマシっぽさも感じます。少し爽やかな宮本浩次さんといういうとこでしょうか。
 
 『君はロックを聴かない』の歌詞についてですが、やはりどこか
不器用な男性像が浮かぶように作られています。また、この楽曲では「レコード」というものが大きな役割を果たしています。具体的には以下のフレーズです。

★埃まみれ
ドーナツ盤にはあの日の夢が踊る
★真面目に針を落とす 息を止めすぎたぜ さあ腰を下ろしてよ
 
 こうした世界観は、レコードを聴いてきた世代には非常に懐かしく映るのではないかと思います。


 次に『君はロックを聴かない』の音域ついて述べます。この楽曲の音域は
地声最低音 mid1F#(F#3)~地声最高音hiD(D5)で構成され、女性の声域よりやや広い形で作れれています。
 最高音hiD(D5)は
『今夜はこのまま』(hiG)、『愛を伝えたいだとか』(hiE)よりは低いのですが、その分、芯の強い声色になっています。この3曲でどちらが難しいかは、その人の特徴によると思います。力強い声が出しやすい人であれば、3曲の中では『君はロックを聴かない』が一番手を出しやすいのではないでしょうか。
 
キーが低い人は以前より勧めていますが、『マリーゴールド』が良いと思います。


 ちなみに
男性がこの曲を歌う場合、その人の音域にもよるのですが、キーを4~5つほど下げる(4♭~5♭)と良いと思います。

 歌い手の
天月さんが『君はロックを聴かない』のカバーをしているのですが、この天月バージョンは原曲よりも2つ下のキー(2♭)で歌われています。キーの低い人にはこの音域では少しきついと思います。
 ちなみにこの天月バージョンはキーボードが強調されており、サウンド面でのスピッツっぽさはあまり見られなくなっております。そうした比較をしながら聴き比べるのも面白いかもしれません。