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『朝陽』(あいみょん)の音域

こんにちは。今回はあいみょんさんの『朝陽』(2020)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。


『朝陽』(あいみょん)、Asahi(Aimyon)
『朝陽』(あいみょん)









【地声最低音】mid1D#(D#3) 

★ずたずたになってぼろぼろになっm1D#[て](Aメロ)


【地声最高音】hiC(C5)  

hiC[こ]hiA#[ん]m2G#[な]G#[た]ぁしでは(2番サビ・Cメロの後)
★あhiC[な]hiA#[たのこと]が好m2G#[き]だった(Cメロ)

☆あの感触をまだ確かめてたい (ぁhiC[あ]hiA#[あい] )(ラスサビ前)

※☆はフェイクの部分で、歌詞表記されてません


【裏声最高音】hiC(C5) ※サビで登場

★だhiC裏[めね]hiA#[ぇ](2番サビ・Cメロの後)


【補足】mid2G(一部略)hiA#辺りの注意点

hiA#[なんで]m2G[もいいよもうなん]でも(Aメロ)

★愛さm2F[れ]m2G[たい]G[さ]F[れ][み]たい(サビ) 
★愛m2F[れ]m2G[て] m2G#[あ]G[い]F[し][みた]

★欲望hiA#[なら]m2G[ぁ] (どんなときも)(3回目のサビ)
★気持ちが悪い自分を殴りm2G#[た]m2G[い](Cメロ)

★愛hiA#[さ]m2G#[れた]m2G[ぁい]愛されてみたい(ラストサビ)


 まず、『朝陽』(あさひ)についてです。この楽曲は、2020年に女性シンガーソングライターのあいみょんさんによりリリースされました。9月にリリースされるアルバム『おいしいパスタがあると聞いて』に収録される予定です。アルバムの発売に先立ち、あいみょんさんの公式チャンネルでMVが公開されております。

 さて、『朝陽』についてですが、アップテンポのバンドナンバーです。リズム感が重視されたナンバーであり、AメロやCメロが非常に耳に残ります。歌メロはAメロサビCメロといった形で構成されており、Aメロとサビは4回も繰り返されます。それにもかかわらず、演奏時間は3分程度と濃密です。
 アレンジは関口シンゴさんによりなされています。関口さんはあいみょんさんのアルバム曲で大きなかかわりを持っています。
 



 さて、『朝陽』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D#(D#3)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。大よそ、一般的な女性の音域の範囲内ですが、低音部分が低めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1D#はAメロで登場します。ここはmid1Fなどを伴い、女性としてはかなり低めです。低音域が苦手な女性にはややしんどいかもしれません。ただ、楽曲がアップテンポですので、多少音程がズレても気にせず、次に進むと良いです。

 一方、地声最高音hiCはサビで2番のサビ、Cメロなどで登場します。歌メロが多い作品ですが、登場回数としては4~5回程度です。この辺りは一般的な女性の音域の範囲内ですが、声が低い女性は少し辛いかもしれません。場合によっては、裏声気味に歌唱しても良いと思います。一般的なJ-POPの女性ボーカル曲の高音部分としては取っつきやすい方です。

 『朝陽』は音域自体が広めであり、とりわけ低音方面に広いです。声が高い人がキー上げをするといった調整が一般的なのではないかと思います。高音域はそこまで辛くはないですが、広い音域を歌いこなせる人向けの曲です。歌メロも速く、歌い慣れない人の練習曲としてはやや使いにくいと思います。

 『朝陽』は、高音域が得意な男性は原曲キーでも歌唱できる可能性があると思います。今回の楽曲を分析する中で感じたのですが、あいみょんさんは今後、hiA#~hiC辺りを歌いこなす男性ボーカルとのコラボも増えていくのではないかと私は考えております

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