こんにちは。今回はBUMP OF CHICKENの『GO』(2016)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。

『GO』(BUMP OF CHICKEN)


【地声最低音】mid1F#(F#3)  ※楽曲全体で頻出します

[歩く]のが下手っ[て]気付いた(Aメロ)
[ぶ]つかってばかり傷だらけ


【地声最高音】mid2F#(F#4)《歌詞の無い箇所でmid2G#(G#4)》  

m1F#[こ]ころがmid2F#[ほうせ]mid2E[き]を生む度に(サビ)
★強くなくたって笑い[た]い 涙[を]拭った勇気の手
★僕だってい[そ]いで走った(Cメロ)
★思いをひと[り]にしないmid2E[よう]
★何かが解ったわけじゃない mid2G#[oh] mid2F#[oh] oh oh(ラスト)




【補足】mid2Eの注意点

mid1F#[どこに]行くべき[かも]あいmid2E[ま]い(Aメロ)
[で]こぼ2E[こ]丸い地球の上
1F#[泣]いたら出来[た]水た[ま]り(Bメロ)
★でこぼこmid2E[ま]るい地球の上(ラスト)

『GO』(BUMP OF CHICKEN)









 まず、『GO』についてです。この楽曲はBUMP OF CHICKENが2016年に発表した楽曲です。アルバム『Butterfly』の収録されており、リード曲です。タイアップとして、ソーシャルゲームの『グランブルーファンタジー』のテレビCM、及び同ゲームが原作のTVアニメ『GRANBLUE FANTASY The Animation』のオープニングテーマ曲に起用されています。
 『GO』はBUMP OF CHICKENのYouTube公式チャンネルでもMVが公開され、2019年6月現在、約1900万回もの再生回数を記録しています。人気の高い楽曲です。

 『GO』のサウンドについてです。近年のBUMP OF CHICKENはバンドの音色を積極的に取り入れる傾向が出てきていますが、そうした傾向に則した形になっております。鍵盤が象徴的な場面で登場します。こうしたサウンド傾向から、エレキギターもクリーンな音色が見られます。個人的に驚いた点はボーカルの藤原基央さんがアコースティックギターを演奏している点です。過去にもそうした楽曲はあったと思いますが、『GO』のサウンドにはアコギも非常にマッチすると思います。
 メロディーの傾向についてですが、かなり狭い音域で歌メロが展開されます。メロディーはAメロBメロサビといった構成になっているのですが、J-POPによくあるサビを盛り上げるためのAメロBメロではなく、全体として聴かせるようなメロディーの造り、そしてそれを支えるサウンドになっています。
 
 歌詞についてです。大まかに言うと、主人公が叱られることへの恐怖を超えて、心躍る場所に向かって行く場面が描かれています。「僕」はチケットも持っていないのに、サーカスの方へ向かっていきます。この楽曲で、「君」が登場する場面が2箇所あるのですが、「忘れられてもずっと光る 星空は君が作ったもの」、「君の行きたい場所を目指す 太陽は今日のためにあった」というフレーズです。この2つが『GO』のメッセージに相当するものなのではないかと思います。

 個人的に好きだと思ったフレーズは「ゴールに僕の椅子はない それでも急いで走った 思いを一人にしないように」という箇所です。このフレーズは、「たとえ上手くいかなくても、「自身の心」、「自分が感じたこと」に従って行動することの素晴らしさ」が描かれていると思います。「自分の感情を大切にすること」については、以前に取り上げた『Aurora』の歌詞とも関連していると思います。

 



 さて、最後に『GO』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3) ~【地声最高音】mid2F#(F#4)もしくはmid2G#(G#4)でメロディーが構成されております。おおよそ、一般的な男性の音域の範囲内であります。

 まず、地声最高音がmid2F#,mid2G#と2つの表記がされている点についてですが、mid2G#の部分は歌詞の無いところで発せられます。具体的には「何かが解ったわけじゃない mid2G#[oh] mid2F#[oh] oh oh、[oh] [oh] oh oh」というラストの場面です。ここはカラオケなどでどういう扱いがされているかは分かりません。しかし、この「oh oh oh oh」の部分を省略すると楽曲の印象が大きく変わると思います。故に、この部分も無視せずに歌った方がいいです。

 それ以外では、『GO』のメロディーはmid2F#,mid2Eといった音階が高音部分になります。mid2F#については一般的な男性の音域でありますが、歌い慣れていないと滑らかに発声できない可能性があります。

 『GO』は音域も広くなく、またmid2F#,mid2Eといった音階が頻出しますので、歌の練習にも非常に向いていると思います。努力が報われやすい楽曲です。