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『マイフレンド』(ZARD)の音域 [ 1996年の作品 ]

こんにちは。今回はZARDの『マイフレンド』(1996)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲になります。当ブログでZARDの楽曲について取り上げるのは、今回が初となります(以前、松本孝弘さんとのコラボ曲である『異邦人』(過去記事)を取り上げましたが、バンドとしては初)。

 なお、『マイフレンド』はZARDのYouTube公式チャンネルではライブの映像が公開されております。ただ、原曲では頭サビで歌メロが始まりますが、ライブではAメロからの歌メロ開始になります。


『マイフレンド』(ZARD)
『マイフレンド』(ZARD)の音域







【地声最低音】mid1G#(G#3) 

m1G#m2A[ひた]む]きだm2F#[った と]おい日[の]夢は【Aメロ】
★(遠い日の夢は)今でm2A[もま]ぶしい


【地声最高音】hiD(D5)  ※各サビ1回(全体で3回)

★何故かすhiAhiBhiD[な[お[に]hiCBA[な]れ]た]【サビ】


【補足】hiAhiC#を含むフレーズ一覧

★いっぱいでm2G#hiA[も[ぉ]真][す]ぐ自分のみ[ち]を信[じて]【Aメロ】
★飾m2G#hiA[ら[な]い]素顔の[あ][た]が好き… 【Bメロ】
★変わってしまうこhiC#地[と]m2G#[ぉが][し]

hiChiBhiA[い]つ]も]輝いて[い]BC[た[ね]【サビ】
★少年のm2G[ま]hiA[ま] ひAG[と]み]はMy Friend
★このhiAm2G[距]離]通り抜ける 風になりたい

★ずっhiAm2G[と]見]つめてるから 走り続けて  走り続けhiC[て]【ラストサビ】

 まず、ZARD(ザード)について少し説明します。ZARDは、ボーカルの坂井泉水(さかいいずみ)さんを中心とした音楽ユニットです。1991年にデビューし、1992年の『眠れない夜を抱いて』が大きなヒットになり、ブレイクを果たします。その後、1993年以降は『負けないで』、『揺れる想い』など立て続けにヒットを記録し、1990年代の女性ボーカルではトップの売上を記録しました。CDの歴代セールスでも10位に位置し、1990年代~2000年代前半にかけて特に人気を博した代表的なアーティストです。
 ZARDの魅力は、坂井泉水さんの透明感のあるボーカル、織田哲郎さんや明石昌夫さんなどによる確かなメロディーセンスやアレンジなどにあります。全体的にメロディアスでポップ感があり、「1990年代のJ-POP」というものを形作ったアーティストの代表的な1組なのではないかと思います。『名探偵コナン』シリーズでの主題歌なども多く担当しており、どこかで耳にしたことがある楽曲も多いのではないかと思います。


 さて、『マイフレンド』についてです。この楽曲は、1996年に音楽ユニットZARDによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年の『TODAY IS ANOTHER DAY』(トゥデイ・イズ・アナザー・デイ)に収められております。同アルバムには、『サヨナラは今もこの胸に居ます』、『心を開いて』といったシングルを始め、アニメの主題歌として大きくヒットしたFIELD OF VIEWの『DAN DAN 心魅かれてく』などのセルフカバーも収録されております。同アルバムはミリオンヒットを記録しました。

 さて、『マイフレンド』は井上雄彦さんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『SLAM DUNK』のエンディングテーマとして起用されました。楽曲のクオリティーも相まって、ZARDとしても3番目のセールスを記録しており、CDシングルも100万枚以上のヒットとなりました。ZARDの代表的なシングル曲であります。作詞は坂井泉水さん、作曲は織田哲郎さん、編曲は葉山たけしさんによりなされております。織田さん葉山さんの両名は、とりわけ1990年代前半のビーイング系のミュージシャンの躍進に大きく貢献した代表的な作家です。

 ちなみに、『SLAM DUNK』は1990年~1996年に週刊少年ジャンプで連載されたバスケットボール漫画であり、全31巻で1億2000万部を超える記録的なヒットとなりました。このマンガのヒットをきっかけにバスケットボールやバスケットシューズなどにも大きな関心が集まり、漫画という枠を超えて社会的な現象となりました。また、表現面においても、後世の漫画に多大なる影響を与えました。アニメ主題歌も大きなヒットを記録し、当ブログでも、以前取り上げたWANDSの『世界が終わるまでは』(過去記事)がED曲として起用されております。


 『マイフレンド』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域としては高めのレンジで歌メロが作られております。ただ、私なりの感覚ですが、hiC,hiDなどは裏声などを駆使しても合いそうな場面がありますので、地声の高音域が得意でない人では「裏声」などを用いても合いやすいです。裏声が上手く使いこなせれば、標準的な声域の女性でも原キーでの歌唱が可能だと思います。また、場合によってはキーを下げてもよいと思います。
 私の個人的な印象ですが、1990年代辺りは現在のJ-POPと比べて裏声が使われる頻度が低いように感じます。1990年代以前の楽曲などを視聴すると、「この歌メロは今だったら裏声で歌われるかもしれない」と感じることが意外と多いです。私自身も上手く言語化できていないのですが、この辺りは1990年頃からカラオケが普及し始めたことや、1990年代後半に裏声表現が多く用いられるR&Bの隆盛などが現在に影響しているのかもしれません。


 最後に『マイフレンド』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3)~【地声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域としてはやや高め(もしくは高め)です。以下、見てきます。

 まず、地声最高音hiDはサビで登場します。登場回数は曲全体で3回程度で多くはありません。このhiDは女性としては高めの音階になるのですが、先述のように、裏声を上手く使ってもよいのではないかと私は考えました。また、キーを少し下げて歌唱してもよいと思います。一般的な女性の場合、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。


 『マイフレンド』は低音域に余地があり、少しであればキー下げ可能です。歌い慣れた人であれば自分の得意なレンジに調整することが可能だと思います。反面、ビギナーなどはキーを調整したとしても一部難しい部分が出てくるかもしれません。キー調整をしても難しいと感じた場合は、別の易しめの曲と並行して練習してください。

 『マイフレンド』を原曲キーで歌唱する場合高音域に関してはhiC,hiDといった音階をしっかり歌いこなせる力が求められます。私なりの解釈ですが、hiDなどは裏声で発声してもよいのではないかと思います。逆に高音域が得意な方は原曲のように地声でも良いです。よって、原曲キーで歌唱する場合、「標準的な音域の女性~ある程度高音域が得意な女性」などが合いやすいと思います。
 私なりの印象ですが、キー調整などを考慮すれば、最近の曲と比べてもそこまで難しい難易度ではないと思います。歌メロは非常にメロディアスであり、リズムなども難しい部分は少ないです。

 『マイフレンド』はアップテンポのバンド曲であり、メロディーも非常によく、耳に残りやすいです。カラオケなどでも歌いやすいと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. 優雅 より:

    調査お疲れ様です!
    マイフレンドはいつかリクエストしようと思っていたので取り上げてくださって嬉しいです!特にラストの走り続けての「て」がhiCのロングトーンなのとあとは3箇所のhiDが難しいですね。裏声使ってもなかなかこの高さはしんどいです!
    ZARDも大好きなので「IN MY ARMS TONIGHT」の音域知りたいです。
    最近リクエストしてばかりで申し訳ないですがよろしくお願いします。

    • もりっしー より:

      コメントありがとうございます。
      一応女性曲なので、可能だと考え記事にしてます。
      男性だと相当大変ですね。

      同曲リストアップしておきます。
      私は聴いたことが無い曲なので楽しみです。