こんにちは。今回はDa-iCEの
『FAKE ME FAKE ME OUT』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。この楽曲はOfficial髭男dismのフロントマン藤原聡さんが作詞作曲をしたことで知れています。今回はリクエストによる選曲です。


『FAKE ME FAKE ME OUT』(Da-iCE)


【地声最低音】mid1D(D3)  ※あまり気にしなくてよい

★ m1D[そ]れでもいいと君の元へ向かうよ(2番Aメロ)


【地声最高音】hiB(B4)  ※各サビで登場

★秘密hiB[は]hiA[ひ]mid2G[み]hiA[つ]hiB[の]A[まま]G[で]打ち明けなG[い]で


【裏声最高音】hiD(D5) 

★そんな価値観でも良い いhiD裏[ぃ]mid2G[まだ]hiA[けは] hiB[ah~]☆(ラストサビ直前)


【補足】mid2GhiD辺りの注意点

mid2G[FAKE ME FAKE ME] OUT その気にさせmid2G[て](サビ)
mid2G[不平も不満も]綺麗に嘘でかhiA[くし]

★愛想mid2G[わ]らいの下でなに思うの?(Aメロ)
★君mid2G[は]hiA[イ]hiB裏[リュー]hiA[ジョン](Bメロ)
★じぶmid2G[ん]hiA[の]G[意]思も信じらmid2G[れ]ないよ
★疑惑の目 閉じたままかmid2G[かっ]てこい(2番Bメロ)
hiB裏[Ah] 「形mid2G[の]hiA[ない]2G[愛]情は要らない」(Cメロ)

hiD[ぃ]mid2G[まだ]hiA[けは] hiB[ah~]hiD[ah~] hiE[ah]D[ah]B[ah]A[ah]G[ah](ラストサビ直前)

※☆の部分ですが、ラストのサビと重なっています(詳細は後述します)。
※アウトロのフェイクでhiG#が登場します。
『FAKE ME FAKE ME OUT』(Da-iCE)









 まず、Da-iCE(ダイス)について少し説明します。Da-iCEは2011年に結成された5人組のダンスボーカルグループです。2014年にメジャーデビューしました。16枚のシングル、4枚のアルバムをリリースし、順調にキャリアを重ねています。ボーカルを大野雄大さんと花村想太が担当し、大野さんが大人びた落ち着いた声質、花村さんは少年性を帯びた爽やかな高音域の声質です。


 さて、『FAKE ME FAKE ME OUT』についてです。この楽曲は、2019年にDa-iCEによりリリースされたシングル作品です。タイアップとしてテレビ東京系の深夜ドラマ『癒されたい男』のテーマ曲に起用されています。作詞作曲をOfficial髭男dismのボーカル藤原聡さん、編曲をCHOKKAKUさんが担当しています。CHOKKAKUさんは有名な編曲家で、私としてはジャニーズの楽曲アレンジを多く担当されている印象です。今年発表されたDa-iCE初のベストアルバムにも収録されています。
  『FAKE ME FAKE ME OUT』はDa-iCEのYouTube公式チャンネルでMVが公開されており、2019年8月現在130万回もの再生回数を記録しています。素晴らしい記録ですが、個人的にはもっと注目されてもいい佳曲だと感じました。

 『FAKE ME FAKE ME OUT』のサウンドについてですが、デジタルの音色が心地よいアップテンポのダンスミュージックです。ファンクでヒップホップなバックグランドは作詞作曲を担当されているOfficial髭男dismのバックグラウンドなどともオーバーラップします。CHOKKAKUさんのアレンジが非常に効いています。原曲も非常にカッコイイのですが、私はこれを例えば「ヒゲダンが演奏したらどのようになるだろうか」などと考えたりもしました。デジタルなサウンドも非常に耳に残るのですが、ギターやベースなどの音色も心地よいです。2番Bメロ終盤からのボーカルや間奏が特に心地いいです。歌メロディーについてですが、冒頭がサビで、AメロBメロサビという形です。
 
 
 音域的な注意点について一部述べるとすると、Cメロからラストのサビにかけて、高音域の花村さんがCメロを締めて、ラストのサビの主旋律を大野さんが担当されています。音域的にはこの花村さんのパートが一番高いです。一部のみを表記していますが、【hiD[ぃ]mid2G[まだ]hiA[けは] hiB[ah~]hiD[ah~] hiE[ah]D[ah]B[ah]A[ah]G[ah]】とあるように地声でhiEに達しています。このパートは一人で歌う場合は歌われることは無いと思います。カラオケなどではどのように扱われているかは、私自身把握しておりませんが、点数などとは関係ないと思います。ただ、もしデュオで歌唱される場合、歌いこなせると間違いなくカッコいい場面だと思います。
 ちなみに、こうしたCメロサビのボーカルアレンジはダンスボーカルユニットでは多く見られる印象です。高音域のボーカルが非常に活きるアレンジです。



 さて、最後に『FAKE ME FAKE ME OUT』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiD(D5)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域より高めです。

 まず、地声最高音のhiBです。サビでは毎回登場します。『FAKE ME FAKE ME OUT』を原曲キーで歌唱する際、このhiB,およびサビで頻出するhiAは安定的に歌いこなせる必要があります。裏声などで対処する方法も考えられますが、楽曲のテンポなどを考慮しても難しいように感じます。特にhiBは誰しもが歌いこなせる音階ではありません。そうした点で、『FAKE ME FAKE ME OUT』は難易度が少し上がります。

 一般的な男性の場合、キーを調整するのが一つの選択肢です。例えば、原曲キーから3程度下げると地声最高音がmid2G#に設定されます。キーを下げることに抵抗がある人も居ると思いますが、自分の得意な音域を上手く使いこなせるのであれば、非常に魅力的なパフォーマンスが発揮出来ると思います。
 ちなみに、普段歌い慣れていない人はmid2G辺りがスムーズに発声できない可能性も高いです。歌になれていない人はmid2E,mid2F,mid2G辺りがスムーズに発声できるようになることを一つの目標にすると良いと思います。

 ちなみに、『FAKE ME FAKE ME OUT』は低音部にも余裕がありますので、キーを下げての練習にもある程度向いていると思います。

 この楽曲はリクエストにより選曲した楽曲ですが、私自身非常に魅力的な作品だと感じました。もっと広く知られても良いと思います。