(2020/03/27)初投稿
(2020/03/28)一部加筆しました

 こんにちは。今回はYOASOBIの『夜に駆ける』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。

 ※余談ですが、ロックバンドのスピッツの作品に『夜を駆ける』というものがございます。こちらは2002年のアルバム曲ですが、アニメの挿入歌でも使用されたこともある人気曲です。最近は少なくなりましたが、初期の頃はスピッツのこの楽曲が検索にかかることも多かったようです。検索の際などは、お気をつけください。

『夜に駆ける』(YOASOBI)、Yoru ni Kakeru


【地声最低音】mid1G(G3)  

★「さよなら」だm1G[け]だった  その一言で全てhiA#[が]m2G#[分かっ]た
m1G[Ah] ほらまたチックタックと 鳴る世界で何度だってさ

※☆の部分は歌詞には無いですが参考までに記載しております

【地声最高音】hiF(F5)  ※転調サビ(+2)で2回登場

hiF[変]hiE[わ]hiC[らない]hiD[日]々に泣い[て]C[い]D[た]僕を


【裏声最高音】hiF(F5) ※転調ラストサビで1回

hiE[そ]hiD[ら]hiC[をお]D[よ]E[ぐ]hiF裏[よう]に今




【補足】hiA#(一部略)hiD#の注意箇所

★日hiC[が]hiA#[し]ずみ出した空と君の姿(Aメロ)
★僕のこhiA#[こ]ろのすA#[べ]hiC[て]A#[を]奪った

★分hiA#[か]hiC[り]A#[合]えるさ信じてるよ(Cメロ)
★がむhiC[しゃ]hiA#[ら]A#[差]し伸べた
★僕hiD#[の]hiD[手]hiA#[を]振[り]hiC[は]A#[ら]う君
  
★「終hiC[わ]hiA#[り]にしたい」だなんてさ
★釣hiC[られ]hiA#[て]C[ことば]A#[に]した時 君は初めて笑C[っ]hiB[た]

★きhiC[み]hiA#[は]優しく終わA#[り]へとさhiD[そ]C[う] (転調サビ+2)
★しhiC[ず]hiD[む]hiA#[よ]うに溶けてゆくように 
★染み付いた霧が晴hiD[れ]hiC#[る]
★繋いだhiC[手]hiA#[を]離さないでよ  
★ふhiC[た]hiD[り][い]ま、夜に駆D[け]C[出]していく

『夜に駆ける』(YOASOBI)









 まず、YOASOBI(ヨアソビ)について少し説明しです。YOASOBIは作詞作曲編曲を手掛けるAyaseさん、歌を担当するikuraさんによる音楽ユニットです。小説など物語を楽曲化するために結成されました。AyaseさんはボカロPとして活動しており、『ラストリゾート』、『幽霊東京』などの作品で知られております。ikuraさんは現在19歳のシンガーソングライターです。
 YOASOBIとしては、今回取り上げる『夜に駆ける』が処女作になりますが、現在2作目の『あの夢をなぞって』もリリースされ、人気を博しています。

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 さて、『夜に駆ける』についてです。この楽曲は、2019年に音楽ユニットYOASOBIによりリリースされたシングル作品です。配信でのリリースになります。この楽曲は、物語「タナトスの誘惑」(星野舞夜 著)を原作として制作されました。
 『夜に駆ける』はシングルのリリースに先立ち、MVが公開され、2020年3月現在、約600万回もの再生回数を記録しています。デビュー間もないユニットの作品としては異例の人気を集めています。 

 『夜に駆ける』はアップテンポのポップナンバーです。四つ打ちのリズムが取られたリズミカルかつポップな作品ですが、歌メロについては、切なさや行き場の無さなどを感じさせます。
 この楽曲は、ラストのサビでは、J-POPではあまり見られないような形で転調が行われます。まず、ラストのサビの冒頭①では、通常のサビよりも1つ低いキーで歌メロが歌われます。その後、ラストのサビ②では通常のサビよりも2つ高いキーで(ラストサビの冒頭①よりは3つ高いキー)歌メロが歌われます。こうした展開はあまり多くありません。最後のサビ②のインパクトが非常に強くなります。ただ、図にも示すように、ラストサビでのキーがかなり高いので、カラオケなどでは気を付けたいところです。

※(冒頭サビ)[キー±0]⇒(1番サビ)⇒(ラストサビ前半①)[キー-1]⇒(ラストサビ後半②)[キー+2]



 さて、『夜に駆ける』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiF(F5)、【裏声最高音】hiF(F5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiFについてですが、ラストサビで2回登場します。『夜に駆ける』はラストサビの転調でキーが2つ上がりますので、通常のサビではhiD#(ラストサビ冒頭ではhiD)が最高音になります。一般的な女性の音域より高めですので、キーを下げて歌唱しても良いと思います。例えば、原曲キーから3つ程度下げると、地声最高音hiDに設定されます。

 『夜に駆ける』は音域自体も広めの作品です。キーの調整は可能ではありますが、キーを大きく下げることは難しいといえます。よって、普段歌い慣れていない人などが練習するにはあまり向いていません。キーを調整したとしても、ある程度歌い慣れた高音がそこそこ得意な人向けの作品といえます。
 歌い慣れていない人は別の曲で練習した上でチャレンジするのが良いと私は考えております。もしくはラストのサビについてはあまり考えずに、その手前までをしっかり歌いこなせるように練習するのもアリかもしれません。
 
 『夜に駆ける』は、最近リリースされた新人の作品の中では非常に注目を集めている楽曲の1つだと思います。私自身も非常に耳に残る曲でした。興味を持たれた方はチャレンジ染みても良いと思います。